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リーングラードの学び舎より  作者: いえこけい
第三章
200/374

その時、クリスティーナは暑い中、頑張っていました

 明日の【試練】を控えた参礼日。

 本来ならやることといえば祈ることか、寮に出向いて勉強会を開くなりしてもいいのですが……。


「なんですか、セロ君」


 フライパンを振るう自分の手元をキラキラした瞳で覗きこむ小動物がいました。


「はぃなのですっ」


 ものすごく上機嫌でした。

 ついでに当然のごとくテーブルを支配するエリエス君は気にしないでおきましょう。


「よそ見していると危ないですよ?」


 朝食を作ろうとしたらセロ君が手伝うと言ったまでは良かったのです。

 ここまでは予定調和です。


 ただ、腕まくりしてトマトソースを作ろうとした瞬間、セロ君の目が輝き、ブレスレットを食い入るように見てきました。

 レギィにもらったものだと言うと尻尾を振るがごとく上機嫌になりました。


 現在、セロ君はサラダの下ごしらえをしながらこちらを見てくるという、非常に危ない行為をしているので注意しておきました。


 で、なんで上機嫌なんですか?


 聞いても仕方ないですし、上機嫌ならそれで良しとするとして社宅を目指す誰かの気配がします。散漫なところから生徒、数は二名です。


 マッフル君とあと一人は……、クリスティーナ君ではないですね。

 あの二人は並んで歩くと自然、どちらかが前に出たがるため、足早になります。

 余裕がある等間隔の音から、隣はクリスティーナ君ではありません。

 歩幅から年少組の、ティッド君で間違いないようです。


 ティッド君が来るなんて珍しいですね。


「先生ー! ご飯ー!」

「ノックして返答を待ってから入りなさい」

「どうせ気づいてるんならいいじゃん」


 あっさり入ってきたマッフル君とは違い、ティッド君は玄関先でまごまごしていました。


「あの、お邪魔します」

「えぇ、適当にくつろいでくださいねティッド君」


 そういうとようやく入ってくるあたり、ちゃんと礼儀ができています。

 教養というより生来のものでしょうね。


「ティッド君は珍しいですね。先生に何か相談ですか?」

「あの、昨日の晩、皆で相談して決めたんです」


 あの寮の内部は今のところ不透明ですね。

 何が起きているのか予想できないものばかりです。主にウチの問題児三人のせいで。


「今日は【試練】のためにわからないところや難しいところを先生に聞きに行こうって。先生の手を煩わせるほどじゃない生徒はキースレイトくんや成績の良い子が見て、わかる人が教えるってことになっていて、でも、キースレイトくんはフリドくんで大変だろうからボクは術学をヨシュアン先生に直接教わろうかなって。ご迷惑ですか……?」

「ティッド君、ちょっとウチの子になりません?」

「えぇー!?」


 良い子すぎて泣けてきます。

 なんでしょう、この状況。


 エリエス君は当たり前のように朝ご飯を待っていますし、マッフル君はソファーを陣取ってますし、セロ君は……あれ?


「むぅ~……」


 不機嫌でいらっしゃる。

 心なしかティッド君を睨んでいるような、凝視しているというか。

 ティッド君は何故か睨まれてしまって、悪いことでもしたかのように肩を小さくしています。


「セロ君。そんなにむくれていると可愛い顔が台無しですよ」

「かわぃぃっ? セロ、かわいぃのですか?」

「えぇ、可愛い可愛い」


 セロ君は、にへらっ、と笑顔になりました。

 よし、ちょろ……ではなく危機回避、終了です。


「そして、ティッド君。冗談なので気にしないように」

「え……、あ、はい。うわっ」


 ティッド君は恐る恐るといった具合でソファー近くに足を進めていたらモフモフに見られて驚きました。

 置物だと思っていたんでしょうね。


「ヨシュアン先生は狼を飼ってらっしゃったんですか?」

「我が家で一番、おとなしいので怖がらなくても大丈夫ですよ」

「……狼がおとなしい?」


 農村出身のティッド君からすれば狼は牛や豚の天敵のイメージが強いのでしょう。


「ティッド君は【試練】をどう思いますか?」


 ソースはもうできたので、あとは盛るだけです。

 セロ君がサラダを丁寧に積み上げているのを横目に、以前から少し聞いてみたかったのでこれを期に聞いてみました。


「えーっと、ボクたちが頑張ったら他の村や町もこの学園みたいなことをするようになるんですよね?」

「そうですね。おそらく錬成都市や王都みたいな学術機関が集中している地区から段階的に行われると思いますよ。一斉に『はい、今すぐ子供を教育させるぞ』という風にすると子供の手も借りて農作業している貧村などは辛いでしょうからね。金銭面もおそらく、なんらかの形で資産差の影響が出ない形になると思います」


