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狂い猫は今日も笑う〜in Wonder World Life Online〜  作者: 仁科紫
イベント編:NO.1決定戦
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黒猫は白うさぎを追いかけます

こんにちこんばんは。

結局、チェシャ無双は一部だけ載せることにした仁科紫です。

…まあ、チェシャが倒す相手とか考えるのがめんど…コホン。なんでもありせん。

とにかく、物足りない!という方は本選をお楽しみに!ちゃんとフルでお送りする予定ですので。

とりあえず、今回はチェシャと白うさぎの決着回+αとなっております。


それでは、良き暇つぶしを。

 さてと。白うさぎを追いかけながら他のプレイヤーをついでに倒しつつ、ようやく追いついたそこは市街地のはずれ、周りの障害物は少なめで、白うさぎの姿はよく見える場所だったわ。


「グゥウウウウウッ!」

「ふふふ。」


『ジラちゃんがついに追い詰められたー!?』

『スピードが自慢のプレイヤーのようだね。あれから10分しか経っていないんだけど追いついているし。

 その間、チェシャ選手は目につくプレイヤーを20人程、片っ端から全て急所をついた攻撃で倒していっているよ!』

『すっごい反射神経とスピード、それらが合わさった攻撃だね!』


 追いついたわよ!さぁ、戦いましょう(遊びましょう)?

 まずは切りかけのそのお耳、切ってあげましょうか!


「あははははっ!」

「グォッ!」


 あら。避けるのね。

 なら…これは避けれないわよね?箒術!箒に乗って突撃ー!とりあえず、目標は右目にしましょうか。


「あはははははははっ!」

「グ、グオッ!?」


 あらあら。卑怯だっ!?って…何を驚いているのかしら。…まさか、目を狙うプレイヤーは居ないとでも…?

 でもね?よく考えてみて欲しいのだけど、自分よりも強い相手に勝とうと思ったら、急所を突くのはある意味当然の行動なのよ。

 だから、これは何も予想できない攻撃ではないはずよ!ということで、卑怯でもなんでもないのよ!


「グォオオオッ!!」


 ふふふ。今更避けても無駄よ!この箒は一直線に進むわけではないのだから!リリー師匠とは違うのよ!リリー師匠とはっ!


 グサッ


「あははははっ!」

「グォオオオオオオオッ!?」


『おおっと!?なんと、ジラちゃんのおめめに黒猫さんの爪が刺さったー!?』

『…相変わらず、急所ばかり狙うね。

 さて、刺さった状態からどのように行動するかが肝心だね。

 彼女のことだから、多分、爪を抜くようなことはしないはずなんだよねぇ。』


 ほぉら、刺さっちゃった♪あはっ。

 …うーん。このまま、ここにいると、頭は振り回されるし、うさぎさんの手にも当たっちゃいそうなのよね。

 それじゃぁ…爪を伸ばして、一気に斜め上に上昇しましょうか♪そうすれば、いい感じに傷がつくと思うのよね!

 そぉーれ♪


「あはははははははっ!」

「グァアアアアッ!?」


 クスクス。いい感じよ。いぃ感じ♪

 さて、爪が伸びるって言っても30cmまでなのよね。つまり、そんなに深くはないのよ。傷は。

 うーん。致命傷って難しいわね。…は!そうだわ!このまま、下に一気に降りて、お腹を切ってしまいましょうか!流石に解剖は出来ないけれど、まずはお腹を切るって言うじゃない?

 ということで、痛がっているところごめんなさいね?そのかわり、お腹を開いてあげましょう♪


「あはっ♪あははははははっ!」

「グォッ!?グ、グォオオオオオオオッ!!!」


『おぉー!黒猫さんはジラちゃんのお腹を切り開いたー!痛そう…。』

『あははっ!さっすがだね!うんうん。この行動はいいね。

 上に一直線の攻撃が軽い傷だったとしても、その後の重力に任せた攻撃はなかなかに深いところまで切り裂けるんじゃないかな。』


 ふふふ。楽しいわね!

