第9夢「絶望の戦士の真実」
シューマがポワーンに飛び掛かる
俺とリュムールと紫苑はそのタイミングに合わせ
俺は夢奏剣
リュムールは拳から伸びた爪
紫苑は聖剣バルジアス
それぞれに溜めていた力を紫苑の合図で一気に解放させ
斬撃を飛ばす
放った斬撃は1つに重なり合い大きな斬撃と化した
2人に斬撃が直撃したかに思えたが
ポワーンがその斬撃を弾き飛ばした
「危ない危ない、私で無ければ今の一撃で致命傷を受けていた事でしょう……」
そう言った直後
ポワーンの姿が一瞬消え
次の瞬間俺の目の前にいた
そして素早く繰り出されるパンチやキックを俺は夢奏剣で防ぎつつスキを伺う
「俺様を無視してんじゃねぇ!」
ポワーンの背後からシューマが飛び掛かかる
だがポワーンはその攻撃も防ぎつつ
俺とシューマに攻撃を仕掛けてくる
そしてポワーンが俺に問う
「1つお尋ねします、何故貴方はこの世界を守ろうとしているのです?何の縁も無いこの世界に守る義理などあるとは思えませんが?いえ、この世界だけてはありませんね。人間共に守る価値などあると本気で思ってるのですか?他人を平気で傷付け裏切り自分の欲の為にしか行動出来ない無能な生き物に守る価値が本当にあると考えてます?だとしたらとんだ笑い者ですね!」
どこにでも居る悪党共のありきたりな問いに半ばうんざりしながらも俺は答えた
「人がいる限りそこに夢がある、夢がある限り人は笑顔になる、その笑顔は誰かの光になり希望となる、人間は確かに過ちも犯す、だけどな!誰かのその笑顔がある限り人は何度でもやり直せるんだよ!仲間すら平気で切り捨てるお前にはわからねぇだろうがな!」
俺はスキを突いて夢奏剣でポワーンを斬りつける
そして距離を取るために後ろへと下がる
「戯言を……そんなものただの幻想でしかない事に何故気づけないのですか!今は良くともやがて必ず貴方は裏切られる、そして誰からも受け入れられる事は無くそこに待つのは永遠の孤独、貴方はその孤独すら受け入れ求められても居ない自称善行を繰り返すと言うのですか!ただの承認欲求を満たす為の自己満足でしか無いとわからないのですか!」
ポワーンは構えを取り
力を溜めている
何か仕掛けて来る気配に俺は備える
さっきまでポワーンに攻撃を仕掛けていたシューマは少し距離を置いて様子を見ているようだった
リュムールと紫苑は構えたまま攻撃する機を伺っている
「お前は1人だからわかんねぇだろうな、俺の隣を見てみろよ?リュムール、紫苑が俺に手を差し伸べてくれている、悪いがお前と違って俺には大事な仲間がいる、こいつらだけじゃねぇ、主もいるし、この世界のヒーロー達も俺に力を貸してくれている、確かにお前の言う通り自己満足なのかも知れない、だけどな!目の前の人が笑顔になればその笑顔は伝染して知らない人の笑顔も生むんだよ!だったら目の前に居る人を笑顔にするそれが結果として全ての人を笑顔にする事に繋がるんだよ!お前のやってる事は悲しみを生む、悲しみもまた伝染して他の人を悲しませる、だったらその元凶を絶つしかないよな!その為に俺は戦う!」
「仲間?笑顔?夢?生温い、青臭い、くだらない、愚か、甘すぎます、その善が悪になる、そして争いは永遠に繰り返す、私はそんな物滅べば良いと思います。だから全てを破壊する、哀しみが世界を支配する前に私が全て破壊するんですよ!誰もあなたを受け入れる事はありません、少なからず貴方も人間の酷さは身に染みているはずですが?尽くした所で掌を返し平気で裏切る!私自身嫌と言うほど味わってきましたからね!そしてその後も意にそぐわない者を悪く言い続けある事ない事を吹聴し続け他者を踏みにじる、愚かな民衆共はそれを鵜呑みに信じ込み同調し攻撃を仕掛けて来る……だったら傷付けられる前に滅ぼす、哀しみを生む元凶は私では無く人間そのものなんですよ!そんなクズ共を利用して消そうが潰そうが私の自由、遅かれ早かれこの手で滅ぼすんですからね!」
