二十三、瀬を早み
べべん、と撥に震わされた弦の音が、がらんとした座敷の片隅に響く。皇都はとある楼閣の座敷にて、瀬筒守はいつも通り誰に聞かせるともない三味線を奏でていた。桟に腰かけ窓を開け放っているが、外は雪がちらついており、ご専属の波遊小路は火鉢に手をかざしている。
「祢鼓谷家は大首塚の露見でお家取り潰し、幡川家は減封、異国艦隊は秋の大嵐で壊滅、と――――結局、今回も漁夫の利が一番強うございましたね。蔵之介さん」
「そうかな?そうかもね」
「そうでしょうとも。海棠家の所領も増えて、お家もご加増。なのにまあ、随分とつまらなさげな」
興味もない、という風に三味線をつま弾く瀬筒守の横顔は、自身の手元以外に向けられない。
「どうせ大差はないさ。この国が異国の目に晒されてることも、御霊具足を駆らざるをえないのも、天領が増えようが、減ろうが……」
しようのない者を見る目で眉尻を下げて笑った波遊小路が席を立ち、羽織物を手にして戻ってくる。
「秋くれて、冬ぞさびしさ、忘れける……」
唄いながら三味線を弾くその肩に、羽織物をかけた波遊小路が、火鉢の前に戻りながらふと思い出したように呟いた。
「み雪ちりぼひ、梅香るころ……そういえば、あのお二人」
「うん?」
「虎尉守さんと、千代見の七呉さん、ご専属を解消されてしまわれたとか?」
「らしいねえ」
べん、と再び撥で一曲弾き始めた瀬筒守の返事に、小首を傾げた波遊小路の肩口からするりとその黒髪が滑り落ちていった。
「割れ鍋に綴じ蓋……まあ、貝合わせの貝よろしく、ようくお似合いのお二人であらしゃったのに」
「こちらに知れない事情ってやつがあるんだろう。情ばかりで勤まるものでもないからね」
「人を顔で選ばしゃった方が仰せになることは違いますなあ」
「瀬を早み、岩にせかるる、滝川の……」
皮肉も聞こえないふりで唄い続ける瀬筒守。追いかける声はなく、降る雪に染み入る三味線の音が、いつしか鎚を打つきんきんとした音に変わっていく。
ごう、と炎の舞い上がる音が響くのは、皇都の楼閣ではなく千代見郷の小さな鍛冶場。
きん、と響くのは襟巻を巻いた七呉が鎚を振るって熱した鉄を叩く音。熱した鉄を冷却水にいれると、立ちのぼる湯気と白い呼気が交じり合った。七呉はもう拵方の装束ではなく、綿の入った野良着姿。だが、髪を括っているのはあの組紐である。
鍛冶場から移動し、研ぎに入る。庵の外には新しい盛り土と石の置かれた簡素な墓があり、そこに早咲きの梅の枝が一本、供えてあった。作っているのは新しく打ち下ろした鉈だ。黙々と砥石を並べて研ぎ作業を進めるその背中に、声がかかる。
「御免。とぎを頼みたいのだが」
七呉は振り返らずに応える。
「御刀は扱っておりません」
「研ぎ、ではなく伽だ、七呉」
雪を払って入ってきたのは、黒の鳶外套に袴姿の虎尉守だった。
「行くなと言うのに聞かないから迎えに来た」
「『頼む』って言葉の意味をご存じでない?」
ようやく作業の手を止めた七呉が、鬱陶しそうな顔を隠しもせずに振り返る。だがその髪を結う組紐を見逃していない虎尉守の笑みは深まるだけだった。
「知ってるかどうか確かめさせてやろう」
「結構です」
「そう言うな」
「人さらい!」
「人聞きの悪い」
つかつか歩み寄ってきた虎尉守は、逃げようとする七呉の両脇を徐に掴んで抱き上げ、いや担ぎあげた。虎尉守を追ってきた村娘たちや、好奇心旺盛な幾人かの村人たちは、何事かと庵の中を覗き込んでは、暴れる七呉と彼女を俵抱えした虎尉守、という珍妙な光景に目を丸くしている。
そんな彼らへ振り返り、暴れる七呉を抱いた虎尉守は見惚れるような笑みを浮かべてみせた。
「悪いが新しい野鍛冶を探してくれ。俺はこいつじゃなきゃだめなんだ」
娘衆からきゃあと歓声が湧く。それでも運ばれているとうの七呉は、ばたばたと足を動かし、その広い背中をかなり本気の力で何度も叩いた。
「月山家になんていきませんから!」
「俺も行かない」
「は???」
「虎尉守も返上したし、鎮北へ行くことにした。飛鷲の話だと降魔妖魔以外に異国船の海賊が出てくることもあるらしい。しぶとい拵方と湯たんぽがいる」
「もしもし?」
虎尉守、もとい虎次郎の足は迷うことなく薄雪の積もった村の中を横断し、入口近くに停められていた馬車にたどり着くと、そこへ七呉を放り込み自分も乗り込む。
