魔力量とBe Coolな日
あぅぅ、すいません一年近く空いてしまいました。・゜・(ノД`)・゜・
<シーナside>
さぁて、シオンちゃんの魔力値は~っと。
私は、先ほどの光でどこぞの「目がっ目がぁ~」な大佐状態のシオンちゃんの手から水晶板をこっそり抜き取って数値を数えた。
「どれどれ~…んん?一、十、百、千、…飛んで――あっるぇ???」
はぁあああああ!?という思いは口にはしなかった。代わりに思考の中で思いっきりシャウトした。
きっと顔が面白いことになっていそうだわ…
「し、シーナさん、どうかしたんですか!ま、まさかフラグが!!?」
大佐状態から回復したシオンちゃんは目をこすりながら私に聞いてきた。先ほどの言葉は聞こえていなかったようだった。しかし結果に私が驚いていることは察したようで、悪いほうに思考がいって泣き出しそう…というか泣いている。…これは。
「泣き顔のシオンちゃんも可愛いですな―――って、はっ!?…あっ、あははは……。」
しまったぁぁぁ!!!逆効果だよこれはぁぁぁぁ!!!!何やらかしてんだ私ぃぃい!!!
「あははは…ご、ごめんね。ただ少ぉ――し(とても)驚いただけだからさ!」
ジト目でシオンちゃんに睨まれる。くぅぅっ!そんなシオンちゃんもかわいすぎるぅ!くっ、いけない!ここでドジ踏んでは今後の私の威信が地に落ちてしまうわ!落ち着け私!Be Cool 私!
何とか(色々な意味で)ふみとどまった私は、シオンちゃんを落ち着かせた。
何か恐ろしいものを見たような顔をしたシオンちゃんは喉が渇いたと言うので井戸の場所を教えると、水を飲みに井戸に向かっていった。
「しっかし、この魔力量は余裕でモルドレッドの称号をもらえちゃう量じゃない。私も多いほうだけども…うーん、これはどうしようかしら。」
私はもう一度水晶板を見た。
魔力量:999999999999
(測定上限を超えました。)
<シオンside>
突然の光を受けてボクは目を抑えた。
「目がっ目がぁ~」
手から水晶板が抜かれた感じがした。きっとシーナさんが抜き取ったのだろう。
少しして視界が段々はっきりしてきた。
あれ、シーナさんの顔が…変?…まさかっ!
「し、シーナさん、どうかしたんですか!ま、まさかフラグが!!?」
フラグが立ってしまったのかと思い涙が浮かぶ。
「泣き顔のシオンちゃんも可愛いですな―――って、はっ!?…あっ、あははは……。」
ご、誤魔化されたぁー!!?そんなに絶望的なの!?魔力の魔の字もないの!?
「あははは…ご、ごめんね。ただ少ぉ――し驚いただけだからさ!」
ボクは悲しみを込めたジト目でシーナさんを見つめた。
…逆効果だったみたい。なんか胸の辺りを抑えてBe Coolとかなんか呟いていて正直怖いな
ちょっと距離を置こう何か言い訳して
「シーナさん、喉渇きました。」
「お、おおう。外出てすぐのところに井戸があるからそこから汲んで飲むといいよ。私はここで待ってるね。」
水を飲んで戻るとシーナさんが、
「よし、魔法の勉強は終わったから実践しよっか!」
「え、あ、はい。」
結局魔力量についてはシーナさんは教えてくれなかった…ボク、気になりますっ!
不定期ながらにも頑張っていきますです(つд⊂)