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初めての魔法3
雛乃は肩を落とし、落ち込んだけれど、すぐに立ち直り、再度挑戦した。
結果はさっきよりかは密度が多くなったが、攻撃力から見ると全然足りない。
だが、京夏は、
京夏「そうそう!その調子で何度も繰り返していけば、上達するさ。」
雛乃「ありがとうございます」
それから何度も何度も繰り返しやっていって、1時間半後ついに、密度も大きい球体状になった。
京夏「凄く成長が早くてビックリだわ。」
雛乃「そんな…嬉しいです。」
京夏「次がラストの段階。その風の玉を相手に目掛けて撃つこと。」
雛乃「はい、それが出来れば“突風弾”は完成ですか?」
京夏「ああ。ポイントは飛ばすからその分、威力を上げないと、飛んでる間に威力が下がるから注意しないとな。」
雛乃「あっ、はい。分かりました。」
まずは、掌に風を集めた。
雛乃「ふぅ~」
京夏「もうちょっと威力を上げて。」
雛乃「もっとですか?」