「ちょっと、本気で――――って、三ノ輪さん!?」
野良着に鹿革の前掛け姿で文字通り拉致された七呉は迷わず噛みつこうとするが、その対面席に座っていた羽織袴姿の鎮北守と、華やかな付け下げに身を包んだ伽耶の姿に目を丸くした。
「もう三ノ輪じゃありませんの」
「へ」
「姉妹の誓いを放った薄情者が行方をくらませた間に飛鷲と改めましたのよ」
「え、ええええ」
「つまりこの隣の岩地蔵があなたの義兄ですわ」
岩地蔵、といわれた鎮北守は腕を組んだまま黙っている。顎が外れそうな勢いで驚愕する七呉に対し、白い額へ青筋を浮かべた伽耶がずい、と身を乗り出してその人差し指を七呉の顎先へ突きつけた。
「そ、れ、よ、り、黙っていなくなった薄情者の言い訳を伺いましょうか?」
「え、えーと」
なんか前にもこんなことあったな、と思いつつ隣を見ると、面白がる目を隠しもしない虎次郎が頬杖を突いている。黙ったままの鎮北守が徐に背後の壁を二、三度叩くと馬車は動き出してしまった。
「いや、もう、お勤めとか、将家の方々の権力争いとか、そういうのに関わりたくないと思いまして……」
「あら、ちょうどようございましたわね。あなたの隣の殿方は権力争い放り出して女一人を追いかけにいらした方ですから」
「それはそれで関わりたくないっていうか」
そんな七呉たちの会話をよそに、馬車はしずしずと轍の残る雪道を進んでいく。馬車の中では伽耶による説教が続いていた。
途中、宿を取る度に逃げ出そうとする七呉を摘まみ上げる虎次郎と叱りつける伽耶、という図を経て、一行を載せた馬車は三岐州入りし、やがて鬼能の本家屋敷へと到着する。
「えーと、権力の塊のようなお屋敷が見えるんですが」
「そうでもない。相変わらず鬼能は北の入口の門番だ」
「さ、三岐守様!?」
「よく来たな、七呉。それに鎮北守と奥方、月山も」
いつぞやのように長羽織に袷の紬を着た三岐守が、袖を合わせて立っていた。その横には相変わらずおさげ髪に娘袴姿の羽鶴がおり、一行にぺこりと頭を下げる。
「立ち話には堪える寒さだろう。中に入ってくれ」
その晩、本家邸内に湧き出ている、という温泉に浸かりながら七呉は呆然と呟いた。
「家の中に温泉……」
「悪いものでもあるまい?」
「いえ、あの、悪いものでもないっていうか」
これ以上贅沢覚えたらまずいような、とぶくぶく浸かる七呉に「行儀が悪いですわよ」と伽耶の指摘が飛ぶ。笑う三岐守の横にはおさげを結いあげた羽鶴がすまし顔で入っている。
と、そこで不意に三岐守が笑みを深め、七呉の方へとにじり寄った。
「それで、七呉」
「はい?」
「何と言って虎尉守、いやあの月山を袖にしてやったんだ?ん?」
「!!」
かっと赤くなる七呉のタスケテという悲鳴が木霊する。無論、助けはなかったが。
白水守との戦いの後の事後処理を表すなら、大混乱の一言だった。艦隊を全滅させた霊犠怨怒は目標を御霊具足たちに切り替えたが、四対一という多勢に無勢の前に散っていった。
また、帰還後は御具足衆たちの突然の出陣及び帰陣。さらに行方知れずになった八塩守、白水守という存在だけで陣内が混乱に陥っていたが、三岐守の主導のもと開かれた軍議でもはや霊犠怨怒が発生しないという結果に切り替わったという陰陽師と観測武官へ、事のあらましを三岐守が説明すると陣内には激震が奔った。特に大首塚の存在が暴かれた祢鼓谷家当主の抵抗は凄まじかったが、公儀隠密である立場を明かした羽鶴を始めとする一同の証言と、洞窟の発掘調査を突きつけられた後はその場に膝をつき、家臣たちに支えられてその場を後にするという有様だった。
そして七呉と虎尉守は、三岐守の許しのもとその大混乱の最中を抜け出して、共にあの山の上で七郎左を荼毘に付した。
薪の火力で人体を完全な灰にするのは不可能である。そのため、七呉は三岐守が都合した骨壺に納まるよう、七郎左の頭蓋骨、喉仏、野鍛冶の道具であった手の骨を選んで懐紙の上に重ねると、それを山頂の礫を使って細かく砕いていった。砕かれた墨色の骨の破片は、からからと乾いた音を立てて骨壺へと滑り落ちていった。
火はまだ焚き続けている。煙は細くたなびいている。祖父であったものの一部が、自由な空へと流れていく。
それを見送りながらも、七呉は最後まで泣かなかった。骨壺を紐で縛り終えると無言で立ち上がり、帯紐から印籠を取り外すと虎尉守の手を取り握らせた。
