赤い炎に想いを込めてⅣ
ーーーー聞こえる
何が聞こえるんだい?
ーーーー声
どんな声だい?
ーーーーいろんな声
そうか、例えばどんなのがあるんだい?
ーーーー悲しい声、嬉しい声、苦しい声、楽しい声、ほんとはもっとたくさんある。でも…………
言葉で言い表せないんだね
ーーーーうん
それで、君はどう思ったんだい?
ーーーー気持ち悪い。いや、楽しい声とかはいいんだけど…………
悲鳴とかは、聞いてて良いものじゃないね
ーーーーうん、僕はどうしたらいいの?
それは、君が決めることであって、僕が決めることじゃないよ
ーーーーでも、僕にはどうしたらいいかなんてわからないよ。正しいのがどっちかなんてわからないよ。
正しさか、難しいことを言うね?君の思う正しさってなんだい?
ーーーー…………正義?とか
正義か、正義っていうのはもっと難しくてね。人によって全く違うんだ。
ーーーーうーん、よくわからないや
まぁ今分かる必要はないさ。今大切なのは君がどうしたいかということだよ。
ーーーー助けたい、手伝ってあげたい…………でも
でも、どうしたんだい?
ーーーー怖いよ
でも、その為に君は強くなろうとしたんじゃないのかい?
ーーーーそれは…………そうだけど
なら、迷う必要なんかないじゃないか。耳をすませてごらんよ。君には聞こえてるだろ?この声が
ーーーーうん。女の子が助けてって言ってる。
もう君のやることはひとつだよ、ちがうかい?
ーーーー違わない。うん、僕やってみる
そうだ、君はそれでいいんだよ。
ーーーーあ、最後に、君は誰なの?いつも助けてくれるよね?
ふふ、秘密さ。まぁいづれ時が来たら知ることになろうさ
ーーーーよくわからないけど、また会えるってことだよね?
さぁそれは君次第だよ。さぁいっておいで。女の子が待ってるよ
ーーーーうん!!行ってきます




