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宗教


 ある日俺を訪ねた宗教ばばあ共はこう言った。


 たったの五百円で経典を買うことが出来ると。

 神様の地上との通信機器も随分と安いもんだと思った。

 

 ばばあ共はご託をつらつらと並べながら、これからの世界がどうなるかなんて事をまるで知ってるように話していった。


 結局俺は経典も買わずそれからばばあ共と会うこともなかった。

 今思えば買っていた方が良かったように思う。


 たったの五百円で依存できるもんが増えるんだ。スマホに依存するのと何が違うんだ。


 神様がいないことを科学的に証明するより、神様がいる方が面白いに決まっているだろ。 

 だってそうすれば異能力がなんとやらで俺のこのつまんねえ人生が一気に晴れ上がるんじゃねえか。


 現実と向き合う力がないからこんな事を書いているのに、想像力もねえからこんな事しか書けねえ。

 自分を情けないと思うが、情けない自分の変えかたなんて分からねえ。


 スマホポチポチ触って世界知ってんじゃねえよ。

 ガキは外出てアホ面で鼻ほじりながら缶蹴りでもしてろよ。

 この文に一貫性なんてねえよ。

 なんだよ神様ってふざけてんのか。

 そんなんで救われるぐれえなら、苦しみなんて生まれねえわ。

 何にも感じねえようになりてえ。別に感性が鋭くもねえけどよ。

 しょうもねえことに怒れるほど、心にゆとりなくしてえ。

 心にゆとりパンパンだよ俺は。苦しみなんて人と比べるほどねえよ。

 馬鹿がよ。

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