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第六十七話「プリンセス・エキスプレス?」

こんばんは、作者です。


オズのサイドに戻ります。


そして、今回のお話は少々遊び過ぎました。


反省しています、尚後悔はしていません。

すいません。

「ハークション!」


うう、、、。

寒くも無いのにくしゃみが止まらないよ。

何でだろう。

絶対誰か噂してんだぞこれ!

夜更けにくしゃみを連発する俺だった。

寒気がする、誰かに見られているような?

あっ!今、窓の外に紫色の髪をした女が!

うわー、出るのかなー!

出るのかなー!この部屋!温かいお茶飲んで、落ち着いてから寝よう。

部屋にお菓子も用意されていたからなー。

温泉饅頭かー、この近くに温泉あるのかなー。


その後は特に何も無く、無事?エデンのホテルで朝を迎えた。

食堂のバイキングで朝食をとり。

チェックアウトした。

いつも思うんだが、ホテルのチョコクロワッサンは何故美味いのか?

どうでもいいか。


ほどなくして、俺達の馬車はシガーゴアへ向かっていた。

運転はマック。アークとレイナ、アンジーに俺が車内に座っていた。

トッドが馬車にいない。

どこにいるかって?

上だよ上、空!


「いいなートッド!あたしも飛びたーい」


レイナは羨ましそうに、馬車の上空にいるトッドとヒポを見つめていた。


当のトッドは必死なんだけどね。

今日から特訓も兼ねて、ヒポと移動するんだと。

この前よりはまともに飛んでいた。


アークがトッドを見つめていた。


「羨ましいか?」


「いや、僕は高所恐怖症だから」


そ、そうか。

高所恐怖症の勇者って、ちょっと恥ずかしいぞ?


「空、飛びたくなる時無いか?」


「無い」


アークは苦笑しつつ答えた。

多分、成長してゆくトッドが羨ましいんだろう。

けど、アークだって、いざという時は、ちゃんとリーダーやってるけどね。

ま、俺は空飛びたいよ。

飛べるけどね、夜ならね。

トッドと同じで下手だけどねっ!

け、けどトッドと違って、墜落には自信があるんだー(苦笑)


特に何も起こらず、無事シガーゴアまでたどり着いた。


着陸したトッドと合流した。

ちなみにヒポはカスタムされていた。

ドラゴンライドでカゴに入っていたあれ全部買ったんだよ。

【街道最速】ステッカーが眩しく光っていた。

トッド!ニホンだとイタ獣って言われるよきっと。


シガーゴアは思った以上に大都市だった。

きちんと区画整理された街並み、所々に緑地帯や芝生が設けられてある。

湖畔に連なるビル群。

熱海とワシントンが合体したみたいな感じか?

意味不明だな。


シガーゴアはこの辺りの中核都市だそうだ。

商業が盛んらしい。


「人がいっぱいだな、バレンシアの首都みたいだ」


アークが興味深そうに街に見入っていた。

バレンシアかー。

アーク達の故郷だよな。


「どんな街?」


「陽気で暖かい街だよ」


名前通りか、まあ、こいつらが無事に育った街だからな、さぞかし寛容的な街なんだろう。


無駄話に花を咲かせつつ、街を縦断している大通りを抜けようとしていた時だった。


ポー!


甲高い音が聞こえた。


「な?何今の?警報?」


みんなが慌てふためいた。

何だろう今の音。

と言いたい所だが、知ってるぞこれ。

モトユキの部屋にミニチュアがある。

って、あるの?この世界に。


「予定より早く着けるかもな」


みんなは意味が分からないという顔をしている。

俺はマックに、音のしたほうへ馬車を向かわせた。

街の中心部から音がしたように思えた。


その先には時計台を擁した赤茶けたレンガ造りの、大きな建物があった。

やっぱりかい!


ポー!


先ほどの音、いや汽笛の音が聞こえた。

その建物へ滑り込んで行く黒い物体、後ろには客車が連なっていた。


「き、機関車じゃないか!」


「マック、知ってんのか?」


「まあな。俺が知ってるのは、同じ仕組みで動く、大砲を積んだもんだ、戦争で見たことがある。元々は移動用だと聞いていたが、これが汽車というものか」


戦車みたいなもんか?

何でも軍用に転用するんだな人間ってやつは。

ま、飛行艇があるくらいだから、汽車もあっておかしくは無いがな。


「なにーあれ?なにー!早いよー!」


レイナが興奮していた。


「モズ、あれは?」


「汽車だ。今は駅に入って来た所だからスピードダウンしているが、常時あれより速く走れる。移動手段だ」


「の、乗り物なのか!」


アークとアンジーが驚いていた。


トッド、召喚獣じゃないからね!


