初めてのクエストー9
戦闘描写が上手くできない。アドバイスくださーーい。
「こいつが|森狼≪フォレストウルフ≫ですね。ゲーム時代と|森狼≪フォレストウルフ≫と呼ばれている魔物が変わっていなければ。」
|森狼≪フォレストウルフ≫は地球の狼と同じような見た目をしている魔物だ。しかし、三つだけ違う点がある。木魔法(初級)を使う点と森もしくは林の中で戦うと戦闘力が上昇する点、黄緑色の毛並みをしている点だ。
「グルルルルルゥ・・・・」
「随分と警戒されていますね。|森狼≪フォレストウルフ≫は実力差がわかるほどの知能を持ち合わせていないはずです。なのでこの狼が群れのBOSSと見てよいようですね。群れの狼はこの狼以外にいないようですがっ!」
ヒュンッ
唐突に私の背後から木で作られた槍が飛んできた。
風切り音に反射的に反応し
アメノババキリを真横に振るい槍を切り裂く。
が、槍は一つだけではない。
合計20本の木魔法によって作られた槍が私を串刺しにしようと全方位から飛んでくる。どうやら一度に展開可能なのは20本のようだ。
ここはアメノババキリの出番だな。
私は槍に対応する為、アメノババキリの能力
ーー|竜殺しの七閃≪セブンススレイヤー≫を発動させた。
アメノババキリの刀身が光り出しーーーー七つの飛ぶ斬撃が生み出される。
七つの斬撃は20本もの槍を全て切り倒す。
全て切り倒したと思ったらーーーまた槍が出現する。
切り倒しても切り倒しても現れる。
くっ。きりがない!
取り敢えずアメノババキリの能力を使用し槍を迎撃しているが・・・さて、どうやって倒すかね?
相手の魔力切れを待つのもいいがな。
だけど、それじゃつまらないし、
そこそこの魔力を持っているようなので魔力切れまで時間がかかるため、面倒くさい。
よし、虹魔法を使うか。
「そうですね・・・。面倒くさいので魔法を封じさせてもらいますよ。」
木魔法を封じるため、虹魔法の詠唱を開始する。
『我の願いは捕らえること。全てを捕らえ、封ずること。その願いに応じーー』
「ガァァァァァァ!」
私の詠唱に何か危機を感じたのか、それともただ攻撃しようとしただけなのか知らないが狼のBOSSは口を開け、かなりのスピードで噛みつこうとしてきた。
だけどーーー私の詠唱の方が早い。
『万物を封ぜよ!虹魔法【藍色の封呪印】!』
虚空から藍色の鎖が出現する。私の目の前まで来ていた狼に一瞬で絡みついてーーー消えた。
「ガァ?」
込められた魔力の割に何も起こらないことに狼は戸惑っているように見える。まあ、かなりの魔力を常識から見ればつぎ込んでいる。
私からすれば微々たるものだが。
狼は取り敢えず何も害がないことを確かめるように周りを見渡した。
「ガァァァァァァァァァァァ!」
害がないと判断したようで木魔法を放とうと魔力を込め、槍を作ろうとした。
が、いつまでたっても魔法が発動しない。
「ガァァ?」
木魔法を発動しようとするまで気づかないとは・・・さっきの攻撃は魔法に危険を感じて防ごうとしたのかと思ったのに。
これは拍子抜けだね。
私がやった事は"魔力を代償に魔法を発動する"という現象を一時的に封印しただけなのだ。
こんな簡単な事、あのバカ廃人共だったら魔法が発動する前に感づき、防いでいた。
まあ、あいつらと比べてるのはいけないかもしれないけど。
でも、この魔力を持っていてBOSSなら少しぐらいは対応して欲しかったな。
残念だね。能力はそこそこあるのに。
魔力はそこそこの魔力
知能もある。
だけど、実力がない。
能力に実力が伴っていないのだ。
つまらないなぁ。ゲーム時代の|森狼≪フォレストウルフ≫の方が強かった気がする。
もう、終わらせるか。
「残念、実力が足りませんよ。圧倒的に。つまらないので終わらせましょう。刀術極伝流ーー死水。」
緩やかな小川の流れの様に緩やかな刀閃。
だけど避けることを許さない鋭い刀閃は狼を一撃で絶命させた。
はあ。終わってしまったよ。折角リミッターかけたのにな。つまらない戦いだった。
「スケルトンの軍団も楽しめなさそうですし。はあ。楽しい戦いがしたいですね。」
アメノババキリ:かつて暴竜八岐大蛇を一撃で斬り伏せたとされる刀。聖刀に分類される。
能力:|竜殺しの七閃≪セブンススレイヤー≫
七つの飛ぶ斬撃を生み出す。
虹魔法【藍色の封呪印】
世界の現象を込めた魔力に応じて封じる魔法。込
めた魔力に応じて魔法の続く時間が変化する。