そこで様子を見ていたシューマが言った
「なんだ、お前様よ、ちょっとは強い力持ってるからぶっ倒して俺様の力にしてやろうと思ったけどよ、お前言ってる事ただのガキの駄々じゃねぇか、思い通りになんねぇから滅ぼす?だったらてめぇの力で奪い取りゃ良いじゃねぇか?それが悪ってもんだろうがよ!クソっ興が冷めちまった、お前様は俺様の敵でも何でもねぇわ俺様が倒す価値すらねぇよ。おぃヴォル野郎よ、譲ってやっからさっさと倒しちまえよ。その後でたっぷり俺様と遊ぼうぜ?お前の方がまだよっぽど潰し甲斐があるわ。」
「半端者が……貴様に何がわかると言うのですか、良いでしょう先にこっちを片付けた後でこれ以上にない絶望を差し上げますからそこで待っていなさい……」
シューマはシッシッと払うように手を振る
そしてその場で座り込んだ
「さて、お遊びはそろそろ飽きました、これで決着といきましょうか!」
ポワーンの周りにエネルギーが集まる
「一斗、リュムール、この一撃に全ての力を込めろ!行くぞ!」
俺は夢奏剣にエネルギーを集める
そして必殺レイブスラッシュの構えを取る
「終わりです!塵となりなさい!」
ポワーンが拳を突き出すと解放されたエネルギーが大きな玉のようになりこっちに向かってくる
そしてリュムールがそこへ向かって突っ込んだ
その時なぜか一瞬ポワーンの放った力が弱まった
そのスキを突いて俺はポワーンの懐へ飛び掛かり
レイブスラッシュを決める
最後の一閃を振り抜いたタイミングで紫苑がポワーンの上から縦にバルジアスを振り下ろした
ポワーンの鎧はボロボロと崩れ去り
その場に膝を付いた
「ねぇ、キミ何でボクを見て躊躇したのさ?」
リュムールがポワーンに問いかけた
「ハハハ…私とした事が…セイア…やはり貴女を傷付ける事はどうやら私には出来ないようですね……」
「その名前、ボクと初めて会った時にも言ってたよね?ボクはリュムールだよ、セイアって名前じゃ無いんだけど?」
「良いでしょう、私の負けのようです。全てお話しましょう、かつて私にはセイアと言う愛する人がいました、リュムールさん、貴女と全く同じ姿、同じ声のそれは素敵な女性でした、ですがある日私が彼女に結婚を申し込もうと花束を買いに行った時でした、私を憎む愚かな人間共が彼女を誘拐し、更には彼女を脅し私と離れるように命じたのです、そしてどこまでも私を信じてくれた彼女は脅しには屈せず自ら命を絶ちました……それを知り私は絶望しました、そして己の責務を忘れ怒りに任せ全てを葬り去りました、私の世界の人間共全てをこの手で葬りました、全てを葬り去った後しばらくすると私の世界を邪竜が襲いました、私の持つ夢想水晶を狙ってきた邪竜です。私は邪竜に挑みましたが全く歯が立たずに辛くも別の世界に飛ばされ生き延びてしまいました、
そこで私は知ったのです。夢想水晶は次元を超える力を持つ事に、そして他にも世界が存在する事に、そこから私はどこかに存在しているであろうセイアを探しました、夢想水晶の力があれば再び彼女と幸せになれるかも知れない、そして夢想水晶の力があれば邪竜を倒し2人で生きられるかも知れない、そんな願いを糧に私は夢想水晶を集め続けました、それぞれの世界でその世界の夢想水晶を守護する自分自身を倒し続け奪い続けました、それと同時にセイアを探し続けましたがどこの世界にもセイアは居ませんでした、そんな時に貴女に会えたのですよ、なので私は貴女を鍛え、側に置くように仕向けたのです」
話を聞いたリュムールは少し考え
「ふーん、事情はわかった。でもボクはキミを絶対許さないよ?キミはボクの大事な物を奪った、でもまぁ…同じくらい大事な物も得られたけど、それを差し引いてもキミは許さないよ、だからボクが今ここで終わらせてあげる!」
ポワーンは目を閉じる
まるでリュムールに終わらせてくれと願うような気配すら感じた
リュムールはそれに応えるべく
拳を振り上げポワーンに向かって振り下ろす
