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リーングラードの学び舎より  作者: いえこけい
第三章
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甘いものは別腹蛇腹ヤブヘビ蛇の道

 リズベーレを乗せたタルトは大変、美味しかったです。


 生地の部分がクッキー生地くらい硬く、その上にベリーとベリージャムを乗せただけの簡単なタルトでしたが、それぞれの単品が絶品で逸品で名品でした。


 クッキー生地さえ前もって作っていれば、ベーレとジャムを乗せるだけで簡単にできます。

 本来、タルトはパイ生地であるほうが好みですが、そこまでわがままは言いません。


 むしろ、この短時間でタルトを作り上げたピットラット先生の手腕に乾杯したいですね。

 香茶でよろしければ、ですが。


 パリパリ、サクサク、グシャグシャと口の中で混ざる複数の触感を楽しみました。

 ベーレの甘酸っぱさに小麦のクッキー生地が混ざると舌に優しい甘さに変わりますね。美味しいです。


 美味しいお菓子に舌鼓を打っておしまい。


 えぇ、これで終われば良かったんですけどね。


「で、だ。性教育とやらはなんだ? 新しい猥談か」

「断じて猥談ではありません」


 ここだけは譲れません。


「読んで字のごとくですね。『性の知識を教育する』と書いて性教育」


 これにアレフレットが難色じみた顔をしました。


「性に関することはヒュティパ教会の定めるところに沿って生きることが健全だろう。わざわざ我々が教育する必要はない」


 そういえばアレフレットも神官位を持っていると言ってましたね。

 これは神官としての言葉ですか。


「知らないで侵す罪。知りすぎて侵す罪。どちらが多いか知ってますか?」

「それは知らないで侵す罪だろう」

「いいえ、答えは『そんなものは証明できない』ですよ」


 人の頭の中をくりぬいて調べる技術でもない限り、知識は誰にも明かされない。

 知っていたかどうかなんて、本当の意味で誰も立証できないのです。


 そういう本を持っていたとか、公衆面前で叫んでいたとしても。

 それすらも突き詰めていけば、本当なのかを証明できない。


 罪を突きつける人間が適当を叫ばない限りは、知識のあるなしを誰も決めつけられないのです。


 ただ、妙なことにこの言葉でリィティカ先生の御顔が暗くなってしまいました。

 あれ? 何故、そんな顔を……、と思い、すぐに思い出しました。


 リィティカ先生の『投獄された師』。

 あぁ、もしかしてその手の知識、ようするに国で禁じられている何かの知識を持っていたとか、そういう類で投獄されたのですか?


 リィティカ先生は薬学と思想の錬成師です。

 となると、その師もまた同じ分野である可能性は高い。


「ヒュティパ神は全盲にして全視の神だ。全てを見ているぞ! 知識の在る無しなど」


 信者にプライバシーとプライベートがない神様ですね。

 覗き屋は嫌われるもんですよ、どんな業界でも。


「信仰を語るのは結構ですが、実際、どうやって証明するんです? 神様が『お前エロいこと考えているだろ? 処刑』なんて言い始めるんですか? それとも神託を聞いた神官が本当に聞いたと誰が証明できるんです。神の声を全員が聞けない限り、誰も神を証明できない」

「おま……ッ! お前、それは教会に対する不信だぞ!」

「自分は神の下僕であるくらいなら、学びの使徒として生きます。神すら疑えないで何が学びでしょうか」


 さて、アレフレットを逆撫でしても仕方ないのでここらで切り返しますか。


「あのぅ、ヨシュアン先生ぃ?」


 と思った矢先、リィティカ先生が浮かない顔のまま、小さく手を上げていました。

 うん、いつ見ても愛らしく神々しいですね。

 見なさい、ヒュティパ。これが女神ですよ大好きです。


 憂慮の顔も絵になるとか……、あぁ、女性って影があると綺麗に見えるって本当なんですね。


「あんまりそういうことぉ、言っちゃダメですよぅ。その……、異端審問官の方に捕まっちゃうと、大変ですからぁ」


 困ったような顔のまま、何かを避けるような物言いでした。

 異端審問官に捕まったのなら、そのお師匠さんはもう生きてないでしょうね。

 あいつらは人の話を聞きませんから。


 でも、そのお師匠さん、もしも生きているとしたら?

