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第一村...人?発見??

森の中を彷徨って30分程たったが相変わらず変わらない景色にA.Oは少しうんざりしてきた。


「これだけ歩いたのにプレイヤーどころかモンスターにも会わないなんて...本当に何処に出てきたんだろう?」


「まさか!実はあれはバグで未実装地域とかに出たんじゃ...いや、いくらなんでも凄腕ハッカーも侵入出来ない程の厳重なファイアウォールや常時動作監視してるA.Iも最近のゲームにはいるって話だしそれはないな...」


あまりの変化の無さに思考が悪い方向に行きそうになるが冷静に考え自暴自棄にならないようにする。


「そういえば。全然疲れないな...やっぱり機械だからか?それに視界に写ってるHUDみたいなやつの<ENERUGY>のゲージ全然減らないや。」


現在A.Oの視界は戦闘機のHUDの様な表示になっており自機の各部の状態、エネルギーゲージ、兵装の状態、高度、方位の他にレーダーの様なサークルに音の強弱で方向がわかる音源探知装置の表示が写っていた。


「このまま何もおきそうにないし、ちょっと自分の体を調べてみますか。」


A.Oは仮想画面のメニューから自分の体を調べるためにアレコレ操作をしてみる。


(おそらくジェネレータ関係を積む余裕があるのは胴体部分しか無いんだよな、こんな時に『SOM』の経験が生かされるなんてなぁ~お!?<Main GENERATOR>これじゃないかな?どれどれどんなの積んで...)


「げ!?」


Main GENERATOR:SSAG-774-2『超小型重金属反応炉2型』

<出力1300kwを出す戦闘用に開発された反応炉の改良型であり、通常稼働であれば300年動き続け戦闘時外装を装着し行動する事を踏まえ余裕ある出力設定になっている。

被弾を考慮し外殻は堅牢に作られ安全装置により緊急停止するように設計されているが、万が一暴走した場合は15ktキロトン級の爆発を生じるので注意が必要である>


「歩く核弾頭じゃねーか!!!」


(15ktキロトンって戦術核と同等の爆発じゃねーか!そりゃ減るわけないわ...こんな小型にするなんてどれだけ進んだ科学技術なんだよ...)


「そういやこのゲーム宇宙に浮かぶ未知の惑星舞台だった...」


意図せずに危険物を内蔵してしまい動揺したが、気を取り直して操作を続ける


(改めて確認したけど、この体は戦闘用として作られたみたいだな...それだと他にも戦闘用以外がいることになるが、そんなヤツは発見されていないみたいだし...謎は深まるばかりか...それとこの機能は)


IFF Signal Pinger『無指向性識別短信号発信』

<視界の効かない環境下で識別のため使用する短信号。合わせて付近にいる味方を呼び寄せる事も出来る。>


(これを使えばもしかすると誰か気づいてくれるんじゃないか?)


「よし!どうせ状況が変わらないんだやってみるか...発射!!」


勢いよく発信したが電波なので見える筈もなくただ短い電子音がなるだけだった。



しばらく待ってみたが誰かが接近してくる気配はなかった。


「まあ、世の中そんなに上手くいかないか...しかたない、また当てもない放浪を...!!!」


それは偶然だった。

また歩き始めようとした時、音響探知機の表示が自分の足音以外にわずかに反応したのである。


(まさか!?本当に反応したのか?まさか敵じゃないだろうな...嫌だぞ初日に森の中にクレーター作ってリスポーンなんて。ネットのオモチャ確定じゃないか...)


色々考えいる間に足音は実際に聞こえる距離にまで接近しており、目の前の草むらの手前まで来ていよいよ姿が見えそうになり思わず身構えたがそれは想像よりも遥かにこえていた。


「な、なんでぇ~~~?」


それは頭上に<FRIEND>と表示された自分スケルトンがいた。

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