俺がとっさに静止しようとしたが
リュムールの一撃はポワーンから大きく外れ地面をえぐった
「これで許してあげる、でも残念だけどキミをやっつけるのはボクじゃないよ、ボクに終わらせて欲しかったのかも知れないけれど、それじゃキミのご褒美になっちゃうからね、ボクそこまで優しくないよ?ね?一斗?最後はキミが終わらせなよ?」
リュムールがこちらを見てニヤリと笑った
俺はポワーンに尋ねた
「お前、なんで夢想水晶を持ってんだ?俺の世界だと夢想水晶は夢創忍軍が歴代守護していた物だ、お前の世界に夢創忍軍は存在しないのか?」
すると後ろから声がした
「夢創忍軍第127代目当主、夢創一斗、だよな?」
紫苑がポワーンに向かって問いかける
え?どういう事?
夢創一斗は俺だけど?
「フフフ……死神さん、やはり貴方はお気付きでしたか?」
「ちょっと待って、え?どういう事?俺がどうしたって?」
俺はリュムールの顔を見る
リュムールも困惑しているようだった
「つまりはお前と同一人物だって事だよ、別世界のお前がこのメアナイトだって事だ」
「あー!だから同じ顔なんだ!」
そう叫びリュムールが俺の顔を見る
別世界の俺
なるほど、だから親父の事を父上と呼んでいた訳か
そして変身後の姿も似ているのも理解した
って事はコイツの言う自分自身を倒し続けたって事は別の世界にいる俺を倒したって事?
って事は他にも俺は存在しているのこ?
だから夢想水晶を持つ俺が狙われたのか?
「ちょっと待って?つまり俺もコイツみたいになっちゃうって事?」
「厳密に言えば同じ魂を持つ者でありお前がそうなるとは限らない、同姓同名、同じ顔の別人だと思えば良い、世界と言うのは星の数以上に無数に存在していて似たような歴史を辿り似たような境遇の自分が存在する事もある、たが逆に全く違う歴史を辿り全く違う境遇の自分も存在しているが全ての人間が同じ場所、同じ時間に存在しているとは限らない、つまりメアナイトの世界はお前の世界と似た歴史を辿ったが境遇や結末は違っていただけだって事だよ」
うーん
何となく理解出来たような出来なかったような?
俺が考えていると
「無理に理解する必要は無いさ、お前はお前のままでいろ」
紫苑が笑いながら俺に言った
だけどなんとなーく馬鹿にされた気がしたのは俺の思い込みなんだろうな
それよりも気になる事がもう1つあった
「お前、前に俺の世界はもう存在しないって言ったよな?お前が滅ぼしたのか?」
「そうであるような、無いような、としか言えませんが、お話しましょうか。貴方が夢想水晶を持ってこちらに来て数年後、私の世界を滅ぼした邪竜の気配を感じました、恐らく私の持つ夢想水晶の気配を察知して狙ってきたのでしょう、私はリュムールを探し出しコチラへと逃がしました、そしてその後戦力として貴方の世界の夢創忍軍を利用させて貰いました、どうせ滅ぶ世界ならば私が最後に使っておこう、そう思ったからです、ですがやはり協力はしてもらえず力尽くで奪いました、そして邪竜は現れました、結果はこの通りですよ」
「なるほど、だいたいはわかったよ、つまりはお前も被害者って訳だ?やった事は絶対に許せないけれど、お前を倒した所で大した意味は無くその邪竜ってのが夢想水晶を狙ってる限り世界は滅ぼされる危機にある、そういう事だな?」
だったら夢想水晶を何とかするか
その邪竜ってのを倒すしか道は無さそうだ
何か方法があるのか考えていると
「良いのですか?トドメを刺さなくて?私は貴方の仇と言っても良いのですよ?」
「うーん……別にお前俺がトドメ刺さずともほっときゃ勝手に死ぬんだろ?その傷で助かるとは到底思えない、だったらその邪竜ってのを倒す手がかりでもくれないか?最後くらい役に立てよ」
「フフフ……とんだお人好しの愚か者ですね」
「悪いな?それが俺だ、お前とは違う」
「良いでしょう……受け取りなさい、私が集めた夢想水晶です」
ポワーンは懐から集めた夢想水晶を取り出した