「う、先生!俺、まだ何も言ってないじゃんか」


図星だったようだ。


「首都まで行けるなら、あれに乗って行こう!」


「やったー!」


全員乗りたかったようだ。


「ち、ちょっと待て、馬車はどうするんだ?」


マックが当然の疑問を呈した。


「あ、それなら心配無い。全員、必要な荷物だけ持って馬車から降りろ」


俺に促されて、みんなが馬車を降りた。


「ど、どうするの?」


レイナ。まあ見てろ!


テッテッテー、僕オズエモン。


ニューッ。


馬車は俺のマジックボックスに収まった。


「な!?」


「驚き過ぎだろ?みんなの鞄だって、魔法鞄だろう?」


「そ、それはそうだけど、こんなの入らないよー、すごいねモズの魔法具、あ、これなら!」


レイナが何か思いついたようだ。


「これなら?」


「アメリア連邦で、洋服やアクセいっぱい買っても平気だねっ!」


ズルッ、全員ドリフみたいに転んだ。


「あほかー!?」


「だってー!」


「で、結局の所、どれくらいまで入るんだ?」


マックが聞いて来た。


「知らん」


「知らんって!」


マックがガクッとコケた。


「と、とりあえず、馬車二台は入るみたいだ」


そう答えておこう。

実際俺の愛車も入っているからな。

愛車かー。

しばらく乗ってないなー。


一応馬車の問題は片付いたから、俺達は駅に入った。

映画で見るような駅だった。

天井が高い。

ながーいベンチが並べられていた。

新聞スタンドやキオスクみたいな店が見える。

スーツケースや大きな鞄を持った人達が沢山気ぜわしそうに歩いていた。

時折、構内アナウンスのような物が聞こえた。


えっと、路線図はどこだ?

あ!あった。

おー、一本で首都まで行けるじゃん!


「首都まで行ける、これで行こう」


「わーい!」


喜ぶみんなを横目に、俺はアメリア連邦の首都、アミマイまでの切符を買った。

PA○MOは使えないよね、やっぱ。

切符は二枚組だった。

特急みたいなのにしたからかなー?


お弁当や飲み物を買って、みんなでホームまでやって来た。

汽車は到着していた。

シガーゴアは始発駅のようだ。

ホームには、別れを惜しむ家族や恋人達の姿や期待に胸を膨らませた様子の旅人達の姿があった。

こればかりはどこも同じ光景だな。

列車のある世界は他にも行った事がある。

が、駅はどの世界でも、別れと旅立ちの場所だった。


《ここでCMです》


???


長髪で、やたら歌唱力の高いミュージシャンが歌ってるような歌をバックに、妙なナレーションが聞こえた。


【会いたくなったらいつでも飛び乗ればいい。遠く離れた貴男にも、すぐに会いに行ける。今年のクリスマスは、、、きっと二人で過ごせる!プリンセス・エキスプレス!AR東アメリア】


つ、突っ込まないぞ!

AR、どうせ、アメリア・レールウェイズの略だろうが!!


俺達は汽車に乗り込んだ。

客車は向かい合わせの四人掛けの席になっていた。

木で出来たレトロな車内だった。


「わー!中はこうなってるんだー!すごーい」


「うん!すごいね!船もそうだけど、汽車もすごいねー!」


アークはレイナと違う意味で興奮していた。

あれだな、コイツはミニカーとか集めるタイプの人間だな。


席は四人か。


アーク、トッド、レイナ、マック。


んで俺とアンジーかー。

って何でだよ!


「い、嫌ですか?」


いいえとんでもない。

何か不文律みたいなもんが出来上がりつつあった。


やがて、ジリリリリとベルが鳴り響いた。

ポー!

