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久留島の探訪日誌  作者: 赤とんぼ
東京探訪
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13/14

東京探訪_お台場編1

 秋葉原駅から山手線で数分のところにある新橋駅、ここでゆりかもめに乗り換えさらに数分揺られると芝浦ふ頭という駅に到着する。


 そのまま乗っていればドラマでよく爆破され落ちているレインボーブリッジを通過し、有名な二足歩行ロボットの立像やオタクが列をなし綺麗な血を献血し帰る大イベントが行われている会場の近くまで通過する。


 私の今日の行き先はまさしくその巨大ロボットの立像なのだが、ただ揺られていくんじゃぁ面白くない。


 どうせならこの足で歩いていきたいと考えた。


 昨日の疲労はまだ残っているが、限界に挑戦してこその一人旅。


 いけるところまで行ってしまおうの精神で今ここ芝浦ふ頭にいる。


 ただしかし、、、もうすでに暑い!時刻は朝の9時、確かに日は昇ってこれから本領を発揮しようとするのはわかるが電車に乗ってきているにもかかわらずほんのわずかな乗り換えとホームの待ち時間でもうすでに汗だくだ。


 今日は橋を歩き切ったら建物の中だからと昨日の反省も活かすことなく、何ら対策も講じずにきてしまったわけだが、そんな考えを持ってしまった十数分前の私を殴りたい。


 一歩踏み出すたびに汗が一滴落ちる様な感覚だ。


 水がいくらあっても足りない。


 だいたい、この近くには自販機もないのか!


 東京は少しあるけば何でもあるんじゃないのか!


 私の理想の東京はどこにあるんだ!!


 あまりの暑さに新橋駅近くのコンビニで買った格安のフルーツオレだがものの数分で一本なくなってしまった。


 このスピードで飲んだら糖尿病になってしまう。


 だいたい暑いのになぜ喉が渇く様なものを買ってしまったのか!?


 フルーツオレなんかその代表例みたいなものじゃないか!


 糖分の塊だぞ!!


 何だろう、絶対選んではいけない2択を全て選んできたようなそんなふうに感じるのは私だけだろうか?


 昨日の科学博物館で何を学んできたのだろう。


 博識になった気でいる私に対してお前は馬鹿だと言ってやりたい。


 そもそもここからレインボーブリッジまでは数百メートル程度のはずなのだがなかなか辿りつかない。


 なぜだろう、橋自体は見えているのに一向に辿りつかない、これはあれだ、見ている対象がデカすぎで遠近感がバグってるんだ。




 やっぱりでかいなぁ。





 歩いて十数分、遠くに入り口が見えるようになった。


 何やら看板が置いてあるように見えるが、周りには工事用の鉄柵が置いてあるようだし道中道路工事をしていたのでその類と思っていたのだが、、、。









 「臨時閉館!!!」









 おいおい、まじかよ。


 確かに行き当たりばったりでここを歩いて行こうと考えはしたのだけど。


 事前の調査もなしに、「そういえばレインボーブリッジって歩いていけるって聞いたなぁ」って思い出して計画性もなしに行動に移してしまったのだけれども。


 小学生の子供が後先考えずに飛び出すようにここまできてしまったのはきっと私が成長していないことの証明を意図せず行なってしまった。





 さてどうするか、と言っても引き返して大人しくゆりかもめに乗るしかない。


 でなければ今日の第一目標である巨大二足歩行ロボをお目にかかることができない。


 それだけは何とかせねばならない。


 なるべく日に当たらないコースを取り、芝浦ふ頭駅へと足早に戻るのであった。



 ゆりかもめ、正式名称は東京臨海新交通臨海線と呼ぶらしいのだけど、なぜ東京のちょっと下の方というか海側の方の交通網は、同じ単語を2回も繰り返すのだろうか?


 臨海にあるのはわかったからどこか省略できなかったのだろうか?


 そんな無駄なことを考えながら静かにホームへと到着したクーラーの効いた車両に乗り込む。


 約7分で芝浦ふ頭からレインボーブリッジを経由して台場駅に到着した。







 唐突だが、私の今の格好は田舎の子供のような元気あふれる半袖Tシャツにカーゴパンツ、そこに不釣り合いな黒のPCリュックという絶望的なファッションセンスで練り歩いている。


 無駄に時間を消費した結果、遮蔽物のない場所で本気を出した太陽によって、長年刺激のないインドア生活で培われた外敵から守る術も知らない私の柔肌が耐えられるわけもなく、火を直接近づけられて炙られているような暑さを喰らう羽目になる。


 ニュースとかでマダム達が日傘にアームカバーとかいう私の目から見ても見た目の悪いものをつけている理由がわかった。


 これはあれだ、確実に火傷する。


 上野や秋葉原ではビルが太陽を隠してくれていたから『『気温があっづい』』くらいで済んでいたけれど、ここにきてようやく暑さの正体、その一片を知った。


 やはり太陽、貴様はどこまでも私を攻撃してくるな!!


 私は過去に実家の町の祭りで飲んだくれてベンチに仰向けで寝ていたら鼻先の皮がボロボロ剥がれて化膿したことがあったがその再来かもしれない。


 もっとも今回は飲んでないんだがな!


 早急に建物の中へ行こう。


 私は足早にダイバーシティへと駆け込んだ。

お台場編が始まりました。

久留島さんですが、結構お酒を嗜みます。

普段あまりお話ししないくせにお酒慣れしていない大学生ばりに酒を煽っては大声で騒ぎ周りが盛り上がったところで寝落ちするような残念な女性です。

初めてお酒を飲んだあと友人からは「私のいないところでは飲まないで」と言われ素直に守っているようです。


私ですか?急性アルコール中毒にならない範囲でがぶ飲みすれば翌日に響かないことを最近知りました。

赤とんぼ R8.7.1

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