 たぶん生徒会活動も利用する形になるんじゃないかと思っています。

 生徒の金銭面や経験のために作ったものですが、組み込まない手はありません。

 少なくともベルベールさんや財務の者からすれば、諸手をあげて歓迎されるシステムなはずです。


 それ一つで全て解決するわけでもありませんから、授業料返還の複合的なシステムの一つになるでしょう。


「この学園に来て、大変なことも多いですけど楽しいこともいっぱいあるから、故郷の友達も同じように思ってくれたらいいな、と思います。だから【試練】を頑張って、こんな学園みたいな光景をたくさん作れたらと思います」

「ティッド君は友達想いですね。ではセロ君はどう思います?」

「あぅ……、世界中の子どもが皆、学園と同じことをすることなのですか?」

「いいえ、【試練】についてです」

「……ちょっとこわぃです、でもがんばるのです」


 良い子たちですね。

 では悪い子の意見を聞きましょう。


「マッフル君はどう思います?」

「【試練】があったら迷わず突き抜ける。それがグランハザード流だし」


 女の子の意見とは思えない男らしい意見でした。

 次は冷静な意見も取り入れてみましょう。


 エリエス君に目を向けると、意図を察知したのか本を少しだけ置きました。


「己がどこまで通用するか試すいい機会だと思います。また、その結果として義務教育の是非が試されると聞かされました」


 個人的な感情を排除した冷静な意見はある意味、面白味がありませんが現実的です。


「学園が他にもできたらさ、キャラバンみたいな商隊を組まなくても地元の商会は取引できるわけだし、商売の一つになりそうだよね。手広くやればかなりの利益がでると思うんだけど」

「一商会の独占は禁止されていることを忘れないように」


 30年前、一代貴族の前身はその全て御用商人たちに関係する独占商会のトップばかりでした。

 商人たちは貴族でも完全に制御できない貪欲な群れです。


 そうした商人の手綱を握り、二度と成金や一代貴族を作らないために取られた商法が独占禁止法です。

 バカ王は独占させないことで自由な商売を民に約束したのです。


 同時に独占を目論む動きや暴力を使った他の商売敵への行為は厳罰となります。

 確か現在、税理を担当する者がこの独占の流れを見つけたら報告するように躾けられています。


 税の犬は非常に忠実ですからね。

 ないとは思いますが同時に資料を改ざんして、独占の流れを放置するような税理人を監視するためのシステムも構築されているはずです。


 と、今はこんなことを考えている場合ではありません。


「君たちの意気込みが聞けて先生は嬉しいですよ。それではご飯にしましょうか」


 ティッド君の分ももちろん用意しています。

 ティッド君は朝ご飯に一瞬、戸惑っていましたがちゃんと説明すると理解して食卓につきました。


 食前の祈りをしてから、食べ始めます。

 今日のメニューはトマトベースのパスタとサラダです。

 そろそろ干し野菜も良い感じに萎びてきているので、次は干し野菜を使ったマリネなんか試してみましょうか?