 こうして下に向けて切ることでついでにモフモフも堪能出来るわけだし。…なんか、光の粒子的なのがポロポロと落ちているけどね。


 うーん。ここからどうしようかしら。

 一応、アイテムの使用は許可されているのよね。お腹にお手製の毒でも塗り込んであげるのが定番な気がするけれど、それはそれで楽しめない…?いえ、十分楽しんだのだけどね。

 …あ。よし!さらにここを開いてあげましょうか!いずれは〈猫の目〉に急所がでてくるはずだも…あれ?あー!もう、あったわ!

 よし。攻撃しましょう!胸のど真ん中に一点集中!…爪だから、4本伸びて、一点とは言えないかもしれないけどね。

 まあ、そんなことはさておき。それでは、名残惜しいけど、このモフモフから箒に乗って、いったん距離を置きましょう。

 そーしーてぇ…とつげーきっ!


「あははははははっ!」

「グォッ!グォオオオオオオッ!」


『黒猫さんの最後の一撃かーっ!?

 それを見たジラちゃんは、迎え撃つように拳を放ったーっ!!』

『おおー。決着の展開に相応しい結末を迎えそうだね。

 さて、彼女は躱すことが出来るかな?』


 ふふふ。そうこないとね!もちろん、華麗にくるっと回転して避ける!

 それから、箒にもっと魔力を込めて、スピードを上げる!ここまで行くと、流石に制御不能だけど、ただ突っ込むだけなら問題なしよ!


 グサァッ!ドッシーンッ!!


「あははははっ!」

「グォッ…。」


『おぉーっと!遂に決着!黒猫さんの勝利ー!…うぅ。ジラちゃん…。』


 あら。ナレーション、してたのね。

 …というか、倒してしまった私が少し罪悪感を覚えるのだけど。小さい子に泣かれると弱いのよねぇ。

 やっぱり、倒すならプレイヤーかしら?ふふふ。次はどなたかし…


「もらいー!」

「あはっ。」


 あらあら。こんにちは。そしてさよーならっ!小さなトカゲさん!猫連突!


「ぎゃぁああっ!」

「あはははっ!」


 みんな、立ち尽くしていたら、隙だと思うのかしら?

 謎ねぇ。別に、立ち尽くしているからって何もしていない訳ではないのにね?


『いやぁ。いい勝負だったね。耐久力のあるジャイアントラビットに対して、スピードで威力をつけた攻撃で一方的に攻めたチェシャ選手!いいものが見れたね!ということで、さらに巨大うさぎ投下!…ほら、泣かないの。新しい子が出てきたよ。』


 え、ええ!ま、また出てきたのだけど!?…まあ、仕方がないわよね。倒した人だけがポイントを貰えるのなら、私だけが貰えることになってしまうし。それだと不平等だものね。

 …次は倒さないで置きましょう。ええ。流石に可哀想だわ。


『うぅ。だって、ジラちゃんじゃないもん。』

『はいはい。とりあえず、あの子に名前がないから、付けてあげて。』


 …実況を聞きながらプレイヤーを探しましょうか。〈ヒゲ察知〉である程度索敵できるとはいえ、まだ範囲が狭いのよね。レベル×10mといったところだもの。いまいち足りないわ。


『…はっ。そっか!名前ないのは可哀想だよね!

 うーんとね、うーんと…トラちゃん!ジャイアントラビットのトラちゃんだよ!』

『…いい名前だね。』

『うん!トラちゃんふぁいとー!頑張れっ!』


 ラビ、頑張ってね…。というか、最後の、絶対にそう思っていないでしょう!?ほぼ棒読みになりかけていたし!

 そして、トラって何かしら!別の生物になっているのだけど!?天然か!天然なのかしらっ!?わざとなら、なかなかにネーミングセンスが酷いわよ!?

