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四季彩インベーダー24 ――四季彩星の24人の小さな宇宙戦士たち――  作者: さざ波和音


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第八章 ゼロムの涙と、始まりの約束

 闇が晴れた場所に、一人の小さな存在が立っていた。


 そこには、先ほどまでの巨大な影はなかった。


 黒い外套も、恐ろしい光も消え、ただ、寂しそうな瞳だけが残っていた。


「私は……何をしていたのだろう」


 ゼロムは自分の手を見つめた。


「私は、何も生まれなければ、悲しみもないと思っていた」


 その目から、一滴の涙がこぼれた。


「だが、何も生まれなければ、喜びも、出会いも、愛することもなかったのだな……」


 アマネは、そっと近づいた。


「あなたも、悲しかったんだね」


 ゼロムは驚いたように顔を上げた。


「私を許すというのか」


「許すかどうかは、これから一緒に考えよう。でも、あなたにも新しい道を歩いてほしい」


 ニジも続けた。


「間違えたことをなかったことにはできない。でも、これから誰かを守ることはできるよ」


 クロノスは、静かにうなずいた。


「私も同じ道を歩いている。過去を背負いながら、未来へ進むことはできる」


 ゼロムは長い沈黙のあと、深く頭を下げた。


「私は創世海の番人だった。だが、命の誕生を恐れ、すべてを終わらせようとしてしまった」


 アカシアは、その言葉を静かに受け止めた。


「ならば、今度は創世海を守る者として歩みなさい」


 ゼロムは、初めて小さく微笑んだ。


 その表情には、まだ迷いがあった。


 しかし、その迷いの中に、小さな希望の光が灯っていた。


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