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お久しぶりです。
言い訳は活動報告でします（死
私が達した結論を涼華に告げたら涼華が固まった件について。
いや、わかるよ。涼華ってエロイのに基本照れ屋だから。そこが可愛いんだけど。そうじゃなくても可愛いけど。
でも固まってると話が進まないので解凍しないと。生き返って、涼華。そんなに衝撃的な発言だった？ そっかー。え、でも私非処女ではないのはわかってたでしょ？ そこじゃない、と。そうじゃないと。
「ろ…、ろ……ろす…………普通に、言わないで……っ」
「え、そこだったの」
今更では？ 違う。そうじゃない？ そっか、ごめん。
まあ、でもさ。極論はそこじゃないんだよ。同意を求めただけというか、可能性高くない？ って聞きたかったっつーか。
「……？ どういう…」
「あー……なんていえばいいかな」
説明が難しい。難しくはないか。なんて言ったらいいかな、って感じかな。
まずまあ大前提として私が喪失するのは涼華相手じゃん？ うん、わかってたけど真っ赤だね。お茶飲んで。平気？ 話続けていい？ うん、了解。
で、だ。そこはいいとして、私のさ、この数字見えなく出来るかもしれないからヤるってのは……おかしな話であって。
こういうのって双方の同意と、気持ちの問題なわけじゃない。あ、私が涼華としたくないとかそんなのはあり得ないから誤解しないでね。
だからつまり、あれだ。消せる可能性があるなら何でも試してみようってつもりでは勿論いたんだけどさ。こればっかは、こういう検証的な意味でしたくないじゃん。
「ってわけで、数字は暫らくこのままでもいいかなって」
「……いいの？」
「うん。まあ、処女喪失で消えるかもってのも仮定の話だしね。急に見えるようになったんだし、急に消えるかもしれないし」
いや、マジでなんでこんなもんが見えるようになったのかもわかんないしね。しかもバージョンアップとかされてんだよ。
色変わる機能とか点滅とか最初なかっただろっつーね。気付かなかっただけかもしんないけども。
私の言葉に赤くなったまま、こくんと涼華が頷く。
納得はしてなさそうだけど反論もない感じかな。
でもまあ、視えたままでの難点っていやアレだよね。……筒抜けってことくらいだよね。
あ、点滅になった。数字数えてるかって？ ううん、最近はもうあんま気にしないことにしてるかなぁ。ロコツに増えてたら気付くけど。
……気付くけど。
いやいや他意はないよ。ほんとにほんとに。
逆に気にしたら悪いよねって。だってこれプライバシーの侵害にもほどがあるからな…。
ふふ……、知りたくなかった事実も知っちゃうしね。うん？ いや涼華のことじゃないよ。大丈夫。別件別件。
……抱えきれなくなったら聞いてもらうから、そのときはお願いね。マジで。
で、それはそれとして可能性としては高そう？
涼華もそう思ったから前言い淀んでたんだよね？ あ、やっぱりそうだったんだ。
簡単に試せるモンでもないし、簡単に試すことでもないし、そのためにすることでもないもんな。
それにもう一個重大な難点もある。
何って？ あ、でも難点とは違うかも。それはそれ、これはこれというか。わかんない？ そりゃそうだ。
つまりさ、喪失だけじゃなくて貰いたいなってのも思って。
にっこりと笑いかけると涼華の頬の赤みがまた増した。いつまで経っても慣れない涼華が可愛い。
ちゅーしていい？ ダメかー。屋上じゃなければよかった？ 当たり前？ あはは、よかった。
結構軽く考えてる奏だけど、消えるかもしれないからヤんのは違うよなー。と思った様子です。
17.5話はifだしネコ側涼華だったので結果は不明です。
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