 …もう、とりあえず追いかけっこに集中しましょうか。


 さっき稼いだポイントでほぼ、上位には入れるとは思うのだけど、参加人数を知らないのよね。私。

 まあ、アニマル種が全体の3割も居ないわけだし、参加人数もさらに減っていると考えると、そんなに厳しくはないはずなのだけど…。何が起こるかはわからないし。とりあえず、今から百人ほど狩ることにしましょうか!


「あははははっ!」


 巨大白うさぎは北の方に行ったようね。そっちから悲鳴が聞こえてくるもの。それなら、私は南に行くことにしましょう。

 ちょっと走れば…お。みっけ。私と同じ猫さんね。背後に回って…奇襲!猫連突!


「あははっ!」

「ひぇっ!?…く、狂い…!?」


 あら。もうおしまい?というか、みんな、私を見る度に狂い猫って言うのだけど。狂い猫って、あれよね?なんか、イリヤさんに呼ばれたやつ。…もしかしてみんな、知ってる…のかしら?

 ふふふ。どれくらい広がっているのか、確認のためにもたくさんの人をやってしまいましょうか!


 あ!今度はトカゲさんね。あははっ。壁に張り付いているからって見逃す私ではないのよ?


「あはっ。」

「え、な、なんで気づかれたかな!?」


 うーん?気づいたからよ?それ以外にはないわ。

 ということで、切り裂いてあげましょう!


「あははっ!」

「ね、猫様の活躍をまだ見たかったのにー!?でも、その容赦のない所も素敵ですーっ!!」


 知らないわよ。…というか、猫様って何?…うん。わからん。

 よし。何か知らないけれど、褒められたし。次、行きましょうか。次。

 次は…。



 □■□■□■□■



 パララッパッパパララー!


『試合しゅーりょー!!…ふぅ。よかったぁ。うさぎさんがもう死なないね!』

『集計結果を出すよー!結局、巨大白うさぎを倒したのは二人だけだったね。もう少し倒してくれると思ったんだけど。』


 あら。もう、結果が出るのね。少し時間がかかると思っていたわ。ちなみに、あの後、たっくさん遊べて楽しかったわ!

 最後には遊べる場所が狭まっていって、巨大うさぎに踏み潰されそうになったり、生き残っていたはずの人が何故かみんないなくなって、最後は白うさぎと私だけになったりしたけど、無事に生き残れたわよ。ふふ。頑張ったわ。


『もー!ラビのいじわる!うさぎさんがたくさん死んでも良かったっていうのっ!?』

『はいはい。そうじゃないから、落ち着いて、ね?』

『むぅ。』

『退場後に観客席に飛ばされたプレイヤーも、生き残れたプレイヤーもどちらもお疲れ様!

 結果発表だよ!両者とも、マップの中央を見てね!』

『え、無視!?ラビのくせにー!』


 ーーーーーーーーーー

『第1回、最強プレイヤー決定戦』ソロ予選 アニマル種(地上)


 参加者 9536


 1st チェシャ 11531pt

 2nd カケル 10259pt


 ▽


 以上、2名本選進出


 ーーーーーーーーーー


 あら。1位になったわね。

 …まあ、最後まで生き残ったのって私ぐらいだったし。当然の結果かもしれないわ。ある意味、白うさぎを倒したのが大きかったわね。だいたい初めの10分くらいで半分の4500人くらいになっていたでしょうし。

 うん。やっぱり、白うさぎを倒さないと話にならないわね。…まあ、本選に進むには、だけど。それにしても、他の予選はどうなっているのかしら。今から本選が楽しみね。


次回、試合観戦をします!…誰の、とはあえて言いませんが。


それでは、これ以降も良き暇つぶしをお送りください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] まさに狂い猫です。 これって普通だと「大物食い」なんですよね♪ [気になる点] 「窮鼠猫を嚙む」と云う言葉があるけど、ウサギだから噛めなかったんでしょうか? [一言] 思いつきました。 ①…
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