汽笛がベルに応えるように、ホームを滑り出た。


「わー!力強い!汽笛!汽笛!」


「すごいねー、こんなのあったら買い物楽なのになー」


「速えー!けど街道最速は俺達だぜー!」


「やれやれ、やっと運転から解放されたか、居眠りできるぜ!さらばコーヒー!」


アーク、レイナ、トッド、マック。

それぞれ思い思いの感想だった。

と、車内に聞き慣れない、、と信じたい音が響いた。


「テンテレンテテンテレンテテンテレンテテン、テンテレンテテンテレンテテンテレンテテン!タリラリラン!えー本日もアメリア連邦鉄道をご利用頂きまして誠にありがとうございます。当列車はシガーゴア発アミマイ行き、サキガケ205号です。次の停車駅は新シガーゴア。新シガーゴアを出ますと、ナーゴアまで止まりません。途中駅へお越しのお客様、お手持ちの切符をご覧の上お乗り換えください。ナーゴアを出ますと、メイバラ、キートゥ、終点アミマイの順に停車いたします。途中、リフバシマーは通過いたします、ご注意ください。次は新シガーゴア、新シガーゴア」


「プリーズ!リーチット、アット、シンシガーゴア、プリーズ、トランスファー、、、」


知らん!

突っ込まないぞ!


「さ、さて、これでアミマイまでもう一息だな、あ、これ食べよう!」


俺は隣でコーラのビンを嬉しそうに抱えているアンジーに、両手に持ったモノを見せながら声をかけた。

てかコーラ好きねあんた!


「そ、それは何ですか?バレンシア名物にも見えますが?何か様相が、あとその真っ黒いモノ、た、食べ物なんですか?」


俺は片手に持ったモノをアンジーのほっぺたに押し付けた。


「きゃっ!つ、冷たい!」


「これは冷凍ミカンだ。正確には冷凍オレンジだ」


「レイトウオレンジ?」


「古き良き時代の、列車旅行のお供さ」


何で冷凍ミカンが売ってるのかは知らんがな。


「そして、はい!アーン」


「あ、アーン、って、そんな真っ黒なモノいりません!」


「やかましいわ!口開け!」


俺はしぶしぶ口を開いたアンジーへ真っ黒な物体をちぎって押し込んだ。


「フグッ」


モグモグモグモグ。


「!?」


「おいしいだろ?」


「はい!香ばしいです。外はカリカリですね。甘じょっぱいですが、中はふんわり柔らかくて、噛んでると甘くなります。お米?ですよね?何ですかこれ?」


「焼きオニギリだ!世界を代表する、旅行のお供だ!」


多分世界は代表していないがな。

当然、何で焼きオニギリセットが売っているのかは知らん!

ちなみに後方に陣取ったアーク達は、ワイワイ騒いでいた。

お弁当を食べ出したようだ。


「うーん。美味しい!この小さくて白くて丸い食べ物!美味しいな!これならグリーンピースが嫌いな僕でも食べられる」


「これ美味しい!見た目も可愛いしー!トマトライスなのかなー?ウサギさんの顔、崩すのかわいそうー」


「うおっ!紐引っ張ったら熱くなった!焼き肉たっぷりだぜー!熱々だー!」


「やっぱこれだな。おかずが沢山なのがいい!さて、ご飯を維持しつつ、どうやって戦略的に攻略するか、フフフ、どうやら貴様だ!黄色い色をした魅力的な貴様がターニングポイントだな!」


アークはシュウマイ弁当食べてんのか。グリーンピース嫌いなんだ、ウププ。


レイナは何かのキャラ弁買ったんだな。かわいそうとか言いつつ食うんだろ?どうせ。


トッドは、あれだな駅弁の革命児、熱々焼き肉弁当みたいなもんを食ってんだろう、肉好きだなお前。


マック、、、幕の内を選ぶのは渋いが、キモいよ。

黄色いのは玉子焼きだろう?

いるけどね、お前みたいなやつ。弁当はタクティクスだ!とか言ってるやつ。

最近はパンにハマってるけどねソイツ。


何で、こんな弁当が売ってるのかって?

知るか!

ARSに聞け!

俺のオニギリセットや隣でアンジーが食べている釜飯の包装紙にも、製造元が書いてあった。

ARS、アメリア・レストラン・システムズ。

知らん!

いちいち突っ込まないからなーーー!!


お腹が膨れた俺達は、汽車に揺られてコックリコックリやっていた。

アンジーの髪が俺の肩にかかる。

スーハースーハー!

いい匂い!って変態かよ!


途中二回ほど駅に停車した。

てことは次は、まいば、、メイバラか(汗)


俺もまた寝よう。


読んで頂きまして、ありがとうございました。


いやー、やり過ぎですかね?


たまにはいいでしょう。


何故新幹線みたいなのか?何故駅弁が充実しているのか?

作者にも分かりません。


ちなみに、まい、、メイバラで乗り換えると、作者の故郷によく似た場所に着くはずですが、行く勇気はありません(苦笑)


ではまたー。

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