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断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい  作者: 花音月雫
第一章

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side ダリル・コスナー

ユリアンに言われて気がついた。

そうか、アイラと婚約してしまえば良いのだと。しかしそう簡単には出来ない。アイラは特別だ。だから欲しいと思って直ぐに手に入る娘ではない。


まだ幼いアイラに会って挨拶した時の衝撃は忘れられない。この世の人なのか!?人間ではないのではないかと思った。天使?女神?


その時からどうしたらアイラを手に入れられるのか考え始めた。そんな時に私は誘拐された。殺されるのか?私は魔力で抵抗したが全然相手にもされなかった。こんな事でアイラとの未来を閉ざされてしまうのかと悔しくなって絶望が押し寄せた。その時アイラが現れたのだ。何故彼女が?


咄嗟に気絶した振りをした。

そして様子を見ているとアイラが聖力を使い出したのだ。魔力と聖力は色が違う。


普通聖力の色は金色で魔力は銀色なのだ

が、アイラの力は見た事が無い7色に輝いていた。驚いた。だが色は違うが聖力と同じ温かさを伴っている。


次に驚いたのはその力の量。

あの小さな体の何処にあの様な力があるのだと。


そしてその力を使っているアイラは女神そのものだった。しかも体を大人に変えて戦っている。

恐ろしく美しい。

大人のアイラはそれこそ人間ではなかった。女神よりも、もっと上の......。

言葉では言い表せれない存在。


アイラを手に入れたい気持ちは化け物の様に膨らみもう自分では押さえが効かなくなってしまった。


その後、アイラが我が家に頻繁に訪ねて来るようになった。家族ぐるみで仲良くなっていったのだ。

これは周りから固める絶好のチャンスだ。

ユリアンはもう攻略済みだ。

私はジワジワとアイラの両親に近づいて信用を得る事に集中した。


幸いアイラも私に対して「好き」な気持ちが見え隠れしている様に思う。

でもここで強引にしてしまうと嫌われてしまう可能性がある。

慎重に、慎重にだ。


そんなある日、父上からエバンズ一家が襲撃されたと伝えられた。信じられない。

あのアルミス様が居ながらアイラを守れなかただなんて!行方不明になるなんて!


襲撃した奴らは黒魔術集団だったようだ。私のアイラを何処へやったのだ?

私は直ぐに捕まった奴らの所へ行ってアイラの居場所を吐かせようとしたが父上に止められた。


大人に任せろと。

任せられるか?私の女神をそんな他人に!


あぁぁぁ!どうしたらいい?黒魔術を使う汚れた奴らがアイラに触った......。アイラを見た......。アイラの声を聞いた......。

想像しただけでも虫唾が走る!


どうにかして私自身でアイラを見つけ出さないと。どんどんアイラが汚れてしまうではないのか?

見つけ出したその後は婚約、結婚など悠長な事は言ってられない。


次にいつ、またこの様な事が起こるか分からないのだから。アイラを助け出したら誰も知らない屋敷を買ってそこで2人だけで生活をする。

一生、誰もアイラを見せない、触らせない、喋らせない。アイラのあの尊さを知っているのは私だけで十分だ。

いつも読んで頂きありがとうございます!

今回の更新で第一章が終わりました。

次回更新からは第二章が始まります!

ゆるりと更新していきますのでお時間の

ある時に読んで頂けると嬉しいです!

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