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第十話「Black or White」

いつもありがとうございます。


ちょっと難産でした。


私めの文章、読みづらいですかねー?


昔は文章書く仕事をしていましたが、今はお菓子を作るのが仕事でして。


まともに文章書くの、5年ぶりくらいなんですよー(泣)


それでは本編をどうぞ。


ちなみに題名は、某今は亡きスーパースターのあの人の曲です。

おはようごさいます。


フレックス制なら、そろそろ出社しなきゃいけない時刻です(笑)


只今朝の9時。


俺は畑でタバコを吹かしていた。


エレーナと過ごした昨日。

誰かの為に何をするかって事を考えさせられた。

出した結論は。


食い扶持は自分で稼ごーぜ。


夕食時に、おっちゃんに、何か家の為になることをさせてくれと頼んでみた。


びっくりされたが、ややあって、畑を耕す作業を提案された。


猟師のおっちゃんと相対して、うちの家計を影で支えいるのが、おばちゃんだ。


ちなみにおばちゃんとはローラの事だ。


ついでにおばちゃんと呼ぶと殺される(笑)


ローラは丸く太ったおばちゃん(笑)


けど、よそ者のおっちゃんを手厚く看病してくれた所を見てもわかるように、懐の深い、よくできた人だ。


今は、某ジ○リ作品に出てきそうなほど、パン屋とか洋菓子屋とかが似合うオバサンだが(笑)


若い頃は相当な美人だった面影がある。


ま、俺には熟女趣味は無いが(笑)


ローラは自分の畑を持っていた。


そこで取れた野菜を、時に自給自足として、時に商人への取引による家計の助けに、利用していた。


うちに来た日


《‘うち’と呼ぶことにしたよモトユキ、何度も下界に下りたけど、こんな居場所初めてだよ》


返事は返って来なかった。


けど、暖かい何かが返ってきた気がした。


に、夕食に出たピザモドキも、ローラの野菜がふんだんに使われたものだった。


ローラの畑を耕す事は、つまりはうちの家計を支える事だった。


エレーナには心配されたが(笑)


俺は虚弱体質で認定されていた。


「頑張るよ!ただ飯食らいはごめんだからな!」


そう俺は力強く宣言した。


そう、宣言した。


のだったが。


クワをふるうのって腰にくるよママン(泣)


俺は見事に挫折していた(苦笑)


おっちゃんとエレーナは用事があるらしく、一緒に街まで出掛けていた。

昼過ぎに俺を拾いにやって来てくれるらしい。


ここは例の川の別れ道の近く。


耕す作業は見事に!全然!はかどってなかった(笑)


《(笑)じゃねーだろ!》


あ、おはようモトユキ。シカトはやめたんだね(笑)


ぶっちゃけ、こんなに大変な作業だとは思わなかった。


当たり前のように、需給させる食べ物。


裏ではどれほどの汗が流れているかなど、考えた事が無かった。


生きるって大変だな。


心からそう思った。


《そろそろ再開するか!》


生きる事の大変さはともかく(苦笑)


エレーナが来た時に、何にも進んでないのはダメ過ぎる。


《男はならな、惚れた女の為には死ぬ気でカッコつけろ!》


親父が言ってたっけね。

かなり嫌々だったが、俺はクワを持ち、作業に取りかかろうとした。その時だった。


ドドーン!


全然進んではいなかったが、俺が耕した畑に穴が空いた。


な!何が起こったの?

怖いよパパー。


穴の中に人がいた。


黒い羽に、黒い尻尾、つり上がった目と口を持った人。


《そんな人はいないぞ》

わかっとるわ!モトユキ!


どう見ても悪魔です。本当にありがとうございました。


悪魔はなんかしゃべっていた。


「クソっ、油断したぜ」


悪魔らしい台詞だった(笑)


呆気に取られる俺、とりあえずコーヒーでも飲もうかと思った、その時。

闖入者がもう一人現れた。


「これまでですよ、覚悟なさい」


お決まりの台詞を吐きながら現れたのは。


白い羽に、全身真っ白の人。


こ、これが噂に聞く、決して動かない大道芸人?


《あほか?》


ツッコミありがとうモトユキ。


多分、というか、絶対、天使だろう。


天使と悪魔。


どこの世界でも、永遠に続く戦いの一つだ。


やれやれ。


あまり関わり合いになりたくないもんだが。


舞い降りて来た天使は、悪魔に剣を向け、言い放つ。


「邪悪なものめ、消去してくれる」


《お前は浅井長政か!》


モトユキと俺がハモった(苦笑)


その時、悪魔がチラッとこちらを見た。


悪魔が喋った。


「お、おい。人がいるぞ」



天使がこちらを見る。

悪魔は続ける。


「いいのか?人間が見てる前でこんな事して。それに知ってるか?ここは人間界で畑と呼ばれる場所でな。食べ物を作っているんだ、俺達が戦ったら、ここが滅茶苦茶になってしまうぞ?」


悪魔にしては、いいこと言うじゃないか。


その通りだ。他でやれ。


だが天使は取り合わなかった。


「致し方ない事だ。悪を成敗するという大義の為に、小義の犠牲はつきものなのだ!それにこの一帯には隠蔽結界を張った。下卑の者には我らの姿は見えん。覚悟しろ!」


いやいやいや。言い過ぎだろ?