 その前提で考えれば、異端審問官に連れて行かれていないことになります。


「まぁ、さすがに騎士が群れなしてやってこられると困りますね。この歳で焼き菓子みたくこんがり焼かれるのも勘弁です」

「そ、そうですよぅ。せっかくここまで頑張ってきたんですからぁ」


 一瞬、言葉に詰まりましたね。

 となると、お師匠さんは騎士に捕まったと考えるべきです。


 薬学で捕まるとなると毒薬か麻薬――あるいは魔薬ですね。

 思想は色々ありすぎるので断定できませんが、思想系で捕まったと考えたほうが確率は高そうです。


 危険思想……、宗教が絡んでいると考えるのはちょっと強引ですね。

 ヒュティパ系列の教会が動いていたら報告書にも書いてあるでしょうし、少し保留にしておきましょう。


「脱線しましたが、神様の在る無しはどうでもいい話ですね。実際、神様がいてもいなくてもどちらでも構いませんし。むしろ、【神話級】なんてものがある以上、神話に連なる何かがいたと考えてもおかしくありません。問題は違う部分です」

「……どうでもいいが、絶対に僕以外の神官位持ちに変なことを言うなよ。このリーングラードにいるときは特にだ。そのあと、どうなろうと知ったことじゃないがな」

「アレフレット先生の前じゃないとわざわざあんなこと言いませんよ? 知ってます? 近所の教会では自分、敬虔な信徒だと思われているんですよ」


 実際は教会に行って、神話を見せてもらうのが目的でしたから足繁く通いました。

 もちろん、お布施もしています。

 おかげで上客扱いしてもらえていますよ。


「く……ッ! わざとかお前!」


 ワナワナと震えるアレフレット先生はともかく、ここらで本題です。


「どうしてこう、問題ばかり起こるのか。ヨシュアンクラスがやんちゃすぎる、というだけの理由ではないはずです。そこで考えたんです。問題が起こるのではなくて、逆理。何が問題になるのかが重要な点ではないかと」

「そうか。線引きか」


 一瞬にして答えを弾き出したのはシャルティア先生でした。


「なぬ? どういうことかね?」

「いや、待て。違う、今まで誰が教育を線引きしてきた? 教会だ。あとは学士等の有志。となると必然、我々が持つ教育の形は学園や義務教育という特殊な場にそぐわないのか!」


 ビンゴでした。


「今回のセロ君とティッド君の件は自然に起こりうることです。そして、その理由を知る手段は教会でしたが、学園に教会はないんですよ。予備知識がなかった。そして修道院ではセロ君に深くまで教えていない感じでした」


 それは保健室の時。

 自分が女医さん(36)に性文化を訪ねてみた時、一緒に聞こうとした姿勢からわかりました。


 本来の教義通り、話を聞いていたのならあそこで聞く必要はなかったのです。

 セロ君が性の分野に置いて、ほぼ無知である証明です。


 どうやら触りだけは聞いていた感ですね。


 修道院でどうしてセロ君に性の知識を与えなかったのか。

 あえて無知のままにするには不都合な知識なはずなのですが……、本当に謎です。


「『義務教育計画』という性質上、どの思想にも染まってはならない。王派、軍閥、貴族院、元老院、そして教会だ。それらの影響を最小限にするために集められた我々こそがその派閥の色に染まっている。完全な影響は排除しきれないと察し、最小限の影響のみで……、だから他に連なる施設は建てられていない。となると、専門制か。専門制による複数の思想を混ぜる形式である以上、今までの単一形式の思想での罪悪を問うのはまったくの無意味だ。【教育の骨組み】、真剣に考える必要があるぞ」


