黒猫は準決勝に挑みます
こんにちこんばんは。
トビのキャラが絶賛迷子中の仁科紫です。
それでは、良き暇つぶしを。
さて、ご飯もさっと食べて戻ってきた私は、まずは試合の進行がどうなっているのかを確認したわ。
…どこに載っているのかと思ったら、正面スクリーンにトーナメント表があったわ。
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トーナメント表(準決勝)
レン ──┐ ┌✝血の眷属✝にゃー
├決勝┤
オルレアン┘ └─ チェシャ
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おー。あのマグロさんにレンは勝ったのね。それで、次はオルレアンさん…あら?この人、人類種よね…?ここに来て人類種対決ね。レンは勝てるかしら?
えーっと、結局、レンとオルレアンさん、✝血の眷属✝にゃーという子が勝ち進んだのね。…ということは、私の相手は✝血の眷属✝にゃーって子ね。
うーん。名前的に吸血鬼っぽいのよね。…はっ。能力わからん。
…まあ、他の人の能力なんて、元から知らないから今更なのだけど。それでもとりあえず、切るか殴るかしてたら勝てるでしょうし…?とにかく、相手のHPを減らせばいいわよね。うんうん。
さて。時間までもうないわね。えっと会場はβ、だったわね。よし。転移して控え室で待ってましょう。
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『はい〜。それでは、準決勝第2試合を開始しますよ〜。』
『まず登場するのは!準々決勝では、多彩な技で我々を魅せてくれた、✝血の眷属✝にゃー選手だ!』
「やっほー!にゃーだにゃっ♪応援しないと…血を吸うにゃっ!」
…なんか、キャラ濃いわね。
えっと、猫耳吸血鬼?需要、あるの?…あるのかもなぁ。服もなんか、ゴスロリ風?黒がメインのフリルとリボンのたくさん付いた可愛らしい服だし。うん。私には絶対に似合わないわね。よくやるわ。
『一方〜、コツコツ選手を物理で吹っ飛ばした〜チェシャ選手〜!』
ふう。それにしても、ワープ、なれないわね。
で、目の前に唐突に現れた猫耳吸血鬼ゴスロリ少女。…属性、多すぎね。
さっきはスクリーンごしだったけれど。近くで見ると思うわね。うん。これ、どうやって倒しましょう?適当に吹っ飛ば…しても、羽根がありそうよね。吸血鬼って。
…容赦なく切るしかなさそうね。
『さて。注目の一戦だ。』
『ふふふ。私達も見てみたくなって、交代することになったんですもの〜。』
『こら。それは今言うことじゃないだろう?』
『は〜い。それでは、ラッパの音が鳴り次第、開始ですよ〜。』
…実況とか解説って融通がきくのね。知らなかったわ。
さて。とりあえず、ラッパの音がなったら速攻で切る事にしましょう♪先手必勝って言うものね。(ただ、考えるのが面倒くさくなっただけ。)
パッパラー!
『それでは、開s…』
「にゃーの血の舞を…!?」
「あははははっ!」
「セリフくらい言わせなさい!?にゃっ!」
えー?セリフ何それ美味しいの?そんなの、タダの油断でしょう。そんなのに付き合う必要性を感じないわ。
それよりも、そんなことを言いつつ避けられたことの方が問題よねぇ。うーん。切れなかったわ。
…なら追いかけるべきよねっ!あははっ!これこそ楽しい遊びよね!やっぱり、私は切るのが性に合うわ。
『チェシャ選手〜。猛攻を仕掛けます〜!』
『これは凄い。チェシャ選手は予選や準々決勝では勢いで突っ込む攻撃が多かったが、このような猛攻もできたのだね。』
「もーっ!執拗いにゃっ!
こうなったらー!血の眷属たるにゃーの能力を思い知ればいいにゃっ!」
バサッという音がした思えば、そこには✝血の眷属✝にゃーさんはいなかったわ。…まあ、普通に考えて空よね。
『✝血の眷属✝にゃー選手〜飛びました〜!』
『吸血鬼の能力の一つだな。なかなかに難しい操作を上手く制御している。』
ということで、空を見上げれば、そこに居たのはコウモリに似た羽を生やして飛んでいる✝血の眷属✝にゃーさんの姿が。うん。定番ね。
空中戦に移るのなら、私も箒術を使うこととしましょうか。
「あははっ!」
『チェシャ選手も飛びましたよ〜!』
『さすが、魔女の関係者だ。箒術を上手く使えている。』
うーん。空の追いかけっこかしら?これは、箒の速さを操作できる限界にしておくべきよね!うんうん。追いかけっこは全力で!よね!
