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リーングラードの学び舎より  作者: いえこけい
第二章
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土に始まり土に還る

 人間にとってもっとも身近な硬い物体は地面でした。


 硬さで身を守ろうという思想は生物の生存根源にも関わる重要事の一つでもあります。

 単純に、もっとシンプルに、もっとも弱く柔らかい内蔵を守るために皮膚を硬化させ、筋肉を硬直させ身を守りました。

 爪、歯、外骨格。自らの生命を守るために硬さを纏うのは当たり前のことでした。

 髪、毛皮、鬣。時には柔らかさすら防具に代えて、生存に臨みました。


 身を守るという概念において、硬さこそが一つの強さであることを生き物は生存競争のうちに学び、理としてきました。


 亀の甲羅、狼の牙、生物の骨、他者の亡骸すら利用してなお足りませんでした。自然が培った理をもって更なる硬さを目指した人が地面に目を向けるのも必然でした。


 いえ、最初から地面を利用する方法を理解していたというべきでしょうか?


 理の本能に従い、より硬く、より鋭く、より使いやすく、より適した物質を目指してきました。

 その中で鉄はとてもセンセーショナルな物質と言えたでしょう。


 地面の表面に出やすく、露天掘りで容易く掘りやすい銅が主流だった時代。

 青銅製の黄金剣は錆びにくい特徴こそあれ、鍛え上げられた肉を切り裂き、骨を砕くまでの威力はありませんでした。

 時にはそこらに転がってる大木にあたって割れてしまった破片が喉に突き刺さり、死ぬことすらあったそうです。なんというか報われない死に方ですね。


 そこに現れた鉄製の武器は、当時最強ともされていた青銅の黄金剣を切り裂き、骨を砕く威力をもった魔剣でした。


 青銅より硬く、様々な金属と混ぜ合わせることで硬度すら自由に変えられる金属、鉄。

 鉄の柔軟な強度は新しい技術、板金鎧やより強度のあるチェインメイル、身近なものなら硬さに注目して錠前、美しさより装飾品にも使われてきました。


 鉄という金属から生まれた技術や進化した技術は両手で数えられないほど多いでしょう。治金学を大いに進歩させ、錬成学にも取り入れられ、今日まで精錬され続けてきました。


 その鉄を掘り出す採掘――鉱業はまさに現代技術の礎にして源なのです。


 一行でまとめてみます。

 採掘とは人類最古から続く生存の理であり、知恵であり、人の身の脆弱さを補う手段です以上。


「採掘の歴史は非常に深いものです。石を初めとして錫、鉛、金銀銅鉄、貴金属の多くは地面より産出され人の手によって掬いあげられてきました。その手段や方法、手法も様々な形があります。今回はその一つ、人力による掘削と術式による掘削、両方を行います」


 東側の森の入口へ向かう途中、自分は生徒たちに授業をしていました。

 歩きながら、ざらっと鉄が文化に及ぼした影響などを話して見せました。


 特に意味なんてありません。手遊び程度でしょうか。基本、ついていくだけの生徒会活動は暇なので、ね。

 他に意味があるのなら、採掘を教える、この一言に尽きるでしょうか?


 採掘をするぞ→マトックで掘るぜ→鉱石を手に入れた!

 なんて流れ、普通はありませんからね。


 素人がマトックやピッケル片手に適当に掘ったところで何が出てくるわけでもないのです。


 この辺に出やすいからその辺を掘ればいい、というのもいいでしょう。

 少なくとも時間をかければできますから。大量の石ころから少量の鉄鉱石を採ればいいですよ。


 しかし、それ以上を求めるなら、やはり効率化と知識は必要です。

 時間が限られているのならなおさらでしょう。

 どんなに時間を使っても、自分たちに許された採掘時間は一日もないのです。


 参礼日当日とこの授業時間と放課後。

 子供の体力も考慮し、往復の時間を考えれば半日そこらでしょうか?

 半日もできない可能性もあります。


 それまでに必要数は欲しいわけですよ。

 鉄がなくて困るのは自分もなのです。自分も鉄を使いますからね。術式具のために。


「先生さ、そういう話ってどこから知るわけ? 本に書いてあったりするの?」

「術式師なので術陣や術韻に興味がないわけでもありませんし、術式具元師なので自然、金属や石にも詳しくなりますね。【図書院】の本から得た知識もありますが経験から来るものもあります。特に遺跡から発掘される術陣を知るには周辺の神話や歴史に明るくなくてはなりません。人生に目的があるのなら勉強は常に続くということです」

