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ごめん。やっぱり僕は、君を愛せない。

作者:真弓りの
「ごめん。やっぱり僕は、君を愛せない」

泣きそうな顔で、目の前の男が小さく告げる。「愛せない」ですって。なんて残酷な言葉なんだろう。


「わかってるわよ、そんなこと」


生まれ落ちた瞬間から私の婚約者だった男は、沈痛な面持ちでそんなことを告げるけど、そんなの三百年前からわかってる。

あなたは私を、きっと一生愛せない。


300年前の恋愛のイザコザで、魔女に思いっきり呪われた王家と公爵家に生まれた二人は……。



**********

1000時程度の不定期更新。女性視点と男性視点、両方あります。
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