小さなかけらのような物から俺が持っていたような手のひらくらいの大きさまで様々な形をしていた
そしてその夢想水晶は青く光り輝きながら集まりやがて1つの水晶玉のような丸い石になった
「最後に1つお尋ねしても?」
「あぁ、俺に答えられる事ならな」
「どうして貴方は夢想水晶を使わずに変身出来たのですか?」
俺は話した
ご先祖様に会った事
俺が夢想水晶に選ばれてその力を宿している事
そしてその力を使いこなす為に修行した事を
「なるほど……私では無く貴方が選ばれたのですね……だったら後はお任せしますね……」
その言葉を最後にポワーンは力尽き
その身体は光の粒子となり
俺の身体に吸い込まれた
驚いた俺を見て紫苑が言った
「魂には核になる魂が存在していてな、核となる魂から分離した魂は元の核となる魂に戻る、お前の魂はその核となる魂、そういう事だ」
「なぁ紫苑、あんた本当に何者なんだよ?なんで色々知ってんだよ?」
紫苑は笑いながら
「俺はただの死神だよ、魂を導くだけさ」
悪いさっぱりわけがわからない
俺は失笑するしか無かった
そして俺はシューマの方へ向かって歩く
「なぁシューマ、聞いてたと思うが邪竜ってのを倒さない限りはどのみちこの世界は滅ぶらしいんだわ?悪いけれど力貸してくれないか?世界が滅んだらお前も俺と戦えなくなるけれど?」
俺はシューマに提案したが
シューマは面倒くさそうに
「はあ?なんで俺様がてめぇに協力しなきゃなんねぇんだよ?俺様を舐めてんじゃねぇぞ?ようやく茶番が終わったと思ったら力貸せだと?ふざけんじゃねぇ、お前達で勝手に邪竜ってのを倒しやがれ!お前達がくたばるならその後に俺様がその邪竜ってのを倒してやる、お前達が倒したなら俺様がお前達を倒す、あーぁすっかりやる気失せたわ、じゃあな、生きてりゃ次は俺様が相手してやっからまぁせいぜい頑張れよー」
そう言いながらシューマは去っていった。
シューマが去った後
俺は少し考えていた
邪竜ってのをどうやって倒すか
そしてその邪竜をどうやって探さのか
そんな事を考えていると
紫苑が言った
「邪竜イトワルド、奴は世界を喰らうかつて邪神と呼ばれた竜だ、願いを叶える石を狙い世界を喰らい尽くす。俺の目的はその邪竜イトワルドを見つけ倒す事」
「ちょっと待って、あんた、さっきただの死神って⁉」
「まぁ聞けよ、俺は魔界にあるバハムール騎士団と言う組織に属していてな、魂を本来あるべき場所へと導くのも仕事だが他にも世界を脅かす物を排除すると言う使命もある、その中でイトワルドの話を聞きイトワルドを探して世界を渡り歩いた、そしてその中でお前も知ってる通りムソウのおっさんと出会ってな、そこでその夢想水晶を見つけ俺は他の夢想水晶のある世界を探し続けた。その中でメアナイトとも何回かやりあっている。そしてそんな中でお前と出会い今ここにいるって訳だ」
なるほど、だから紫苑は奴と顔見知りだったのか
だけど情報が多すぎて全部は理解出来ずにいた
紫苑は続けて
「イトワルドの手がかりが掴めた以上はここからは俺の仕事だ、悪いがお前達手伝ってくれないか?」
「あぁ、アンタには世話になりっぱなしだし、イトワルドってのはどっちにせよ何とかしなきゃならないんだろ?それは全然構わないけれど俺達はどうすれば?」
「詳細は追って連絡する、とりあえず今日は一旦帰って休め」
それもそうだな
紫苑は翼を広げ空へと飛び立ちどこかへと去っていった
「とりあえず俺達も帰ろっか?」
俺はリュムールと家へと向かい歩いた
途中河川敷の入り口付近で不思議な人物を見つけた
その人物はリュムールのように猫の耳が付いていた
そしてコウモリのような翼を広げこちらに向かってきた
そして俺とリュムールの前に立ち
「リュム姉様、もう大丈夫?」
と言った
「え?リュムールの知り合い?」
リュムールは
「誰か当ててみてよ」
とイタズラっぽく応える
リュムールと似た風貌
まさか?