「ん~? そーゆーもんか。なんか商人に似てるなぁ」


 人生万事が勉強と聞くとげんなりしそうですけどね。

 思考停止してしまわない限り、何かを得ようとするとやっぱり『知る重要性』は外せないわけです。


 義務教育計画は『知る重要性』を教えるためにもあるのです。

 農民でしかない子が、農民以外の道を知り実行するための教育。


 ただそれだけなのに、反対する者がいて妨害したがる者がいる。


 彼らには彼らの事情があるのでしょう。貴族社会というのも理由なのでしょう。

 ですが、自分からすれば正気を疑うような蛮行にしか見えません。


「ではヨシュアン先生のあの武術は一体、どこで習われたのですか?」


 カチャカチャと音を鳴らしながら、フリド君が質問してきました。

 模擬戦での動きを見てフリド君は不思議に思ったのでしょう。


 自分の動きはクライヴ曰く『粗雑でありながら繊細』らしいので、武術をする者から見て奇妙奇天烈だそうです。


「そうですね。基本はやはり師からでしょうか? そのあとは実践的に最適解を目指していきました。修練や修行と呼ばれるものはあまりしなかったですね」


 実戦が修行場でした。

 お陰で死ぬか死なないかばかりの戦いの連続だったので、今、生きてるのが不思議なくらいです。


「内紛ですか」

「えぇ。あの時代、実践といえば内紛です」


 と、このまま話すと内紛関係の話に進んでしまいます。


「その前に、鎧の調整をしたほうがいいですよ。歩く際、装備の音が響いています。気にならないくらいの大きさですが森は聴覚に敏感な原生生物もいます。無闇に刺激したくないのなら自分の体に見合った調整をちゃんとした手の人にお願いすべきでしょうね。その鎧は自分で調整しているのでしょう?」

「はい。しかし、これは父の形見で自分で手入れしないと、その」


 内紛で父を失ったりしたのでしょうかね?

 だとしたら、幼少の頃は大変だったでしょう。


 小さな村だとそんな境遇の子はたくさんいたので、大体、村全体が面倒を見るようにしているはずですが、どうでしょうね。

 場合によっては自活に近い形で生きてきたのかもしれません。


 最悪の場合は考えたくありませんね。胸糞悪い。


「手入れと調整は違います。その鎧は父親の物を譲り受けたということは、すでに君の物です。そして、父親が君にその鎧を託したのなら、それは父親が君を案じて生命を守るようにと渡したのです。父と鎧に報いたいというのなら調整を受けなさい。ヘグマント先生やピットラット先生なら完璧に仕上げてくれます。ひいてはそれが父親の願いを叶えることです」

「……はい! 帰ったら相談してみます!」


 あ、なんか感極まったみたいな声を出し始めましたね。

 振る話題を間違えましたか?


「私も一つ、質問があります」

「なんでしょうキースレイト君」


 悠々と歩くクリスティーナ君のキューティクルが描く天使の輪でも眺めながら、返答をしました。

 あの巻き毛はやっぱり、クリスティーナ君本人がやってるのでしょうか?

 不器用な子だったはずなのですが、毎朝、バッチシ決まっています。


 クリスティーナ君付きのメイドは寮に入れませんし、やっぱり本人なのでしょうか。

 なんとなく、不自然な感じがします。


「学び舎を出る前に、『インストラクター』なる者を呼んだと聞きましたがどういう者なのですか」


 あれ? なんか会話に違和感がありますね。


「それは『インストラクター』の人物像についてですか? それとも――」

「先生がたまに口にする謎単語に決まってるじゃん」


 マッフル君が端的に説明してしまいました。


「そうですわね。愚民と同じ意見なのは癪ですけれど、先生はときどき妙な言葉を使われますわね。バーベキューやインストラクター、聞き覚えのない単語ばかり。先生は何人なのですの?」

「リスリア人以外の何かであることは間違いありません。それより『インストラクター』について説明したほうがいいですね。簡単に言うと臨時の教師、あるいは教師の補佐をする立場にいる者を指します」

「その者も教育者だと?」

「いいえ、自分のような教職についている方ではなく、普段は専門職などの別の職業につき、教えが必要なときだけ請われて専門の技術だけを教える者のことを『インストラクター』と呼びます。リスリア王国で似た職業といえば、日曜教室の教師でしょうか?」

「なるほど。では呼ばれた者は採掘に深い関わりのある者。採掘師ですか」

「さぁ? 採掘に関わるのは採掘師だけではありませんよ。時には採掘師以上の知識がある方です」


 喋っている間に森の入口についてしまったようです。

 どうやら先方はすでに到着しているみたいですね。


 ちゃんと言ったとおりに採掘道具も揃えてもらってます。

 さすがに採掘道具まで学園でも用意できなかったのは、単に自分たち教師陣が採掘作業まで視野に入れてなかっただけでした。


 ピットラット先生に採掘道具の販売をお願いしていますので、近いうちに学園の食堂でピッケルやマトックが売られることになるでしょう。

 月間メニューといい、野営セットから採掘道具までそろえているあの【大食堂】はなんなんでしょうかね?