「ありがとうございました」
「帰りも入用になるだろう」
虎尉守の言葉に、七呉はふるふると首を横に振る。虎尉守は静かに眉を寄せた。
「虎尉守様、これからも虎尉州一の武者として、御霊具足を駆られるんでしょう」
「……ああ」
ひょう、と冷たさを増した風が二人の間に奔った。
「なら――――ご専属を返上のうえ、里に帰らせていただきたいと思います」
「……それは、なにかの冗談か?」
「いいえ」
虎尉守を見つめる七呉は自身の手のひらを差し出す。印籠を握りしめた虎尉守は、空いている方の手をその手に重ねた。二人の霊脈が重なり、互いの『声』が流れ込む。
「『何故だ、七呉』」
「『あなたなしで生きていけない私になりたくないんです』」
七郎左を喪ったいま、その形で空いた胸の虚を虎尉守で埋めたとしたら、この先も戦い続ける虎尉守にいずれ喪う恐ろしさを感じてしまうだろう。そうなったら、もう七郎左が育てた七呉でも、あなたが愛してくれた七呉でもなくなってしまう。
「『ですからどうか、手を離してください』」
心の『声』と口から紡がれる「声」は完璧に同調していた。
「『嫌だ』」
「『そう仰ると思いました』」
「『行くな、七呉』」
「『心はお側にいます』」
「『行くな』」
「『……さようなら』」
いいえ、きっともう、あなたを喪うことに堪えられません。今の私は、きっと。
その七呉の『声』を最後に、虎尉守の手が拳に変わった。『声』が途切れる。途切れたとて、もう聞きそこなうものもなかった。
「……山を降りたら、お暇をいただきます」
そう言って笑った七呉の眦に光るものを見逃すはずもない。だが虎尉守は何も言えぬまま、七呉が頭を下げるのをただ見ていた。
「今まで、ありがとうございました」
かくして二人の道は分かれた。
秋が深まり、冬になり、雪が降って梅が開くまでの、ある意味で短く、とても長い月日が流れる。その間に、虎尉州公冴嶽の本家屋敷へ、七呉は呼び出しを受けた。
当代当主、冴嶽虎之丞佳胤を上座に据えた座敷で、野良着姿の七呉は平服している。外からは虎の遠吠え、と呼ばれる颪風に山々の洞窟が共鳴する虎尉ならではの音が響いていた。
「顔を上げてくれ」
「……」
「このような形ですまないな」
「いえ」
体が弱いと噂の虎之丞は前評判の通り、いまも脇息に両肘を預けるようにして座っていた。苦笑をする彼に七呉は無表情のまま、言葉の続きを待った。
「此度の水野の変で、葛山殿が亡くなられたと聞いた」
「……」
「そこでだ。葛山殿は我が家にとって大恩あるお方、よって冴嶽の菩提寺で弔わせていただきたいと思うのだが、どうか。無論、いつでもそなたが参れるように計らう」
七呉は躊躇せず答える。
「恐れながら、謹んで辞退させていただきたく存じます」
「……理由を聞いてもよいか?」
「私の祖父は生前葛山の姓を『捨てた』と申しておりました。自分は千代見の七郎左である、とも。ゆえに、私は祖父の遺志に則り、このまま千代見のお郷で弔いたく存じます」
「……そなたも、虎尉守のご専属であろう。であれば、刀身武者たる我が父にとって、七郎左殿がどれだけのお人であったかは解るはず」
「僭越ながら、そのご専属の任、私は返上させていただきました」
「虎尉守と、そなたの仲は浅からぬものであったと聞いている」
「……」
「私は体の自由が利かぬゆえ、代わりに目耳となる者が多くてな」
それでも、七呉の表情は揺らがなかった。虎之丞の表情もまた柔和なままであり、彼の声がことさら優しく、二人きりの座敷に響く。
「もしそなたが、月山家のものと添い遂げられぬことを憂いて身を退いたのであれば、そなたを然るべき家の養女としてもよい。そなたさえ望めば――――この冴嶽の娘にもなれる」
七呉はこのとき、こう思っていた。
心底、虎尉守とのご専属を解消してよかった、と。こうして冴嶽に大恩を作った挙句、あなたの足手まといになるような女とならずに済んだと。
「恐れながら、祖父が千代見の七郎左であれば、私もまた千代見の七呉でございます。不肖の身にあまるお話、大変畏れ多く御受けいたしかねます」
畳の上に両手をつき、再び深々と頭を下げる。虎之丞の沈黙は、さして長くはない。
「……そうか」
ぽつりと、虎之丞は言う。外では、虎の遠吠えが尚も続いていた。
