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断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい  作者: 花音月雫
第一章

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エレーネ様のお母様とお茶会ですわ

「それでエレーネに確認しましたところ気持ちは4年前から変わらないと言われましたのよ?」


エレーネ様のお母様、マリエッタ様が眉間にシワを寄せ嫌~な感じでお母様に言ってきます。


そうです。今、私はマリエッタ様、エレーネ様、お母様とでお茶会をしてますの。先程からマリエッタ様がお母様にチクチク、チクチク、嫌味を交え色々言ってきますのよ。


「私の気持ちは変わりません!ずっとアイラが好きで愛しています!18歳で結婚して湖のほとりにお屋敷を建てて幸せに暮らします!」


はい、はい。その妄想もお変わりなくですのね。マリエッタ様の前では言葉使いが丁寧ですわ!


「エレーネは元気があって良いわよね。ふふふ。確かにアイラ様は将来美人になりそうですけれどもっとこれから素敵な方に会うかもしれなくてよ?今、決めてしまうのも......ねぇ?」


マリエッタ様は一応、エレーネ様の意思を尊重したい風ですがどうにか私とは婚約にならないように持っていきたいようですわ。それは私も激しく同意致しますの。


「はい。私もそう思います。これから同年代の方々とのお茶会も沢山ありますもの。可愛いご令嬢達がいっぱいいますわ」


「まぁ、アイラ様はよく分かっていらっしゃるのね?賢いアイラ様はアルミス様に似たのかしらねぇ?」


あっ、それお母様は賢く無いとおっしゃっているのですか?

この野郎ーですわ!!


「ええ。そうですの。夫に似て本当に賢い子ですわ。ですので色々な事を学んで欲しいのです。そして自由に伸び伸びと育てていきたいと思っております」


何を言われてもシラ~と動じないお母様は素敵ですわ。直ぐにキレてしまう私はまだまだですわね!


「ふふふ。王城ではそうはいかないですわね?エレーネは第二王子という立場ですからその婚約者となると色々と縛られる事になりますものね?」


「そう思います。自由の無い場所など病んでしまいそうですものね?ふふふ」


「そんな些細な事で病んでしまうようなお相手はこちらから願い下げですけれどね?」


「まぁ!それならば申し訳ありませんがアイラは無理ですわ。繊細な子なので」


結果、どちらも婚約は無しで!お相手は違う人で!って同じ意見なのにもの凄くバチバチしながらの会話ですわ。


「おい。アイラ、こっちに来い。こんな大人の訳わからん話を聞いていてもつまらんだろう?」


エレーネ様が小さな声でそう言って私の手を引っ張り走り出しましたわ。

あっ!言葉使いがいつもの様になってしまっていますわよ?


「エレーネ!?」


「アイラ!?」


エレーネ様は止める2人の声を無視をして移動魔法を発動させました。気が付くと少し薄暗いお部屋に到着ですわ。


エレーネ様が私を壁に追い詰めて両手を壁に付きました。エレーネ様の両手は私の顔の横にあります。6歳の時は同じ背丈でしたがこの4年で頭一つエレーネ様が私より大きくなりました。

私の目線は少し上を向きエレーネ様を見上げます。


「母上は私とアイラを引き裂こうとしている。私達は運命の伴侶なのにだ」


あら?このフレーズは何処かで聞いた事がありますわ。あ、お兄様ですわね。

私の運命の人は沢山いる事になりますわ。


「あの様子だときっと学友も解消させられるだろう。そうするともうアイラとは会えなくなってしまう」


エレーネ様がお顔を近づけてきますわ。

鼻息が私のお顔に激しくかかります。

これはお兄様も昔私にしましたわね?

何ですの!?女性の顔に鼻息をかけるのが殿方の間では普通のことなのでしょうか?


「このまま一緒に何処へ行こう!」


エレーネ様の呼吸が荒くなってきましたわ!はぁ、はぁ、ふが、ふが、と荒い鼻息を私にかけてきます。こ、これは体調が悪いのでは!?


「エレーネ様?息が荒いですわ?どこか体調が優れないのでは?」


「久しぶりにアイラに近づけて興奮しているだけだ。この4年、アイツに邪魔されて殆どアイラに触れていなかったからな」


アイツとはユリアン様の事ですわね?

彼女の守りは完璧でしたもの。


......今、興奮と言いました?

興奮ですか。これは血筋ですの?

それではエレーネ様もエロ王子になってしまうのかしら?

嫌ですわね......。


あらら?エレーネ様の手が私の頬を包みます。親指が私の唇をなぞっていますわ。更にプニプニされていますが、何をなさっておいでで?


思えばエレーネ様は出会った時からマカロンをグリグリと私のお口に押し付けてきましたわね?その後もすきあらばグリグリされましたが。


「アイラの唇が好きでたまらない。理想の唇だ。私は女性の唇が好きだ。でもアイラ以上に好きな唇には出会えないと思う」


唇フェチですの?

ふーん......。

唇のみ好き?そんな感じでしょうか?


「はい、はい。エレーネ様、そこまでにして下さいね。唇フェチならアイラ様と似た様なの探して下さい。この世の中には沢山ご令嬢がいるのでね、絶対に見つかりますって」


そう言っていつの間にか横に立っていたアクアが私をヒョイと抱き抱えました。


「何を!?お前いつの間に!私は誰も入れないようにこの部屋に術をかけたのだが?」


「うん。うん。確かにエレーネ様の術は凄くて誰も入れないし、部屋の外からみたらこの部屋には誰も居ないようになってましたね。でもね、俺とアイラ様は深い所で繋がってるんで居場所も分かっちゃうし術もすんなり壊せるわけですよ」


「貴様!只者ではないな?それにアイラと繋がっている、とは!?何処がどの様に繋がっているのだ!?まさか......アイラは既に......」


あ"ーーー?何でそっちに考えますの?


はい。10歳にしてもう国王様の血筋を立派に継承されておいでですわね。

このエロ王子め。

まずは年齢をお考え下さいませね。

このエロ王子め。

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