「そうか、じゃあ好きなだけ暴れるか」


「望む所だ!神の名において、貴様を生かしはしない!」


奴らの力が尋常じゃないくらいに高まった。


天使と悪魔のぶつかり合い。


当たり前だが、ハンパないエネルギーだった。


畑が壊されていく、、、。


おっちゃん、ローラ、そしてエレーナの顔が浮かぶ。


おっちゃんが守りたいもの。


そして、俺が守りたいもの。


それらが目の前で壊されていく気がした。


ついでに下卑の者だと?

エレーナの事も言っているのかぁぁぁぁぁ!?


自分の大事なものを全部ないがしろにされた気がして、、、。


俺はキレた。


「貴様らぁぁぁぁ!」


俺の怒号が響き渡った。

天使と悪魔が驚愕の表情でこちらを見た。


天使が震える声で話した。


「な!?我々が見えているのか?」



俺が叫ぶ。


「くだらん争いはよそでやれぇぇぇぇー」


悪魔が笑う。


「こいつ、見えてるらしいぜ?どうするよ天使の旦那?色々バレるぜー?」


天使が言う。


「我々が見えるのはイレギュラーだ。先ほども言ったが、悪は滅びるのが世の常だ。まず、貴様を倒す。そして、この人間には悪いが、ここで見たこと、この人間と関わった者の全ての記憶を消去させてもらう」


あまりにも身勝手だ。記憶を消去?エレーナから俺の記憶も消去するつもりかよ?

くだらない争いの為にか?


「ふざけんなー!!」


俺は叫んだ。


だが天使は意に介さない。


「怒るな人間よ。じきに忘れる」


あんまりじゃないか?

俺は言い放つ。


「さっきから聞いてりゃ、好き勝手言いやがって。小さき事だ?下卑の者だ?バカにすんじゃねえ!じきに忘れる?忘れてたまるかよ!人間に、いや、俺にとってはこの畑は命より大事なものなんだよ、てめえらの勝手な争いで、滅茶苦茶にしていいような代物じゃねーんだ!」


だが、天使と悪魔は俺をシカトした。


「勝負だ」


「望む所だぜー」


ブチッ!


こんちわ。

モトユキっす。


殿下がブチキレたんで、私が物語の進行を変わります。


ぶっちゃけ、私が怖いくらいの霊力でした。


天使と悪魔の霊力を使役しちゃったんすね。


相変わらずデタラメな力ですけどねぇ。通常でも神様と殴りあえるくらいの力を持った殿下ですからねぇ?


キレたら誰も止められませんわなー。


大気が震えるって分かりますかぁ?


視界の隅が黒くブレて、カメラがガクガクしてる感じっすよー?


正直私でも生きた心地しないっすよ。


天使が神の名の下に隠蔽結界張ってなきゃ、全世界に殿下の存在がバレるとこでしたよー。


そうそう。

キレた殿下は、今まさに剣を交えようとする天使と悪魔の真ん中に入っていっちゃいました。


悪魔の剣を左手の指で挟みとめ、びっくりする悪魔の目の前で、右手の掌底で剣を払い、折っちゃいました(笑)


殿下はそのまま悪魔に向かって前進。

悪魔の頭を片手で掴むと、そのまま真下へフルスイング。地面に向かって叩きつけました。

悪魔はこれでKO。


次は天使の旦那っすねー。


「貴様、な、何者だ?」


とか言ってましたが。


殿下、もはや何にも聞こえてませんででしてねぇ。


入りましたよ。右ストレート(笑)


吹っ飛ぶ天使の後ろに瞬間移動して、ドロップキックっす。


ぼろ雑巾のように反対

側に飛んでくる天使の前にまた瞬間移動。


殿下は、左腕を上げましてねー。

なんか、肘の部分の、あるはずの無いサポーターを直してました。


次の瞬間、殿下のウエスタンラリアートが天使に炸裂しましたよ。


ウエスタンラリアートって何かって?


腕を相手の首に平行にして、肘の部分を当てるように、カマのように首を刈るように振り抜く技っす。

平たく言うなら一撃必殺の大技っすね。


天使?


