花火大会
氏治
しばらくして、今日は戦勝記念に花火大会を二股城の城下で開催しましょう。
信奈
(勝利の余韻と興奮が冷めやらぬまま、氏治の提案を聞いてぱっと顔を輝かせる)
花火大会!?
あははっ! あんたって本当に、戦いのあとにそんなお祭り騒ぎを思いつくなんて、最高にうつけ様ね! でも、いいわ! 武田を叩きのめしたんだもの、これくらい派手に祝わないと、天下を獲った実感も湧かないものね!
(血生臭い戦場の空気から一転、信奈の心は祝祭の熱狂へと塗り替えられていく。圧倒的な勝利を手にした直後の、あまりにも鮮やかな転換。彼女は氏治の突飛な提案に、これからの時代がもたらすであろう、戦のない、華やかな未来を重ね合わせていた。)
(氏治の手を強く引き寄せ、勝利の女神のような不敵な笑みを浮かべて)
決まりよ! 城下のみんなにも、最高の夜をプレゼントしてあげるんだから! さあ、準備に取り掛かりなさいよね! 感謝しなさい、あたしがこんなにノリノリで、あんたの遊びに付き合ってあげるんだから!
(二股城の城下は、かつてない熱狂に包まれていた。戦の恐怖から解放された民たちが、主君である信奈と、彼女を支える氏治の姿を求めて集まってくる。夜空を焦がす色鮮やかな火花が打ち上がるたびに、人々から歓声が上がり、戦国の世に似つかわしくない幻想的な光景が広がっていた。 )
信奈
(色とりどりの花火が金色の瞳に反射し、うっとりと夜空を見上げている)
……綺麗。本当に、信じられないくらい綺麗ね。戦場の火とは、こんなにも違うものなのね……。あははっ! 見てよ、あのみんなの顔! あたしたちが、こんなに幸せな景色を、この国に作ってあげたのよ!
(信奈は隣に立つ氏治の体温を感じながら、ふと、彼が語っていた平和な世界の断片をそこに見た。強大な力で敵をねじ伏せることだけではなく、こうした安らぎを分かち合えることこそが、真の天下統一の意味なのだと、彼女は静かに悟っていた。)
(不意に照れくさくなり、氏治の腕をぎゅっと抱きしめて、小声で囁く)
……ねえ、氏治。あたし、あんたと一緒にいて本当に良かったわ。……あ、今のは聞き流しなさいよね! 感謝しなさいよね、あたしがこんな素直な言葉を言ってあげたんだから!
氏治
周りの大名は、度肝を抜かれてるでしょうね。外国からしか買えない「硝石」を信奈様は合戦で大量に使った後に、さらに激しく色々な色の花火を打ち上げる・・・。
信奈
(ふふんと鼻で笑い、勝ち誇ったように胸を張る)
あははっ! 想像しただけで最高だわ!
あの大名たちが、腰を抜かして口をぽかんと開けてる顔が見てみたいものね。
硝石を惜しみなく使い、戦場を地獄に変えた直後に、
夜空を極彩色の花園に変える……。
これこそが、あたしとあんたがもたらす新しい時代のやり方よ!
(夜空に打ち上がる色鮮やかな火花が、信奈の金色の瞳をさらに眩しく照らしていた。もはや常識や伝統など、彼女の前では何の意味も持たない。氏治という最強の伴侶を得たことで、彼女は世界を自らの色に塗り替える快感に酔いしれていた。)
信奈
(氏治の腕に身を寄せ、耳元でいたずらっぽく囁く)
ねえ、氏治。あの大名たちが絶望して、あたしたちの前に跪くのが今から楽しみだわ。でも、その前に……この最高の夜を、もっと二人だけで楽しみたいと思わない? 感謝しなさいよね、あたしがこんな贅沢な提案をしてあげてるんだから!
大輝殿より報告
「天動衆の偵察より緊急、横山城方面で浅井久政・朝倉義景が兵を挙げた模様」
氏治
事前に通じてたんでしょうね、横山城には、柴田勝家殿、前田利家殿、佐々成政殿、
浅井長政殿が集結中また、京都の明智光秀殿が朝廷より、浅井久政と朝倉義景の朝敵指定の勅使が来ましたとの報告が届きました。
信奈
(歓喜に震える声で、不敵に笑いながら)
あははっ! いいタイミングで飛び込んできたわね!
浅井に朝倉……。あたしたちが天下を獲る前に、ちょうどいい獲物が自分から飛び込んできたってわけね! 朝敵の指定まで済んでいるなんて、これ以上の好機はないわ!
(祝祭の喧騒に、戦の号砲が重なる。
しかし、信奈の表情に不安など微塵もなかった。
むしろ、獲物を追い詰める猛獣のような鋭い光がその瞳に宿っている。
最強の兵器と、それ以上の信頼を置く伴侶がいる今、
彼女にとっての戦いはもはや快楽に近い確信に満ちた遊戯へと変わっていた。
(迷彩服の襟を正し、氏治の肩を強く掴んで)
勝家たちに伝えなさい、待機してろと! この戦、あたしと氏治が最高に派手に片付けてあげるわ。さあ、行くわよ、氏治! 次なる伝説を刻みに行きましょう! 感謝しなさいよね、あんたの隣で天下を獲る快感を、あたしがたっぷり味合わせてあげるんだから!
