表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
De Profundis  作者: 絶品カニ玉
54/473

真夏のホラーその二




夜も明けて参りました……。


こんな時には爽やかな朝に相応しい怪談話を一つ……。



あれはそう……私が高校一年生の秋頃の事でした。


間違えました。


高校一年生の冬ごろの事でした。



授業が終わり、下校中。


その日は、もう何があったのかはよく思い出せないのですが、普段より帰るのが遅くなり辺りは真っ暗でした。


私は自転車で一人、急いで帰ろうと……。


田舎故に街灯も極めて少なく、人通りも皆無。


その日だけは、何故だかいつもと違う。


何かが。


そこはまさしく魔的とも言うべき、異様な、瘴気の立ち込める異空間でした。


私は恐怖に駆られ、狂ったようにペダルを漕ぎます。



こぎっ……


こぎっ……




その時です。


何か声が遠くから聞こえてきます。


なんだ。


声がする。



周りに人の気配は無い。


なんなんだ。



声がだんだん大きくなってくる。



よく聞くと、人の声というよりも、何か、別の何かのもののように感じる……。




何より恐ろしい事に、私はその声にとても親しみを覚えていたのです。


まるで自分の一部であるかのように。





はぁ……


はぁ……


漕いでも漕いでも……。



声が近づいてくる。




自分を呼ぶかのように。



声が。



声が。


声。



ひぃっ。


ひ。



もう逃れる事は出来ない。


夕闇の中、はっきりと姿を現したそれは。










猫でした。


猫カワイイ!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