くの字になって地面にめり込みました。


合掌っすね。


虫の息の天使と悪魔に、仁王立ちの殿下が言った言葉。

亡きお父親が聞いたら感極まれたでしょうねー。


「余は、天使と悪魔の争いなどには興味が無い。気の済むまで好きにやればよい、どちらが正義でどちらが悪かなど、どうでもよいわ。確かに、貴様らにとっては人間など矮小な存在かもしれん。命短き、弱く、はかない存在だ。だがな、それゆえに彼らは強い。大事な誰かを、己のすべてをかけて守ろうとあがく。そんな強さを持っているのが人間という存在だ。命短き故、出会った誰かとの思い出を、心から愛しいと思える。それがどれだけ稀有な事かなど己らには分かるまい?悠久の時のたった1日。名も無き丘から見た世界が、この世で守るべきすべてだと思える事もあるのだよ。人の生きる毎日に、神も悪魔も大義も小儀も関係ない。あるがままの世界を精一杯生きる。それはただただ美しいだけよ。一輪の花の思い出、貴様等に消す権利など無い!よって、うちの畑を台無しにするなどは言語道断である。余の名において絶対に許さん!」


カッコいいすねー。


けど殿下モードになった殿下って回りくどいっすねー(笑)


要は、大義のための戦いより、心触れ合った誰かと生きる、そんな日々の営みが大事だって言いたかったんでしょうねー。


ま、感動しましたけどね。


ここだけの話。こういうとこは母上にそっくりなんすよねー。


あ、そろそろ殿下が正気に戻りそうなんで、私は失礼するっす。


とりあえず、天使の旦那と悪魔には回復術かけときましょうかねー。


逝かれてしまうと、後々面倒ですからねー。


ほんじゃ、さいならー。


、、、えーっと、、、記憶が無い(汗)


気がつくと俺は、握った左拳の親指と小指を立て、空に掲げ、叫んでいた。


「ウィー」


足元では、天使と悪魔がガクブルしていた。


な、なにがあったんでしょうか?


キレるとろくなことにならないんだよなー。

とりあえず、話しかけてみよう。


「おい、貴様ら」


「ひ、ひいっ」×2


2人は相当に怯えていた。


次に俺の口から出てきた言葉に、俺自身が一番びっくりした。


「直せ!」


「は、はい?」×2


「貴様が荒らしたこの畑を元通りにしろ」


「そ、そんな事で宜しいんでしょうか?」×2


宜しかった。


大事な畑。というか、今や何よりも大事な営みだった。


しばらくの後。


今、俺は相変わらずタバコを吹かして座っていた。眼下では天使と悪魔が仲良く2人で畑を耕していた。


「だ、旦那ー、へばってないでちゃんとやれよ!」


「き、貴様こそ、クワが浅いぞ!もっと力を込めてやれ!」


神の野郎と悪魔が見たら卒倒するだろうな(笑)


「ほらほら!無駄口叩いてないで手を動かせ手を!大地はな、愛でれば愛でるほど、恩恵を返してくれるんだぞ!」


「ひ、ひいーっ」×2



俺の知る限り、歴史上初めての、天使と悪魔の共同作業だった(笑)


2人には罰として、今日俺がやる分の畑の開墾作業をやらせていたのだ。


流石に、天使と悪魔。

予定分だけじゃなくて、思った以上に畑が耕せた。


ついでに周りの草むしりもさせた後。


「俺の事をしゃべったら、歴史から存在そのものを最初から無かったかのように消すぞ」


と、脅して解放してやった。


2人は無言で高速で頷きまくっていたから、多分大丈夫だろう。


なんだか知らんが、すげー疲れた。


柄にも無いことを言った気もするが、よく覚えていない。


なんにせよ、エレーナを悲しませずにすんでよかった。


ただただそう思った。


昼過ぎに迎えに来たおっちゃんとエレーナに、とっても褒められた♪


2人とも俺がここまでやれるとは思ってなかったそうだ。


えへへ♪


《えへへ♪じゃねー!天使と悪魔に強制労働させるとか前代未聞だわ、この鬼畜野郎!はぁー、、、》


モトユキのツッコミはいつもより鈍く、なんかお疲れの様子だった。


エレーナ曰わく、今夜はご褒美として、盛大に肉料理を食わせてくれるそうだ。


やったね!

読んでいただきまして、ありがとうございました。


天使と悪魔。


まあ、彼らにも言い分はあるんでしょう。


でも、オズって精霊ですから。しかも、あの性格ですし。大義名分とかウザいだけなんでしょう。


もっと言えば、ちょっと前のオズなら、畑がどうなっても知らん顔していたと思いますが。


彼にも色々、思うとこがあるんでしょう。


今回のオズの力は、色々な条件が重なったので発揮されましたが、しばらくは見れないと思います(笑)


キレたほうが口調が高貴になるんですね彼は(笑)


ウエスタンラリアートですか?ええ、テキサスロングホーンですよ(笑)


好きだったんです。プロレス。


異世界の戦闘シーンでプロレス技をやってみたかっただけです(笑)


エルボーの貴公子とか、書いてみたい(笑)

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