 自分がお願いしている手前、ツッコミを入れたくはなかったのですがそろそろ限界もあると思います。


 衛生面を考慮して、食堂と道具屋は売り場だけ分けてもらうことにしましょう。

 またシャルティア先生の眉の皺を見なければならないと思うと憂鬱ですが。


 向こうもこちらに気づいたのか、ひらひらするドレスを風にたなびかせて――ん?


「ヨシュアン様」


 無感動の顔に喜びの花を満開させ、小走りでこちらに向かってくる少女。


「あ、窓にいた人だ」


 マッフル君がその人物を指差して言いました。


「またあの不埒者ですの?」


 こっち睨まないでくださいませんかクリスティーナ君。


「ヨシュアン様。このシェスタ、一日千秋の想いにて刹那の時をお待ちしておりました」

「あぁ、はい。とにかく言えることは一つです」


 シェスタさんの姿は非常に女の子していました。

 初夏に映える青のエプロンドレスは素敵だと思いますよ。清楚に添えられた白い花飾りがキラキラと輝いて綺麗です。

 女の子してますね、えぇ。


「着替えてらっしゃい」


 詰所を指差して、チェンジを要求しました。


 当たり前です。今から森を踏破して山裾までいくんですよ? デートじゃないんですよ、デートじゃ。どの世界に着飾って山に採掘デートに行くというのです。

 そもそもお互い、そんな間柄ではありません。

 実情は敵なんですから、ね?


「似合いませんか?」

「似合う似合わないを論議はしてません。時と場合と都合と日程を考えてください。見てください生徒たちが何事かと口を開いています。今すぐ着替えを要求します」

「そんな……」


 足をよろけさせて、悲しみに目を伏せます。

 む、罪悪感がもりもりと湧いてきますが、ここは心を鬼にしなければなりません。


「子供達の前で脱げだなんて――でも、ヨシュアン様がそうおっしゃるなら」

「着替えろっつってんだろ!」


 心を鬼神にして頭を叩きました。

 一切の罪悪感はありませんでした。


「……はふ」


 でもって嬉しそうな顔をするんじゃありません。

 これだとドMの対処の仕方がわかりません。


「ヨシュアン教師。以前、女性への口の利き方を問われた覚えがあるのだが」


 生徒に手痛い矛盾点を突かれてしまいました。


「仕事ですからね。公私のけじめは必要ですよ? 間違いを正すのも同じことです」


 とりあえず正論で返してみました。


「どうしてあの女にインストラクターを頼んだのですの? これは授業を妨害した痴れ者ですのよ」


 暗殺者の監視も兼ねているなんて言えません。


 そう。シェスタさんに採掘のインストラクターを頼んだのは、自分不在の学園内に暗殺容疑者を野放しにしないためです。


 昨日のうちにシェスタさんに警備仕事の一環として、採掘のインストラクターを頼んでおいたのです。高確率で頼みを断らないことはわかっていましたし、採掘経験を尋ねてみればあるとのことなので都合も良かったですね。


「どういうことですの」


 【レピンド】を突きつけてくるんじゃありません。危ないでしょう。


「あぁ見えて経験豊富な術式師であることは模擬戦で証明しているでしょう? 君たちと年が近く、現役の冒険者です。学ぶことも多いでしょう。シェスタさんも先輩として君たちの参考となる技術を見せてくれると思っての人選です」

「……本当ですの?」

「……性格というより本質に少々、難がありますがメルサラよりマシです」


 とりあえず納得したのか【レピンド】をしまってくれました。

 この理屈だとアニーさんでも良かったという話ですが、一応、騙されてくれたようです。


 いや、詰所でこの話をしたときのジルさんの顔が怖かったですね。

 『フったのに期待を持たせるようなことをするな』という目線が特に。


「というわけで期待してますよシェスタさん」


 是非、汚名を返上してもらいたいところです。


「ヨシュアン様……、わかりました。望まれた以上、応えるのが女の性」


 シェスタさんはこれ以上、自分を怒らせる愚を悟った……のでしょうか?

 それとも期待されたのが効いたのでしょうか?

 いそいそと森の中に入ると、すぐに帰ってきました。


 え? もう少し遅くなると思っていたのですが。

 というか着替え持ってきていたということは確信犯ですか。

 着替えスピードの速さに驚くべきか、確信犯なところにため息を付くべきか判断に困ります。

 どちらも呆れることには変わりありませんが。


「早着替えも芸の内」

「冒険者は芸人ではないですがね」


 不安要素はカルナバベルのごとく積み上げられていきます。


 しかし、不安にばかり目を向けるわけにもいきません。

 模擬戦で見たことがあるとはいえ、今回は直接の教師役としての抜擢です。


「では、改めて。模擬戦でも見たと思いますが上級冒険者のシェスタ・ジェンカさんです。今回の採掘依頼の講師も務めます。疑問に思ったこと、わからないことはちゃんと先生かシェスタさんに聞くように。自分の判断で行動することも重要ですが、判断を下すための経験がないうちは突出しない、判断をくださない。特にクリスティーナ君とマッフル君!」

「どうして私が名指しで呼ばれるのですの」

「まったく。先生は心配症だなぁ」


 君たち、普段の言動をちゃんと把握してますか?

