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跋
この物語の作者は不明。本の制作は、エピナルのペルランと記されているけれど、工房の誰が絵を描いたかは不明。制作時期も不明。
時代的にボードレールも読んだ本ではないかと思うが、その証拠はない。18 - 19世紀の御伽噺であるからして、SF とは違い、物事の説明がされることはない。今日的な文脈からすれば、どう見ても父親が何らかの力を以て娘を保護しているし、都合よく悪い妖精やら善い妖精やらが出てきて話を進めるし、だんだん手段を選ばなくなった悪い妖精が、やられた割には仕返しに向かうようでもない。中でも困ったのは、鈴の音の効用が明らかにされないことで、何処から持ってきた話なのか、訳してみて最後まで解らない。まあ、しようがないか。
この物語も、エピナル版画も、今まで存在を知らなかった。他にも有りそうだから、もう少し漁ってみたい。
個人的に12月中旬から酷い腰痛に見舞われ、脳梗塞で入院した時ほどではないものの、治し方がよく解らず、それでも習い覚えたリハビリで少しずつ解していたら、風邪を引いたか熱を出した。実は詩の翻訳も再入院の時に始めたので、自分にとって苦痛を紛らわす手段でもあり、今回もその役に立った訳だが。こんな思い出話は需要ないよね……
明けましておめでとうございます。




