犯人確保へ向かう
国王陛下からの許可が下りた。
犯人確保へ私たちはスタルツィアへ向かう。
馬車の中で私はぼーっとしていた。
「…マーガレット。大丈夫?」
ユーリス様の声にハッとする。
「大丈夫です…すみません。」
まだ信じられない。
だって…あの人が…
そんな人じゃないのにどうして…
一体、なんの目的があってそんなことをしたの…?
どうして…どうして…
考えても考えても分からない。
どうしてそんなことをしたのか、何が目的なのか、私には理解ができない。
「マーガレット、今は何も考えないで。君はただ俺のそばにいてくれればそれでいいんだよ…だから、何も負担に思わないで…」
「はい…」
何も考えない。それが無理なの…
考えざるを得ないでしょ…?
だって…だって…犯人が…。
ダメだなぁ…考えても意味がないのに…
真実は犯人に聞かない限り分からないのに、私が分かるわけないじゃない…それなのに真剣に考えて…
(馬鹿みたい…)
だんだんスタルツィアに近づいてくれば、息苦しくなる。行きたくないとさえ思う。
犯人と対面することが、真実を知るのが怖いんだ…
「マーガレット、落ち着いて。俺の手を握ってゆっくり呼吸をするんだ。」
ユーリス様の言う通りにする。
ユーリス様の手を握れば強く握り返される。
多分、ユーリス様は私の不安を感じたんだろう。
だから、落ち着かせるようにこの方法を選んだ。
本当にすごい人だと思う。
だって、そのおかげで少しずつ安心してきているから。
そうしているうちにスタルツィアに入国した。
そして私たちはとある場所へ行く。
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「────はどこにいる?」
「…えっと…」
「いいから話せ。────はどこにいる… !」
「…っ!◯◯にいるかと…」
ユーリス様の冷たい目に怯え、────の居場所を教えてくれた。
「マーガレット、行こう。」
「はい。」
私たちは、────の居場所へ急いで向かった。