「こ、このサラダ、セロちゃんがつくったんだよね?」

「ぅん。お手伝ぃしたのです」

「おいしいねッ、すっごく美味しいよ」

「……せんせぃの野菜籠にあったものなのですよ?」


 セロ君はちょっと自分に向けられる異性の好意に鈍いですね。

 そのくせ他人――つまり自分ですが、自分に向けられる好意には非常に厳しいですね、特に最近は。


 何が厳しいって、目線が厳しいのです。

 あのカッと見開いた目は普段とのギャップもあって自分でも背筋が凍ります。


「そうだよなー。セロがちいさい手でちまちまちぎってくれたもんなー。ほら、レタスがこんなに小さいし」

「はぅ……」

「特筆すべきところはありません」

「はぅっ」


 君たち、セロ君を追い詰めるんじゃありません。


 ほら、セロ君がこっち見てますよ。

 あの瞳は「せんせぃはどうなのですか」的な感じです。


「よく頑張って作ってくれましたね。美味しいですよ」


 パーッと花開く笑顔。

 そして「どうしてボクとこんなに対応が違うんだろ」的な影ある顔をしているティッド君でした。


 あ、ついでなのでこれも聞いておきましょうか。


「しかし、君たちはよく先生の家に来ますね。【試練】前なのはわかりますが先生の家には面白いものなどないでしょうに。先生が学生の時は絶対に近寄りませんでしたよ」

「先生にも先生がいたのですか? 初めて聞きました」

「独学は限界がありますからね」

「……はい」


 教育と術式、両方いますね。

 武術は黄色いのや色んな人、主に敵。教養はベルベールさんでしたから四人以上は確実です。

 その中でも術式の師匠でもあったジジイは……、ぶん殴っておくべきでした。


「先生の家さ、森が近いから涼しいんだよ。寮の周囲は開拓してて何もないから暑いし。中まで熱がこもっててさ、管理人さんが水を撒いてもどうにもならないし」


 実は冷風の術式具を別の台座型術式具に設置すると冷風器や室温器と同じ効果を発揮すると気づく人はいないでしょう。

 ソファーの後ろの窓際にあったりします。

 アクセサリー置きにしか見えませんけどね。


 もっともエリエス君式室温器よりも出力は低いので、木陰よりも涼しい程度です。


 その下ではモフモフがサラダを食べています。

 今日はお肉がないので不満を言うかと思いましたが結構、イケる口ですね。

 お肉ももったいないですから、しばらく野菜だけでも何も言わないかもしれません。


『南に居る群れは襲っても良いか?』


 吹き出しそうになりました。

 牧場のヤグーに手を出すと乳製品が手に入らなくなるでしょうに。


「お肉が欲しいならちゃんと言いなさい。しかし、今日はダメです」


 モフモフが顔をあげて、物哀しい瞳をしていました。

 ダメったらダメです。


「急に何言ってんの?」

「モフモフがお肉を欲しそうにしていたから注意しただけです」

「え? そういうのってわかんの?」


 マッフル君がモフモフをじぃ~と眺めていました。

 マッフル君の言うとおりわかりませんよ、そんなの。


 さて、マッフル君とティッド君の話だとギリギリの点数だった子らはクリスティーナ君やキースレイト君が教えているので問題がないとして、今、寮内には三種類の生徒がいることになります。


 教師役の生徒たちの負担にならないように遠慮し、先生を頼るティッド君みたいな子。

 【模擬試練】でなんとなくわからない部分がわかり、自助努力ができる子。

 そして、教え教わることで自他共に平均点をあげようとするキースレイト君やクリスティーナ君の教師役生徒。


 ここからが特別枠です。

 いわゆる独自性のある子たちです。


 マッフル君はクリスティーナ君に教わりたくないからという理由と先生から教わるほうが一番早いという二つの理由からここに来たのでしょう。

 エリエス君は余裕があり、教師役する理由もなければ教わる理由もないのでいつもどおり自分のところに来たのでしょう。


 セロ君は言いつけ通り白の術式を教わるためです。

 セロ君には元々、参礼日に先生の社宅に来るようにと言っておきました。

 もちろん復習もさせるつもりですが、当初の目的通り、白属性の結界を覚えてもらうためです。


 白属性の結界はほかの生徒たちより格が違う技術なので、基礎がちゃんとできていないと覚えられません。

 一応、白属性の結界を覚えることで術学の基礎を学ばせることもできます。


 全てを総合して言えることは一つです。

 生徒は自らの意思で【試練】へと臨んでいます。


「そろそろ片付けましょうか」


 食事が終わって一休みの空気を放つ生徒たちに、片付けの音頭を取ります。

 その一言で生徒たちは一斉に動き始めました。


 【試練】についての意気込みは、言われたから。なんとなく。いい機会だと、そういう意見が大半でしょう。

 国からの突然の実験通告、降って湧いたような学園生活。

 下手をすれば消極的になりかねない要素も多いでしょう。


 そして、計画に参加しても一人一人が望む望まない、色々な理由があるでしょう。

 一年だけと我慢、納得している子もいるでしょう。

 逆に前向きに考える子もいるでしょう。

 これを期に、と考える子も読み書き計算ができることを喜ぶ子もいるでしょう。


 良くも悪くもどのようにすれば、あるいはどうすればいいのかを思考しています。

 自主的に考え行動し、合格ラインより上に行こうとするその意思は褒められるべきです。


 連日の補習も生徒たちの危機感を煽る結果になったのでしょう。


 【試練】に向けて、教師と生徒の間に意識の差はありません。

 全員が合格する気概があります。

 良い傾向でしょう。いえ、良い流れというべきでしょうか。


 現に何人かの生徒らしき気配がやってきては他の社宅のドアを叩く音がします。

 自分のところに来たティッド君と同じように、それぞれの苦手分野の教師の元に教えを受けに行っています。


 ところで一人、不透明な子がいますね。


「リリーナ君は何をしているんですか?」

「森の中だと思います。リリーナは涼みたいと思うと先生のところか森に避難します」


 女の子たちの方が図太いという事実はどうにかならないのでしょうか。

 食器を棚に収めてから、どんよりします。


「モフモフ。ちょっとリリーナ君を捕まえてきてください。夕食はヤグーのお肉です」

『わかった』


 モフモフはのっそり起き上がりドアを開けたら外に出て行きました。

 たぶん、すぐに帰ってくるでしょう。


 さて、生徒たちの面倒を見ましょうか。


 と思っていたら生徒たちが自分を見ていました。


「どうかしましたか?」

「いや、先生さ。なんでモフモフに頼んだし。というかモフモフもなんで当たり前のように行ったし」

「モフモフは賢いですからね」

「おりこうさんなのです」

「お利口って……、まぁ、いいか」


 セロ君の前向きな意見にマッフル君がジト目でした。

 

