↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者召喚に巻き込まれた俺は第二の人生と思って楽しむ事にする  作者: 望


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/10

プロローグ



 歩道を歩く高校生の集団の中でひと際目立つ3人組は、

 女子高生「光君っ、今度のお休み一緒にお出かけしない?」

 光「今度の休み?え〜っと・・・」

 女子高生2「次の休みはサッカーの試合でしょ?」

 光「そうだったね、有難う葵いつも助かるよ、という事だから来週はどうかな桜?来週は確か空いてるよね葵?」

 葵「ええ・・・、来週は空いてるわよ」

 桜「それじゃ来週ねっ」

 光「うんっ、葵も一緒に行くかい?」

葵と呼ばれた身長以上の長細い袋を肩に掛けた今時珍しい綺麗な黒髪をポニーテールにした170cm位の女子高生は、光と呼ばれている日本人にしては珍しいサラサラの金髪に185cmの細マッチョのイケメンを挟んで自分の反対側にいる、桜と呼ばれた女子高生が160cmの身長に男の目を引き寄せる女らしい体型の10人中10人が美少女と言うだろう顔をムスッとさせているのを見て気付かれないようにため息を吐くと、

 葵「私は道場に行く予定があるから遠慮するわ、桜と2人で行ってきなさい」

そう言うとホッとした表情をする桜を見て内心で溜息を吐いた所で、

 光「あれ?地面が光ってる?」

 桜「え?」

 葵「何・・・これ?」

光が地面を見ながら言った言葉に遅れて私も下を見ると、光を中心にマンガで見るような魔法陣のような物がどんどんと広がっていき、私達が突然の事に驚いて立ち止まっている間に魔法陣は広がり続け、信号待ちしている1台の車の下まで広がった所でひと際魔法陣が光り輝きあまりの眩しさに目を瞑るのだった。


 少し浮遊感を感じたと思うと目を閉じていても分かるほどの光が収まっていることに気付き目を開くと、

 女「ようこそおいで下さいました勇者様っ!」

白いローブを着た集団の中からマンガやアニメで見るようなお姫様みたいな格好をした、まぁ美人と言える女性が前に出てくると中央に立つ光に向かって言うと、

 光「勇者?」

 女「ええそうですっ!貴方様は我が国ワースレスが行った勇者召喚によって選ばれ召喚された勇者様なのですっ!」

光とお姫様のような女が話をしているのを聞きながら周囲を見回すと、勇者と呼ばれた光を対象にしていたからか光を中心に展開した魔法陣はかなり大きかった為それなりの人数が儀式場にいるのを確認していると、1人だけ不思議な今の今まで運転席に座っていたかのポーズで床に座っているおじさんが眼に入った所で、

 桜「ちょっと光から離れてっ!なんなのあなたっ!?それにこの状況どういう事なのっ!?」

光の至近距離に近付くお姫様に何かを感じたのか光の事が好きな桜が光とお姫様の間に割って入り両手を広げてお姫様を睨みながら言うと、

 女「ワタクシはこのワースレスの第1王女ヘレナです、ワタクシは勇者様とお話したいのですが貴方こそどいて・・・」

 神官「姫様っ」

ヘレナと言う王女様の後ろから神官の1人が歩み寄ると王女様に何か耳打ちし、何かを耳打ちされた王女様は眉間にシワを寄せた表情から人が変わったようににこやかな表情を浮かべ、

 ヘレナ「皆様お聞きください、皆さまは我が国ワースレスが勇者召喚にて召喚した勇者様となります、我が国は現在残忍で狂暴な魔族を率いる魔王のいる魔王国と敵対状況にあり魔王国との戦争が近く発生する恐れがある為、この世界の古い歴史書に残された魔王を倒せる存在であるとされる勇者の召喚を行ったのです、そうして行った勇者召喚の儀式で呼び出されたのが貴方様方なのです、この後貴方様方の能力確認をさせて頂きますのでまずはワタクシ達の後に付いて来てくださいませ」

ヘレナという王女様が歩き出すと後ろに神官の様な人間も続いていき、私達は神官以外にいた槍や剣を持った中世の甲冑を着た兵士達に囲まれ護衛と言うよりは囚われ連行されるかの様に王女様の後を付いて行くのだった。


 王女様に連れられ案内された大きな部屋には飲み物や食べ物が用意されており、勇者召喚とやらで元の地球からこの世界に召喚された私達は食事をしながら待機してくださいと待機させられており、