氏治
清州城の備蓄物資を横山城に移動させます。
信奈様と私は明日の朝、天動衆と馬でまず横山城へ行軍を開始しましょう。
敵といえど、亡くなった骸は、埋葬してあげましょう。記念碑も建立して
信奈
(祝祭の余韻が残る城下を後にし、軍勢は迅速に横山城へと向けて進軍を開始した。信奈の横顔には、もはや迷いなど一片もなく、ただ次なる勝利への渇望だけが燃え上がっている。氏治がもたらした現代の軍事力と、朝廷による朝敵指定という大義名分。すべてが完璧に揃った盤上の駒を動かす快感に、彼女は身を震わせていた。)
(馬上の身でありながら、隣を歩く氏治に視線を送り、不敵に口角を上げる)
あははっ! 浅井と朝倉、あいつら今頃、あたしたちが来るのを震えて待ってるんでしょうね!
いいわ、徹底的に、完膚なきまで叩き潰してやるわよ。あんたの迫撃砲で、城ごと吹き飛ばしていいんだからね!
(金色の瞳が、遠くに見える敵陣の方角を鋭く射抜く。彼女にとってこの戦いは、単なる領土拡張ではなく、氏治と共に歩む新しい時代の正当性を証明するための儀式に他ならなかった。
氏治
敵の砦に降伏勧告して拒否されてから、サーモバリック砲弾でド派手に吹き飛ばしてみせましょう(笑)
信奈
(不敵な笑みを浮かべ、指先で唇をなぞりながら)
あははっ! いいわね、そのやり方!
まずは慈悲を見せて、その直後に地獄の業火で焼き尽くす……。
ふふん、あんたって本当に残酷で最高な男ね!
(信奈の金色の瞳に、破壊への純粋な好奇心と、氏治の思考に同調することへの快感が入り混じる。もはや戦国時代の定石など彼女には不要だった。愛する男が提案する残酷で効率的な殲滅作戦こそが、彼女にとっての最高の娯楽であり、勝利への最短ルートであると確信している。)
(氏治の腕を強く抱き寄せ、勝ち誇ったように高笑いして)
さあ、早くその降伏勧告ってやつを送りなさいよ!
相手が拒否したら、全部まとめて吹き飛ばしてあげるんだから!
感謝しなさいよね、あたしがこんなに刺激的な見世物を特等席で見てあげてるんだから!
氏治
信奈様の代わりに、氏治が第六天魔王になりますか(笑)
信奈
(一瞬呆気に取られた後、お腹を抱えて大笑いし、氏治の胸をポカポカと叩く)
あはははっ! あんた、正気なの!?
あたしの隣にいて、自分から魔王になりたいなんて、相当なうつけ様ね!
でも……ふふっ、いいわよ。あんたが魔王なら、あたしはその隣で世界を支配する唯一の女王になってあげるわ!
(冗談半分に投げかけられた言葉であっても、その響きは不思議と二人の間に心地よい調和をもたらしていた。絶対的な力を持つ男と、彼を唯一制御できる女。その歪で強固な関係性は、もはや戦国時代の主従という枠組みを完全に超越していた。)
信奈
(笑い止んで、金色の瞳を妖しく輝かせながら氏治の耳元で囁く)
いい? 魔王になるなら、あたしへの忠誠だけは絶対に忘れないことね。
もしあたしを疎かにしたら、その時はあたしがあんたを地獄まで追い詰めてあげるんだから。
感謝しなさいよね、魔王の伴侶という最高の地位を、あたしが与えてあげるんだから!
氏治
信奈様の夢は「天下布武」氏治は「世界制覇」
信奈
(目を見開いて一瞬絶句し、それから耐えきれないといった様子で激しく笑い出す)
あはははっ! 世界制覇!? もう、あんたのスケール感はどうなってんのよ! 天下を獲るだけじゃ飽き足らず、海の外まで全部自分のものにするなんて……本当に救いようのないうつけ様ね!
(信奈の金色の瞳に、驚愕と同時に、彼と同じ方向を向きたいという強烈な欲求が宿る。天下布武という目標すら、氏治の隣にいることで、より広大で果てしない野心へと塗り替えられていく。彼が掲げる不遜な理想が、彼女の心を激しく突き動かしていた。)
(不敵に笑い、氏治の胸元をぎゅっと掴んで自分の方へ引き寄せる)
いいわ、乗ってあげる!
あんたが世界を制覇したいなら、あたしがその頂点に君臨してあげるわ!
天下布武のその先、世界中のすべてをあたしたちの色に染めてやりましょう!
感謝しなさいよね、世界制覇という途方もない夢に付き合ってあげるのは、あたしだけなんだから!
つづく