 ちょっと暴走気味のシャルティア先生がまくし立てます。

 伏せていた目の切れ味が上がっていました。

 こえぇです。


 簡単に言うとヨシュアンクラスが起こす問題は大きく、誰の目にも明らかな問題行為なのですが、もっと小さな問題行為も結構な数が起きています。

 日々、会議で頭を悩ますのですが、例えばヘグマントとアレフレットでは問題とする事も違いますし、片方が問題だと認識していない場合も結構、あります。


 それはここにいる全員がそうで、意見の摺り合わせが頻繁に起こっています。

 妥協し、落としどころを定める行為は最適ではありますが、時間がかかります。

 こうした時間の浪費もどうにかしたかったと常々、思っていました。


 この小さな問題も含め、自分はもっと最適化していこうとしているのです。


 問題の定義、線引き、そして価値観の共有です。


「今回、セロがティッドを怖がった理由、『性教育』とやらに繋げた理由を言ってみろ」

「えー、リリーナ君がエロ本を持ってきました」


 アレフレットが香茶を吹き出しました。

 他は特にリアクションはありません。

 ただアレフレットの咳き込む音だけ聞こえていました。


「……そろそろ僕はお前にいい加減にしろというべきか?」

「是非、ウチの生徒たちに言うべきですね。言っても止まらない子たちですけど」


 物理的制裁でようやく止まる子たちです。

 まったく。よくもまぁ、あそこまで問題児ばかりになったものです。

 一体、誰の影響でしょうね。


「リリーナ君にとってはただの悪戯。ですがまったく知識を持たなかったセロ君にとってはショックでした。今までの価値観とは違う異質なものを見て、感じ、戸惑ったわけです。怖くなったのでしょう。今まで、男というのが女にとってどういうものか、改めて感じた時、まったく知識がなく戦う術も知らなかったセロ君では『男の子のティッド君』すら、怖いと感じてしまったのです」


 無知が生む無自覚が、知ることで恐怖に変わる。

 不思議な話ですね。


「一番、身に恐怖を覚えた瞬間もわかっています。それはティッド君がセロ君を起き上がらせようと肌に触れた瞬間です」


 セロ君からすればティッド君は学園で一番、近しい存在であり、鏡にもなります。

 同時にセロ君とはまったく違う『男の子』なんですよね。


 恐怖というものは、『訳のわからないもの』に敏感です。

 その『訳のわからないもの』が自分に親しく、近しい存在なら、なお恐怖は掻き立てられます。


「あるはずもない恐怖を覚えても身を守れない、と感じた時のセロ君の気持ちはどうだったでしょうね」


 それが例え、自分のために差し出された手だったとしても。

 怖いと感じてしまう無垢な心は、否定できない。


「男が女の胸を見る視線に気づいてしまったのか」


 あやうく今度は自分が吹き出すところでした。


「それだけではないが、ともかく『見られる』ということに気づいたのだな。女としては第一歩だ。焼き菓子でも作ってやるか」

「すごく見られてるぅって感じますもんねぇ、胸が大きくなるとぉ。だんだん慣れてきますけどぉ、初めは戸惑いますもんねぇ。ケーキにぃ、しましょうベーレもありますしぃ」

「そうか。ケーキもいいな。だが教会がいないとなると教えるべきことも多いな。そうか、それで『性教育』か。ヨシュアンのわりには面白い取り組みだ」

「私ぃ、前もって聞いてたのにぃ、ちょっと遅かったですねぇ……、もう少し早くシャルティア先生にぃ相談しておくべきだったかもしれませんねぇ。こんなことになるくらいならぁ」

「わかるぞ。とにかく男はデリケートな問題に対する相談に、恥ずかしいのかどうか知らんが躊躇する。女の一秒がどれほど貴重かわかっていないのだ」


 なんだが女性陣が賑やかになりましたね。


 一方、男性陣のこの場に居づらい空気はなんでしょう?