「相解った。時間を取らせてすまなんだ――千代見の七呉。話はそれだけだ。面を上げよ。下がってよい」
「御前を失礼いたします」
そう言って一度も振り返ることなく、七呉は座敷を後にした。何一つ、未練なく。
「……芯の強さは玉菊殿に瓜二つ。しかし眼差しは……あなたを思い出します。殿下」
虎之丞の呟きを拾うものはいない。
そして、今に至る。そうまでして別れたものを、と痛む頭を抱える七呉は、三岐守が出してくれた鎮北へ向かう船上にいた。いま着ているのは伽耶からの借り物ではなく、羽鶴のお下がりだという袷の着物に羽織と襟巻。そんな娘姿の七呉の隣には、当たり前のように虎次郎がいる。
冬の海上を走る船は吹き付ける潮風が一際冷たい。しかしそんなことを気にした様子もなく、虎次郎は手すりに身を任せ、同じく手すりに寄り掛かっているぶすくれた七呉を面白げに眺めていた。
「逃げても無駄だ。地の果てまで追いかけるからな」
「地の果てまで攫ってきた人がなんか言ってます?」
「いい加減諦めろと言っている」
「あーあー聞こえなーい」
耳をふさぐ七呉。冬の波を裂いて進む熱水機関の船は、それでなくとも駆動音が大きい。そんな七呉の肩を無造作に抱き寄せ、ほとんど唇が手の甲を滑るようにして虎次郎は言う。
「届くまで言ってやろう。毎晩でもな」
「ぎゃあッ!馬鹿じゃないですか馬鹿じゃないですか」
飛び上がりかけた七呉の体も、その腕の中では動けない。ただでさえ当たり前のように、毎晩部屋を隣か同じにされているのだ。いつぞやの行軍ではないが、七呉は目いっぱい布団を引き離して、近寄ったら噛み殺すと言わんばかりに効果のほどの知れない威嚇を続けていた。
しかしそんな七呉に向かって、虎次郎はぷっと噴き出すと、七呉を解放しないままその顔を覗き込んできた。
「遅い」
「は」
「今頃気づいたのか。俺はとっくに馬鹿になってる。ことお前に関しては」
「う、あ」
「だから言ったんだ。諦めろ、とな」
「こ………この馬鹿虎……」
顔を真っ赤にして絞り出すように呟いた七呉へ、虎次郎は目に見えて上機嫌になる。
「いいな。もっと呼んでくれ。廣光でもいいぞ」
「誰が呼ぶか――――!!!!」
とうとう敬語の抜け落ちた叫びが、三岐の名の由来にもなった三つの海流が合流しているという北海に響きわたる。そんな叫びを聞きつけてか、伽耶たちが七呉を呼ぶ声が聞こえた。天の助けとばかりに虎次郎の腕を振り払った七呉は、そちらに逃げようとする。
が、そんな七呉の片手首をいともたやすく引き寄せ、虎次郎は笑って抱き竦めた。そのまま両手指を組み合わせて七呉を壁に押し付けるなり、その唇を奪う。
突然の展開に目を見開く七呉の両手のひらから、あまりにも鮮烈な虎次郎の『声』が響いてきた。
『俺はお前なしではとうに生きていけない。ならば俺たちはお互い様だ』
北海の潮風にも冷やせないほどの熱を頬と、はくはく動く唇に残されて、信じられないものを見る目で七呉は目の前の男を見つめた。今もなお猛獣のように猛々しく、情熱的な眼差しと『声』を隠しもせずに自分を捉えつつづける虎次郎を。
「ほ、本当にばかじゃないの……ばか虎次郎……」
「それでもいいぞ、七呉」
「も、ばかだ、ほんとにばか……」
七呉の声から張りが失せていくにつれ、再び近づく唇へ不意に張りを取り戻した声で「待った」をかけた。ぴたりと、既に呼気も触れ合う距離で止まった唇が、掠れた声でなんだ、と問う。
「約束して――――私が死んでも、最大限生き残る努力をしてから死ぬって」
「……ああ」
手のひらから届く『声』と声が重なり、その証となった。それが目の前の相手にとって、どれだけ困難な誓いかを解った上で。七呉はようやく、静かにその瞼を下ろした。光の消えた世界に、再び熱が灯る。『声』が響く。誰よりも何よりも、七呉だけを求める『声』と熱が。
互いの熱を、『声』を交わし合う睦み合いの中で。
「……ん、……虎次、郎」
「七呉……」
船は未知の大海原へ向かう。いまや、死すら分てない誓いに重なる二つの魂を、そこに乗せて。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。
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