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新曲の打ち合わせ! 1

三月と一緒に歌詞を作った後、僕は三月を家に送ると、新宿のギャラクシーの事務所へと向かった。


「あっ、お疲れ様です。零那さん」


「おはよう、そしてお疲れ様太陽君。打ち合わせにはまだ時間があると思うけど?」


「ああいえ、それはそうなんですけどね?零那さんがいるならちょうどよかった。歌詞の確認をしてほしくって」


「?どういうこと?」


「あれ?零那さんって僕の副業知らないです?副業というよりは趣味ですけど」


「わからないわね…」


「言ったと思ってたんですけど言ってなかったんですかね?今回のコメットの新曲の歌詞担当が僕なんですよ」


「何を言っているの?歌詞はアリアPが……ってまさか?」


「そのまさかですね。改めまして、私がアリアPです」


零那さんはあまりの驚きにフリーズしていたけれど、構わず僕は話を続けた。


「それで話を頂いてA面もB面もとりあえず計3曲分歌詞を考えたんですよ。なのでまずは零那さんにも見てもらおうと少し早めに来た次第です」


「そ、そう。でも太陽君?アリアP?」


「ややこしいので芸名でいいですよ」


「じゃあ、太陽君のところに依頼をかけたのは一昨日のことだったと思うんだけど」


「そうですね」


「それで、もうできたの?歌詞」


「まあ伊達にボカロPとして活動してないので」


「そういえばそうよね。毎週曲出してるものね。でも私もちろんあの歌が一番好きなんだけど後ろで流れてる映像も好きなのよ

ね」


「確かに聞いてくれてる人の何割かは僕の曲のイラスト集を出してほしいって人もいますからね」


「そうでしょうね。で、そのイラストレーターはどこの人なの?」


「ああ、それは僕の親友ですよ。浅野皇太っていうんですけどね」


「浅野ってあの?」


「多分零那さんが思ってる浅野で間違いないと思いますよ?」


「本当つくづく思うけど、太陽君は人脈も広すぎないかしら?」


「そんなことはないと思いますけどね…まあ確かに向こうが覚えてるかは別としてLIGHTNINGのLinnさんにも会ったことありますし」


「そうなの!?」


「はい。あっ、そうだ。僕まだ凛さんに今日のことちゃんと伝えてなかったんですよね…連絡しないと」


そう零那さんに言って連絡しようとしたときでした。


「その必要はないですよ?」


「凛さん。早かったですね?」


「まあいろいろと聞きたいこともあるしね?そこの一瀬太陽君に」


「僕ですか?」


「ええ。まず最初の疑問なんだけど、私、あなたと会ったことあったかしら?」


「やっぱり覚えてないですよね。あれは5年くらい前ですかね?LIGHTNINGのみなさんがライブハウスでのライブ終わりにめんどくさい観客(ひと)に絡まれてたことがありましたよね」


「確かに会ったわね。あの時は相手がナイフなんて出してきたものだからびっくりしたんだけど女の子がその相手を止めたのよね……もしかして?」


「そうです。あの時の女の子というのが僕だったんですよ。あの時は確か(はる)って名乗ってましたっけ?」


「そうだったのね。昨日瀬奈ちゃんと話をしたときにあなたが私にまた会いたいって言ってたっていうのを聞いてたからなんのことかと思っていたけど。それはわかるはずもないわね…」


「まあアリアの姿になったら見覚えも出てくるとは思いますけどね?」


「そう。それで2つ目の疑問がそこだったのだけど、あなたにボカロP(そんなこと)する暇なんてあるの?」


「暇は少ないですけどね…作れはするので」


「そうなの、太陽君は1日1時間睡眠だから私達みたいな普通の人よりも使える時間は多いのよね」


零那さんからの言葉に凛さんは今までで一番と言っていいほど驚きを見せていました。


「そんなとこまでうちの藍と一緒なのね」


「藍さんもそうだったんですか?」


「そうね。藍もそうだったわ。そして藍を1番近くで見てきた私から太陽君、あなたに1つ忠告するわ」


「なんでしょうか?」


「その生活をするのは後1年以内にしなさい。LIGHTNINGを1度長い活動休止に追い込んだのも、藍の過労による体調不良だったのだから」


「わかりました。肝に銘じておきます」


「そう、ならいいわ。それで、そろそろ来る頃なんじゃないかしら?あなたはその姿のままでいいの?」


そう言われ、僕は慌てて事務所の奥にある更衣室へと駆け込むのでした…

書く書くと言いながら全く進められなかった今日この頃。やっと更新です。すみませんm(_ _)m

次回はなる早と言いたいところなんですが、引っ越しの準備をしないといけないのでまた間隔が空くかもしれません。本当にごめんなさいm(_ _;)m

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