 喧嘩するだけならまだしも、最近、剣まで使うようになってるでしょう? 今がまさに、危ない状態なんですよ。帯剣してるし。


 取り上げて殴るのも一苦労です。


 こいつら、どこまで発展していくんでしょうね迷惑レベルが。


「では礼!」


 「よろしくお願いします」と頭を下げる生徒たち。

 クリスティーナ君もキースレイト君も、ちゃんとお辞儀してます。

 貴族とは言え、やはり教師役にはちゃんと礼儀を持って接するように学ばせた成果でしょうか。


 この場合、功績はピットラット先生で間違いないですね。


「うん。じゃ、これが採掘道具。ピッケルが穴を掘るもの。採掘籠は力のある子がもって。鉄鉱石は見た目より重たいから帰りの野営キットは誰かが持ってあげること。一番、小さい子はスカウト役に徹して周囲を警戒すること。スカウト役の見えない位置は他の子が補助してあげて。野営場所は目的地。森の中より安全だから。じゃ、地図をちゃんと持って太陽が傾ききる前に森を抜けよう。現在位置がわからなくなったらちゃんと教えて」


 シェスタさんが採掘道具と今回の細かい行程を説明してくれました。


「あの、小さいってボクのことですよね? どうしてボクがスカウト役なんですか?」


 ティッド君がクリクリした大きな瞳で疑問を表してくれました。


「ボクがあまり強くないから、それで」

「スカウトは身軽でないといけません。この中でスカウト役に適しているのはティッド君とクリスティーナ君でしょうね。しかし、森の中で弓を射るのはそこそこ技術がいります」


 それこそリリーナ君くらいの力量は欲しいですね。

 リリーナ君は障害物がなければ百歩先の的に当ててきますからね。


「クリスティーナ君はスカウトよりも前衛職に傾いているので、今回はクリスティーナ君を前に立たせるつもりです。代わりに君は後衛のスカウトという位置につきました。こうした小隊単位の弓使いは場所取りが非常に有効です。常に全体を見る位置にいて、全体に守られながら全体の補助を行う視野が必要です。片手間でできる役割ではありません。スカウトは索敵という重要な役割を与えられているのです。いわばチームの先制危機回避を担っているわけです。強い弱いではありません」

「……はい」


 気持ちと力量が噛み合ってないと、やっぱり辛いですね。

 男の子だからこそ、わかる気持ちがあります。


「とはいえ、今はそこまで完璧を求めません。まずは自分の役割をちゃんと理解して、一つずつやれるようになりなさい。焦ったところで強くなれませんよ」


 ポンポンとなだめるように頭を撫でてあげました。


「もう一度、言いましょう。焦らないこと。今は小隊、チームを守ることを考えなさい。今できることができない人に、本当に大事な者は守れません」


 目線を合わせて、ちゃんと納得したかどうか確認します。


 おずおずと、まだ、気持ちがついていかないけれど。

 ティッド君はちゃんと理解の色を示していました。


「はい。頑張ります」


 軽装組が偏ってるから、一番力量のないティッド君にスカウト役を放りこんだなんて言えませんよ。


 なんて幼気な子供を騙していると後ろからため息が聞こえてきました。


「生徒に授業――ヨシュアン様と共同作業」


 なんかシェスタさん、誰かに似てますね。誰でしょう?

 早く正気に戻ってください。生徒がジト目です。主にクリスティーナ君が。


「では森の移動は君たち主導です。普段は違うクラスですが忌憚のない意見をぶつけ合うように」


 採掘道具をそれぞれ持ち、森の中へと入っていく生徒の後ろを自分とシェスタさんは着いていきます。


 さて、今回の採掘依頼で何が出てきますかね。

 自分の推測が確かなら、いえ、まだ語る必要はないですね。

 実際、この先にあるとは限りません。


 行きがけにヘグマントとメルサラにあるものの捜索を頼んでいます。

 二人が見つけ出してくれたら、それに越したことは本当にないんです。


 あるいはここに当人がいるからこそ、行き当たる可能性はあります。


「どんなに酷くても無色の獣が出るようなことだけはないでしょうしね」


 伝説の魔獣なんて出てくるはずがありませんが、リーングラードの森ですからね。

 ちょっと気を引き締めて、生徒たちの動向に注意を払うのでした。


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