「やっぱり、あんたおかしいわよっ!にゃっ!
猫が空飛ぶとかどんなファンタジーよっ!にゃっ!」
…すっごく、取ってつけた感の酷い語尾ね。無理しなくていいのに。まあ、キャラ付け頑張っているんでしょうね。
と、言うか、ね?ここ、ゲームの世界。つまりファンタジーの世界ではあるのよ。諦めて現実を受け入れてくださいなってね。
さて。追いつけそうね。このまま、切ってやる事にしましょうか。通り過ぎざまに猫連撃っ!
「あははっ!」
「きゃぁあっ!!」
『チェシャ選手の猫連撃〜!✝血の眷属✝にゃー選手〜、墜落しました〜!』
『傷は深くはないものの、浅くもないようだ。
この状況から逆転できるか。ここがポイントだな。』
ふふふ。甘いわ。ちょっとした衝撃で空から落ちてしまうだなんて。空に飛ぶなら、当然落ちない練習をしないとね?
「…にゃーっ!もう、許さないにゃっ!〈鮮血豪雨〉!」
『しかし、✝血の眷属✝にゃー選手〜!ここで緋魔法を発動ですよ〜!』
『この広範囲魔法をどう回避するのか、見ものだな。』
あら?赤い雨が降ってきたわね。…でも、これなら避けれるわ。更に高所へと箒で飛ぶっ!
…よし。これで、範囲外に逃げられたわね。ちょっと当たったけど、そこまでくらわなかったわ。とりあえず、止むまではここで避難しておきましょう。…これ、MPはもつかしら。そこが難点なのよね。この箒。
…まあ、落ちそうになったら、最終手段よ。✝血の眷属✝にゃーさんに向かって落ちる。ぶつかるときに切る。私は〈受け身〉でダメージを最低限にする。うん。なんの問題もなかったわ。
『あら〜?チェシャ選手、上空へ避難です〜!血の雨は僅かにしか当たりませんでしたね〜。』
『ここからは耐久勝負、と言いたいところだが、✝血の眷属✝にゃー選手は既に多くの魔法を使っている。MPは厳しいだろう。』
「にゃーを舐めるなにゃー!MPくらいまだまだ余裕にゃっ!」
「クスクス。」
「なっ、何を笑ってるにゃっ!」
…あら?別にあなたのことを笑っているわけではないのだけど。
まあ、いいわ。説明面倒だし。
さて。この雨の中を突っ込むのは面倒だけど…。影纏でいけるかしら。少しの軽減にはなってくれると思うのよね。でも、それだけでは完璧とは言い難いわ。
…あら?でも、別に完璧でなくとも、いいわよね。じわじわとHPが減っていくのは面倒だけど、ここはさっさと首を切ってあげたら何も問題はないわよね?
ふふふ。ということで、〈闇魔法:影纏〉!からのー!✝血の眷属✝にゃーさんに向かって自由落下!
「あははははっ!」
「はぁ!?意味わからないんですけどっ!?」
『おおーっと〜!?チェシャ選手、✝血の眷属✝にゃー選手に向かって落ちていますよ〜!?』
『ふむ。これで決めるつもりのようだ。』
あらあら。✝血の眷属✝にゃーさん。可愛らしい語尾がなくなっているわよ?
うふふ。まあ、いいのだけどね?このまま、隣に落下。その後、〈受け身〉で衝撃を和らげ、すぐさま腕で顔を庇っている✝血の眷属✝にゃーさんに突撃。首を一点集中で、切る!
「あはっ♪」
「ひっ。きゃぁっ!?」
『チェシャ選手〜!✝血の眷属にゃー選手の首を切りました〜!?』
『容赦のない、いい一撃だ。
その衝撃で魔法の維持も出来なくなり、攻撃も止んでいる。今が攻め時だろう。』
あはっ。その首、切ってあげただけでは浅いわね!ふふふ。なら、心臓に爪を突き立ててあげれば終わるかしら!
「あははは!」
「カハッ。」
『✝血の眷属✝にゃー選手、急所を抉られ、HPが全損しました〜!
これにて、試合終了です〜!』
『最後はなかなかに過激な終わり方となったな。』
パパラパッパパパッパラー!
『見事な試合でした〜!
準決勝第2試合、勝者、チェシャ選手〜!』
『うんうん。いい試合だったな。』
ふう。なんとか、私の勝ちね。これで決勝に進出だわ。
さて、レンは勝ち残ったのかしら…?
次回、チェシャVS???
チェシャはあの人に勝てるのかっ!?ー鋭意制作中ー
それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。