 鉛というか、水飴の中というかなんというか。


「あー、うむ。つまり、女性としての意識が生まれたと考えていいのかね?」


 さすが勇者ヘグマントは切りこんでいきますね。

 内心、拍手喝采です。


「そのとおりだヘグマント。そして、この問題は私たちが取り仕切る。早まったことをするなよ、特にヨシュアン」

「……あ、はい」


 素直に頷くしかありませんでした。


「でしゃばるな、絶対にだ。もしもの場合は私たちに言え」


 念押しすらされました。


 相談したのは……、早まったかもしれません。

 せめて純粋なままでいておくれ、セロ君。


「ま、まぁ、つまり、各方面への影響が少ないので自由な分、各々の知識と思想を織り交ぜたガイドラインみたいなのを作れませんか、という話なんですけどね?」


 完全に話の主旨を持っていかれました。

 ここらで巻き返さなさいと女子トークだけで終わってしまいます。


「時間はかかりますが、できれば早く作ってしまうほうがいいでしょう。今回の件はその一歩ともなればいいと思っています」

「それで性に関する興味をあえて満たし、妙な真似や無知ゆえの恐怖を抑えようということ……、でいいんだな?」


 アレフレットも若干、引き気味でしたが調子を戻してきたようです。


「ここで教会が教える知識が本当に間違っていないのか、一般知識がどこまで浸透しているのか、他にも何が正しいのか、間違いなのか、精査する必要があると思うのです」

「教会を疑うつもりか?」

「いいえ。逆です。教会も性について、どこまで正しいのか、それとも教義なのか理解してないんじゃないかと思いましてね。あるいはわざとそうしている可能性もあります」


 信仰において欲望は邪魔なものです。

 ですが教会の運用には確実に欲望は反映されます。


 このダブルスタンダートは教会というものの性のようなものです。


 アレフレットも思うことがあるのか、この意見には黙っていました。


「わりと矛盾のある教義も多いですよ。新しくなればなるほどです。仮にも学問に組みこむわけですから、正誤の判断をせずに伝えることは良くないでしょう」


 他にも各宗派における知識の差、その見分もしなければなりません。


「……お前! そうか、ようやくわかったぞ!」


 ここでアレフレットが妙な発奮を始めました。

 立ち上がらないでもらえると助かります。


「性の分野を体系化するつもりか!」


 その答え、YESです。


「そうです。性が学問ですらない自然の在り方というのなら、学問にしてしまえばいいのです。一分野として取り扱い、ガイドラインを設け、様々な角度からの考証、実験を踏まえ、様々な分野に繋がりを保ち、一つの論とすればそれは学問です」


 そして、その敵になるのが教会です。

 しかし、教会は敵に回したくない。


 なので、ここで妥協するとしましょう。


「文化の集合知のままでは学園で通用しないからこそ、学問に変えることで問題にならないようにする。防止策と抑制、無知、これら全てに対応する方法論として学問を線引きにして、問題になるかどうかの見極めとします。複数の思想を取り入れるということはその中に教会の教義を加えるということでもあります」


 教会も、教義が取り入れられているのなら無茶な言い分はできません。

 そのうえで学問的なアプローチをすれば問題ありません。


 かなり言い訳がましいのですが、逆点、影響の少ないリーングラードだからこそ生まれる学問でもあります。


「体系化されれば、その分野の専門家が生まれ、少数であっても正しい知識であるのなら、やがては教会の体制や一般知識にも影響を及ぼすとは思いませんか?」


 イノベーションを起こすのです。

 今まで知らずにいた知識を、体系化させ、見やすくすればその知識から変革は始まります。


 正しく在れば在るほど、説得力があればあるほど、それは蝶の羽ばたきが起こす竜巻のように世界を変える。


「わかった。言いたいことはわかった。だが、もう一つの問題がある」


 アレフレットもバカじゃありません。

 優秀な教師の一人としてこの場にいるのですから、当然、そこにも思い至るでしょう。


「誰が、それをやる」


 そう。誰がその分野を開拓するかなのですが、これが結構、条件があるのです。


 一つは性の知識を持つこと。

 これがないと始まりません。


 二つ目は医学面からのアプローチができること。

 事は肉体面の話も多分に含んでいますから、男女共の肉体について詳しくないといけません。


 そして、三つ目は神学を修めている神官位でなければならないこと。

 これは完全に対教会用を意識しています。

 その上で、頭が良く、発言権のある高位神官位でなければなりません。


「いるじゃないですか、適役が」

「僕はやらないぞ。作っても握りつぶされる学問なんて不毛すぎる」

「いや、アレフレット先生にも手伝ってはもらいますが第一人者はまた別の方ですよ」


 むしろ、その第一人者に頷いてもらえるかどうかが心配ですね。

 主に一つ目の条件で。


 それ以外なら、全てを満たしています。

 必要条件だけではなく、欲しいと思う条件すらも含めて。


「その人へのアプローチは自分がします」

「なら、この件は明日からやってみるとしよう。授業が終わり次第、セロを呼べ」

「なら保健室に行くといいですよ。あそこなら女医さん(36)がいます。第一人者ほどではありませんが、医学からの視点はセロ君の手助けにもなると思います」

「よし。他の憂慮は……、学園長への報告か。それは私に任せろ。後はヨシュアン、個人的に気になる二つはなんだ?」


 これが問題というより疑問なんですけどね。

 もう少し、考えてから動きたいのが本音です。


「いえ、それはまず調べてみないとわからない部分が多いので二日ほど貰います」

「なるほど。二日後に会議がある。その時に報告してもらおうか」


 とりあえず今日の問題は話し終えました。

 あとはまぁ、惰性ですね。


 しばらく大人同士で色々と会話して、解散となりました。


 社宅に帰ってきて、ため息ですよ。


 レギィの告白に性教育に【教育の骨組み】、それにリリーナ君の対処にセロ君とティッド君の初々しい反応。


 一日で起きるには多すぎやしませんか。

 これで明日には授業があるのですから、やってられません。


 休みが休みでないのはいいとして、頻度が多すぎます。

 怪我の療養もあるのに、どうしてこう、間が悪いというか、運が悪いというか。


「仕事を休みたいですが、そうもいかないのが大人なんですよね」


 ぼそっとベッドに体重を預け、目を閉じました。


 せめて夢の中だけは幸せであってもらいたいものです。



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