ギルドマスターー2
やっぱりばれてしまった。ううむ。この青い髪のお爺さんかなりの実力者みたいだし、仕方ない。前向きに考えよう。
「はい。そうですね。」
「やはりの。うまく隠しているみたいじゃが、儂には少しだけ感じ取れたからのぉ。まあ、それは良いとして。何故、高位の龍が町に来とるのじゃ?」
「何故・・・ですか?」
「うんむ。御主ら龍は基本的に山などにこもり人里にはでてこぬ。それなのに高位の龍の御主がこの町に来ているのじゃ。何かあると考えるに決まっておろう。」
そう言われてもな。気づいたらゲームの世界に居ましたとは言えないし。いっそのこと正体バラしちゃうか。私が"虹龍"ユキナだということ。うーん。どうしよう。
「言っても良いですが、条件があります。」
「ほぅ。条件かの。限度はあるがある程度なら聞いてやろう。それで条件とは何かの。」
虹ランク相当というのを秘匿して貰おう。厄介事に関わりたくないし。あとは見てた冒険者が居るなら口封じすれば良い。手荒なことはしない。チョットお金を積むだけだ。後は今の私の力を試したいから少しばかり外の地形が変わっても私だと言わないことと私が"虹龍"ユキナだということを他の人に言わないことかな。