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東京探訪_上野編1

 辿り着いた先は上野動物園、電気街を目指し自らの慢心と希望的観測に身を任せ確固たる確証も持たずのうのうと1ミリも当てにならない感に身を任せた結果がこの2駅越えだ。実に愚かだな。


「なぜだぁぁああああ」


 そこまで歩いていた記憶はない。駅からすぐ近くにあるという事前情報にしてはちょっと歩きすぎだなと感じることはあったもののそれでもJR2駅分を踏破してしまった。

 まぁ落ち着け、ただこのクソ暑い炎天下の中屋根と扇風機のある電子部品屋を追い求め辿り着いた先が動物園だっただけだ。

 元々いく予定だった上野旅行が2日分前倒しになっただけだ。


 「上野ってこんなに近くにあったんだな〜。」


 てっきり上野は東京でも辺境の方にあるもんだと思っていた。

 多摩市くらいのところ。

 多摩市がどこにあるかは知らないけれど、多摩市ってどこにあるんだ?

 スマホで調べたいけど今はスマホ縛りだから緊急時以外でさわれないのがなぁ、、、ん?

 上野に科学博物館あったな、地図でも売ってるんじゃないだろうか?

 宇宙関連の技術も気になってたし特設展とかも東京だから年がら年中やってるだろうし、ちょっと行ってみようか。

 たまに博物館に行ったりするけど、こういうところってなんで券売機形式が多いんだろうか?

 人同士の接触が少なくて展示品に集中できる気がするから私としては非常に嬉しいが、何か示し合わせたように券売機を使っているような気がする。

 何か法律でもあるのだろうか?

 美術展示品とかって確か保管場所がないとかって問題になっていたような気がする。

 問題になる程度には何かしらのルールに縛られているのだろう。

 まぁ受付の人員に予算が割かれるくらいなら美術品の管理をする学芸員の方々の給料を少しでも増やしていただきたいものだ。

 さてさて、地図はあるだろうか?630円以上の情報は手に入れたいものだ。

 国立だからなのかはわからないが、入場料が安すぎる気がする。

 こういうところは基本大人1200円とかな気がするものだが、これも常日頃から税金を納めている国民への還元ということだろうか?

 であれば、余すことなく享受しなければな。

 、、、無理だった。

 次から次へと迫り来る知識の濁流、歩みを進めるほどにその流れは早くなる。

 初めはいかにも洋風漂う窓口のある建物のみが常設展を行っているものとばかり思っていたが、どうやら日本館と呼ばれ日本のことに特化した展示を行なっているようで、隣にあった大きな建物では地球規模の展示を行なっていた。

 正直日本館の部分だけだろうと思っていたためだいぶじっくり見て回っていたためにここで体力はだいぶ削れていた。

 地球館への入り口を見つけた時は、別の施設だから無理だろうと引き返そうとしたくらいだ。

 回る順番によって印象が変わってくるが、生物学から地質学、物理学を経て現代的な工学の話へ古くから研鑽が積まれているものから順番にだんだんと新しくなっている様は、学問によって露わとなった歴史の一端を発見した感覚に陥る。

 あまりのボリュームに地球館では駆け足になってしまった。

 また来てそこから見直して行かなければならない。

 ということでメインで見てきた日本館では、毎日振りなおしているらしいフーコーの振り子や日本で出土した化石や世界的に見ても地震の多い日本だからこそ発展してきた地震学で最初期に用いられた地震計であったり、からくり時計などを見た。

 化石や地質などの展示を見ていると、人類が立ち会うことのなかった日本列島の生い立ちに想像を膨らませ、縄文時代の人々がどのような生活をしていたのか考え自分はきっとその生活に耐えられないだろうなと思った。

 地震計やカラクリ時計においては、昨今さまざまなものがデジタル化され一枚の板にスマートにまとまってきているが、過去には無骨に歯車やフレームが剥き出しになっているものが第一線で使用されていたという事実にそれぞれの装置に対して専門家が部品ごと丁寧に整備している姿を想像して、いわば職人の背中を見るようなロマンを感じた。

 きっとここに来なかったら知らなかっただろうことを多く学び、そして1週間後には綺麗さっぱり忘れていることを容易に想像して非常に勿体無いと感じる程度には充実した時間を過ごすことができた。

 また来ないといけないな〜。

 頭も体もだいぶ疲労が溜まってきたのでどこか涼しいところでお茶でも啜りながら休息を取りたいところだが、さすがは東京人口密度が非常に高いこともあって付近を見渡して見つけた博物館に併設されたレストランのようなところは席が全て埋まっている。

 これは非常に困った。

 実はアキバから歩いてきてずっと感じていたのがこの暑さ、炎天下にさらされ数分でも外にいるだけでTシャツが汗でびしょびしょになる。

 正直この科学博物館を見つけられていなかったら命の危険を感じていたところだ。

 いまも地球館から見える範囲を執拗に眺めては次の目的地をサーチしているところだ。

 うん、動物園と美術館しか見つからない。

 あ、ちなみに探していた地図だけど、売店に世界地図と日本地図はあったんだけど東京を詳細に見れるものがなかったから諦めた。

 上野にはアメ横という商店街があると聞いていたが、ここからは人の営みに直結した何かを見つけることができない。

 文化と学問を保存するためだけにあるかのような場所というのが私の感想だ。

 

みなさま、「上野編1」読んでいただきありがとうございます。

上野編始まりました。

パンダいなくなってしまいましたね。非常に悲しいです。

一度だけ見たことがあるんですけど結構デカかったですね。

やはり熊なんですね。

また会える日を願ってます。

赤とんぼ

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