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〜想ゥ誰ヵ編〜7
あの頃の僕は素直じゃなくて
君の言葉を素通りしたんだ
あの頃の私は天邪鬼で
あなたの想いに耳を塞いだ
いつかもう一度
何処かで偶然すれ違えたなら
ただ自然に微笑もう
「ごめん」も
「ありがとう」も
空白にしてしまった時間と共に全て込めて
真っ直ぐその力強い目を
逸らさずこの目に映すように
風に消えそうな小さな声も
ひとつも逃さぬように
そしたらあなたも
そしたら君も
隙間になった時間を埋められるかな…
止まったままの時計の針は動き出すかな…