 桜「光君・・・、私達どうなるのかな?」

 光「僕には分からないよ・・・、葵はどう思う?」

光に質問された私は二人には隠していた好きな漫画やアニメ、ライトノベルで得た知識からこの後の事を想像しながら、

 葵「私にも分からないけど・・・、とりあえずは落ち着いて様子を見ましょう?今のままじゃ情報が少なすぎてどうしようも出来ないわね・・・」

最初の王女様の様子と魔法陣の中心にいたのが光だった事から勇者は多分光のはずで、その周囲にいた私達は要は巻き込まれ系の一般人のはずなので、勇者以外も有用で重宝されたりする話もあれば切って捨てられる可能性もあるし、私達を召喚したこの国が悪者ってパターンもあるしと色々考えていると、

 ヘレナ「お待たせしました」

部屋の扉を開けて入ってきた王女様は先程の神官を数名連れて来ると、水晶玉の様な物を持った神官が前に出て来て、

 ヘレナ「お一人ずつこちらの鑑定の魔道具に触れて下さい、この魔道具により皆様方のステータスと特殊能力を調べる事が出来ます」

神官の用意した魔道具とやらに日本人らしさの現れた列を作り並ぶと、私と同じようにこういった事を知っていたのか我先にと並んだ同級生が触れていく度にステータスと特殊能力が調べられていき10数人いた人も残り僅かとなり、私の前に並んでいた車を運転しているようなポーズで召喚されていた召喚された中で唯一のおじさんの番になり、

 神官「レベル10、ステータスはこちらの世界の一般人と変わらないですね・・・、特殊能力はマイホーム・・・?見たことの無い能力ですが・・・他には鑑定ですか」

私はマイホームと聞こえ神官達が調べている声に聞き耳を立てると、

 神官「どうやら家を所有すると何処からでもご自分の家に繋がる扉を開き家に入れる能力の様ですね・・・、緊急避難用みたいな物ですかね・・・」

レアではあるが戦闘には使い道が無さそうで、他に持っているのも鑑定のみと期待外れと顔に出す神官の言葉を聞いていると、他に珍しい能力を持っていた同級生と違い用無しとばかりに解放されたおじさんのなんとなく気になる背中を目で追いながら自分の鑑定を受けるのだった。


 おじさんの後に受けた私の鑑定結果はレベル15でステータスもこの世界の普通の人に比べると軒並み高いらしく、最高峰のSランク冒険者になれる素養があると盛り上がり、特殊能力も戦闘向きの物があるという事で囲い込むためか豪華な部屋を用意され、私の後に受けた桜も後衛よりの魔法適正の高いステータスの高さに、回復や支援メインの特殊能力があった事で好待遇になり、本命の光はやはり勇者だったようでステータスが今回召喚された人の中で一番高く勇者に相応しい特殊能力もあった為、好待遇の私達よりも更に待遇が良い部屋が与えられておりその広い部屋に今後の事を話合う為に集まった私達3人は、

 光「これからどうなるんだろうな?」

 桜「うん・・・、急にこんな事になって・・・、お母さん達心配してないかな?当たり前だけどスマホは使えないし・・・」

電源は入っているが異世界の為当たり前だが電波の入らないスマホを見て言う桜に続いて皆スマホを取り出し画面を見るが、私のスマホも光のスマホも電波は入らずネットも使えないので写真を取ったりライト替わりにする事しか出来ないスマホを仕舞うと、

 光「葵は国王の言っていた事をどう思う?」

光にそう質問され先程連れていかれた謁見の間で聞かされた現在のこの国の現状を語る国王様の言葉を思い出し、

 葵「う~ん・・・、今はまだこの世界に来たばかりだし何とも言えないわ・・・」

私は趣味で読んでいたラノベ等の異世界召喚系の話を思い出し、こういった場合は結構召喚した国が良くない話がある事があるのを考え、今この部屋での話も魔法があるこの世界では魔法による透視や盗聴等がされている可能性も考慮し危ないと思い思っている事を喋るのを止め、盗聴等の危険の無い時を見計らって思っている事を喋ろうと考えていると、

 光「とりあえず僕が勇者みたいだから待遇は良さそうだし葵と桜の事はちゃんと守るからさ、急にこんな事になったけど頑張ろうな」 

 桜「うんっ、私はなんか怪我を治したりとかが得意らしいから光君を一生懸命サポートするよっ」

そんな二人の話を聞きながら私は気になっている私の前に鑑定されたおじさんの能力の事を考えるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。