インターミッション:チビ猫、集中キャリーオーバーワールドへのみちのりを確認する
「初期の『ワールド間チップキャリーオーバー構想』は、中途でとまる結果となっていたにゃ」
これよりすこしまえの、ぜんたいミャーティングでのこと。
「理由のひとつは、集中先である、カジノワールドの負荷がふえたこと。
ファームふたつ、うさちゃんさがしワールドふたつの四セットを入れた時点で、あきらかに入口付近が重くなった。
ワールドのパフォーマンスを考えると、これ以上ふやすわけにはいかなかった、というのが主たる理由にゃ」
チームのびんわんまねーじゃー、ミーコさんが、これまでのいきさつをてきぱきとまとめていました。
「いまひとつの理由は、そうして止まっている間に『コンセプトをそもそも、かえたほうがいいのではないか』との考えがでてきたことにゃ。
のんびりファームに、カジノショップエリア。そして、こはるアリーナ。
あたらしくできたサテライトワールドたちは、それぞれ、ショッピングようそをもっているにゃ。
ショップエリアやこはるアリーナは、いずれグッズショップが稼働する。
ファームは現在『でかバケツ』があるが、これをさいしょから買えれば、稼ぎが加速し、お得感が出る。
そのために、逆にそちらにカジノチップをもってくことも、できたほうがいい。
ふたつの課題をまとめてかいけつするのが……
各ワールドからのチップをうけとり、また持ち出す基点となる『集中キャリーオーバーワールド』にゃ」
ミーコさんがぽっふんと、にくきゅうのおててをうちあわせます。
「……しかし、もんだいはそれでもあったにゃ」
そして、マリーさんにしせんをやると……
ギミック担当にゃん、マリーさんがよいしょとこしをあげて、はなしだしました。
「集中キャリーオーバーワールドは、数多くのワールドと接続しますにゃ~。
入口だけでも、ざっくりかぞえて、30個がひつようになる見通しでしたにゃ。
うちわけは、エントランスようひとつ。現カジノからがひとつ。カジノコフレからが14こになる予定、うさがしワールドからがいま3つ、ファームからが12にゃあ。
旧来の方法だと、移動ギミックと受付ルーム、出口も同じだけ必要でしたにゃ。
チップキャリーオーバーの導入が進まなかったのも、おもにそれが原因ですにゃ」
もっふもふのおみみが、いっしゅんしたをむきますが……
でもすぐに、ぴぴんっとうえをむきます!
「しかしこのたび、ようやくこれを『かなりおてがる軽量化』する方法が、だいたい確立されましたにゃ。
それはチビどのの、ちょーダイタンなはっそうのてんかんによるものですにゃ!
ずばり『お引替えは一日一回』の制限をやめる、ですにゃ~!!
これがなくなったことで、ふたついいことがありましたにゃ。
まずひとつめ。『最後にお引替えをした日にち』の判定が、いらなくなりましたにゃ。
つまり、そこにスクリプトをつかわなくってもよくなり……
コンポーネントだけで、おてがるにキャリーオーバーしすてむがやれちゃうようになりましたのにゃ!」
ほーう、とみんながうなずきます。
マリーさんはそれをかくにんしてから、さきをつづけます。
「ふたつめ。
『キャリーオーバーは一日一回』の制限にひっかかって、お手続きをさしもどしすることが、なくなったので……
『キャリーオーバーワールドのお預け所から、もとのワールドにかえったときの受け入れ口』も、いっこですむようになったから……
お預けが終わったら、クラスタメニューの『訪問履歴』から、もとのワールドにかえっちゃってOKになりましたにゃ!」
「……………… へ?」
ひにゃさんのおくちが、ぽかっとあきます。
いつもおだやかなチビのおとうさんも、ちょっとおどろいたおかおです。
それもそのはず。『かんたんに、もときたワールドにもどるしくみ』は、チビたちがずっとすっごく、考えていたとこ。
それを、『Clusterじたいの機能をつかって、クリアしちゃう』なんて……
まるで、『こねこがトリプルアクセルをとんじゃった!』レベルに、すごくおもえたのです!!
おどろきを隠せないふたりに、チビはたねあかしをします。
「あのねあのね、ヒロさんがおしえてくれたの!
やりなおしがなくなると、お手続きはぐっと、らくちんになるよって!
あと、つかえるものは、つかわせていただくといいよって!」
「なるほど!
システムのつくりを、根本から変えてしまうとは……
さすがはヒロさん、すごうで仕事人の発想ですね!!」
おとうさんがぽむっとおててをうつと、ヒロさんが照れて、あたまをぽりぽり。
そのいっぽう、じまんの婚約者をほめられたミーコさんは、どどんっとむねをはります。
もちろん、すかさず『ひゅーひゅー』とまぜっかえした、ひにゃさんでしたが……
マリーさんによって、お口にねこ用プチパイを『ぽん』されて、おとなしくなりました。
かえすにくきゅうで、マリーさんはつづけます。
「ただ、いろいろな可能性を考えた場合、『お預け口』は一本化できても……
『お引き出し口』の一本化は、現状、できませんでしたにゃ。
指定したワールドに、プレイヤーをワープさせるスクリプトがない以上は、それぞれのワールドの、お受け取り完了ルームにとぶためのワープポータルをどうしても置かねばなりませんのですにゃ。
けれど、そこにいたるみちのりには、いろいろと工夫ができましたのにゃ。……」
こっそり三回くらい仕様変更しました。
今必死で作ってます。
これ3/31までに間に合うんかい作物系手つかずだよ……
理由は後々明かされます。ひとことでいうとスクリプト1ミクロンもわかってなかったからです。
ともあれ次回は『チビ猫、集中キャリーオーバーワールドをつくりだす』3/29投稿予定です!
どうぞ、お楽しみに!




