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番外編 歴史の改竄
「なぁ、この小説の僕とリカちゃんのとこ、消されへん?
編集できるやろ?」
「何PVいってる思てんの?
諦めや」
「せやけど、学校のみんな読んでるし、先生も読んでるし、これ親に読まれたら……」
「そういえば、むっちゃバズったから奈良新聞も取材来る言うてたなぁ」
「やめて〜」
「大体、こんなんいつ書いたんや?
最初の原稿にはなかったよな?」
「あぁ……」
ヒロミが視線を逸らした。
「マサル、天智天皇になりたいんか?」
「えっ?」
「歴史改竄や」
「いや、プライバシーがな?」
「大丈夫、ちゃんとフィクションて書いてあるやろ」
「いや、そうやなくて……」
「名前もみんな変えてあるやん」
「リカちゃんもなんとか言うてよ。
こんなん書かれたら恥ずかしいやろ?」
「私がモテてるのは事実だから恥ずかしくないですよ?」
「……」
「焚書や〜!」
「ちょっと、マサルやめろ!消すな!」
……