「もしかして主…?」
「へへーん!オイラ様元の姿に戻れたぞ!」
やっぱり主だった
俺が驚いていると2人は笑い出した
「ね?やっぱり気づかなかったでしょ?」
「一斗?家来なら見てすぐ気づかなきゃダメなんだぞ?」
いや、わかるか!
そもそも俺の知ってる主は猫の姿だし……
2人がひとしきり笑った後
リュムールが突然叫んだ
「あー!!」
「どうした?突然そんな大きい声出して」
「ごめん!キミに大事な事言い忘れてた」
「なんだよ?」
リュムールは懐に手を入れるとそこから2つの石を取り出した
1つは赤く、もう1つは紫の石だった
「これがどうかしたのか?」
「実はこれキミが持ってた夢想水晶だったんだよ、これがボクを助けてくれたみたいなんだ、元の世界に帰れたのもきっとこれのおかげ、そしてこっちに帰ってきた時にこうなっちゃった、これどうしよ……?」
なるほど、そんな気はしていたがやっぱりリュムールが持っていたのか
俺はご先祖様の言葉を思い出した
夢想水晶は意志を持つ、その者の元に夢想水晶があるなら夢想水晶の意思で行ったのだと
今、形を変えてリュムールが持っているのなら
それは夢想水晶の意思でリュムールの元へと行ったのだろう
「良いよ、それお前が持ってろ、俺には必要無いし、それにこれもあるし」
俺はポワーンから受け取った夢想水晶を見せた
「うーん、キミが良いって言うならそうするね」
リュムールは夢想水晶を懐にしまう
「それから……キミの言葉、ちゃんと届いたよ、だからボクは帰って来たんだからね」
リュムールが耳元で囁いた
俺は最初何のことか理解出来ずにいたが
少し考えると
思い当たる事はあった
ご先祖様の所で2人の無事を願った
多分あれだ
俺は何か急に恥ずかしくなって思わずリュムールから顔を背けた
「さっ、早く帰ろっボクお腹減っちゃった」
リュムールが俺の手を引っ張る
「わかったわかった。それからリュムール、お前達の事ちゃんと話聞かせてくれよ」
「帰ったらねー」
そして俺達は家へと帰った
先に2人が入り、その後に俺が入り扉を閉める
すると目の前には知らない2人の女の人が立っていた
1人は黒髪でリュムールや主と同じように猫の耳が付いていて服装はリュムールに似ている、どことなくリュムールや主に似ている気もする
もう1人は茶髪で長い髪を後ろで束ねているメガネの女性
すると黒髪の女の人が
「おかえりなさい、あら貴方が一斗さん?リュムちゃんとキュラウィンちゃんがお世話になってます」
と深々と頭を下げる
続けてもう1人の女の人が
「すみません、お邪魔してます。キュラウィン君のお世話をしていただいたみたいで、本当にありがとうございます」
と深々と頭を下げる
俺は事態を把握出来ずにポカーンとしてしまった
するとリュムールが笑いながら
「こっちはボクのお姉ちゃん、キュラウィン君のお母さんだよ、そしてこっちはキュラウィン君の彼女さんなんだって」
俺は驚きのあまり思わず叫んだ
「えーーーーーーー!!!!!」
……………続く




