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トルーレン家にて

私はユーリス様と共にトルーレン家へ向かった。

屋敷へつけば快く迎えてくださる国王陛下と王妃様、そしてアラン第二王子。


「マーガレット嬢、よく来たね。」


「アリオス国王陛下。突然の訪問、お許しください。」


「いいんだよ。」


「そうよ、マーガレットさん。私もマーガレットさんと会いたかったのだから。」


「ありがとうございます。」


この屋敷を訪れてそんなに日は経ってないけど、そう言ってもらえるのは嬉しい。


「ユーリス。夕食は食べたか?」


「いえ、まだです。」


「マーガレット嬢は食べたかな?」


「いえ、まだですが…」


「なら一緒に食べよう。二人が来たということは何か話があって来たんだろう。食べたあとに話を聞こう。」


「ありがとうございます。」


「ありがとうございます、お父様。」


国王陛下のお心遣いによって私は夕食を共にした。



────────────────────


「で、なんの話だ。」


夕食が終わり、テーブルには紅茶が置かれ、きちんとお話をする。


「お父様。マーガレットと婚約をしたいのです。」


「ユーリス。それはお前だけの感情ではないのか?」


「それは…」


私の方を見るユーリス様。

私の気持ちはきちんとお話ししなければならない。


「アリオス国王陛下。私も、ユーリス第一王子殿下と同じ気持ちです。心から愛しております。」


私の言葉にアリオス国王陛下とエレーナ王妃様は嬉しそうに笑った。


「そうか…!マーガレット嬢がユーリスの妻に…!」


「これほどまでに嬉しいものはないですわ!あなた、今すぐにでも婚儀を行いましょう!」


「エレーナ、そうだな!」


喜んでくださるのは嬉しいけど、すごく話が飛躍しすぎている。まずは、ちゃんと話さなければならないことがある。


「お待ちください。お父様、お母様。その前に聞いていただかないといけない話がございます。」


「なんだ?」


「マーガレット。話していいよ。」


ユーリス様は私に話をする場面を作ってくれた。


「ありがとうございます。実は…」


私はロベルトとの婚約破棄の話、そしてロベルトから届いた夜会への招待状の話をした。


それを聞いたアリオス国王陛下は少し怒っているように見えた。そして、その隣には泣いているエレーナ王妃様と相変わらず表情が読めないアラン第二王子。


「マーガレット嬢、話は分かった。君のユーリスに対する気持ちも十分に伝わっている。だから、その夜会にはユーリスと共に参加しなさい。そして、何か言われればこう言えばいい。ユーリスと婚約を結んだと。他にも何か言われるだろうが、ユーリスがなんとかするだろう。それに君もかなり頭がいい。だから、君がやりたいようにやりなさい。」


「…ありがとうございます…!」


国王陛下の言葉を大事にしよう…

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