「セロ君は一度、基礎だけ復習してから白の術式に入りましょうか。大丈夫、落ち着いてやればできるだけの実力はあると信じています。【試練】の時は先生もいますから安心してください」

「はぅ……」


 自分がいる。

 なんの手助けはできなくても見守ることはできます。


「ちゃんと見守っています」

「……がんばるのです」


 少しだけでしょうがセロ君も落ち着けるはずです。

 何かあっても先生がついている、そう思わせます。

 あるとないとでは紙一枚の安心感でしょうけど、紙一枚が藁の束にもなりえるのが心というものです。


「マッフル君もティッド君もレギィの補習を受けていましたね。ですが、マッフル君の場合、教養も落としているので……」


 マッフル君の頭の上に皿を置きました。


「何すんの!? もしかしてこの格好で勉強しろってこと!」

「背筋が伸びているだけでキビキビした印象を人に与えます。そして教養の授業は誰かにどういう印象を残せるか。そこがポイントです。綺麗な姿勢はそれだけで十分な加点対象ですからね」

「……マジで?」

「大マジです。先生は授業内容で冗談を言ったことは一度もありません。本【試練】はちゃんと意識して背筋を伸ばしなさい」


 マッフル君が引きつった顔をしていました。


「そしてエリエス君は何か補導してほしいところはありますか?」

「いいえ。強化術式を教わりたいのですが現状では良い手ではないと判断します」

「では、ティッド君を補佐してあげてください」


 ちょうどドアの向こうからジタバタ暴れる気配がしたのでドアを開けるとモフモフがリリーナ君の襟首を咥えて帰ってきました。


「おかえりモフモフ。あと、おはようリリーナ君」

「……『ドゥドゥフェドゥ』に襲われたであります。嫌がるリリーナを無理矢理」


 顔を手で覆って何言ってんだ、このサボり魔め。


「そうですか。モフモフ、よくやってくれました」

『さもありなん』


 というとリリーナ君の襟首から牙を外して、トコトコとソファー下の定位置にライオン座りしました。

 意外ではありませんでしたが、早かったですね。


「先生がモフモフをけしかけたでありますね! 教え子に獣で無理矢理だなんて先生は悪魔であります」


 とりあえずびりびりハリセンで一発、しばき倒してからリリーナ君の襟首を掴みました。


「さて、サボっているような現状ではありませんよリリーナ君。お勉強しましょうね。君は教養を落としていましたからマッフル君と同じようにお皿を頭に乗せて勉強しましょう。トリアングロは完璧なようでしたから、基本の歩法からですね」

「……真性の鬼畜であります」


 涙目と共に言われても不思議ですね。

 まったく心が痛みません。


「ボクも頑張るからセロちゃんもいっしょにがんばろう」

「ぅん、なのです」

 

 年少組はこんなに仲が良いのに。

 ティッド君は顔が真っ赤で落ち着きがない様子です。


 あぁ、そういうことですか。


 少し前にリィティカ先生に言われたことを実行したわけですね。

 一緒に頑張る旨を伝えようとして今、言えたわけです。

 今まで言えなかったのは、おそらく恥ずかしかったからでしょうね。


 性教育してしまったから、さらに恥ずかしさも上がったでしょう。

 下手すると勢いで告白してしまいそうで怖かったというのもあるのでしょう。


 色々シチュエーションを考えて、こうして自然に伝える方法が最善と思ったわけですか。


 その少年ハートは読みやすくて助かります。

 何せヨシュアンクラスの子たちは皆、単純にいきませんからね。


 もしも【試練】が【模擬試練】と同じなら何の心配もないくらい生徒たちは頑張っていました。


 柄にもなく期待してもいいでしょう。

 十分すぎるくらいでした。


 ――ただ自分は勘違いしていました。

 レギィがあんな調子で接してくるから『味方』だと錯覚していたのです。


 レギィが『貴族院の試練官』だということを忘れるくらいに。


 本【試練】最後の術式実践のテストの時、自分はまざまざと思い知らされました。


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