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断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい  作者: 花音月雫
第一章

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全て解決しましたわ

お父様とお母様がコスナー家にお邪魔したいと伝えるより早く逆にお礼がしたいとご招待頂きましたわ。


ダリル様を助けてもらったお礼だそうです。もちろん私もアクアもです。ダリル様の様子も気になっていたのでご招待嬉しいです。


早速お邪魔させて頂きました。

コスナー夫妻とダリル様、ユリアン様が出迎えてくれましたわ。一通りの挨拶が終わりランチが始まりました。お父様が早速ダリル様が何処まで意識があったのか調べます。


「ダリルくん、今回は大変だったね。怖かっただろう?」


「はい......。でも気がついたらずっと目隠しされていました。それにマーレ様が何か呪文の様なモノを唱え始めたと思ったら意識がなくなり気がつくと自分のベッドでしたのであまり怖いとかは無かったです」


「そうか!嫌な事を思い出させてすまなかったね」


「いいえ。僕よりアイラ嬢の方が怖い目にあったのでは?」


ダリル様の綺麗なピンクの瞳が私を見ます。この瞳を守れて良かったですわ。そしてほぼ目隠しと気を失っていたみたいですのでこれは誤魔化せますわね。


「私は大丈夫です。アクアが直ぐに助けに来てくれましたから」


元気よく返答ですわ。


「マーレ様付きの騎士がアイラちゃんを北のお屋敷に飛ばしたのでしょう?怖かったわよね?よく頑張りましたね」


アン様が気を遣ってくれます。


「ええ。何故かアイラが邪魔だったようで。アクアが直ぐにあちらに飛んでマーレ様と戦ってくれたので助かりましたわ」


お母様、絶好調の嘘。


「ダリルまで助けて頂いて本当にありがとうございます」


アン様がアクアにお礼を言いました。


「勿体無いお言葉でございます」


アクアが頭を下げる。


「あの騎士はマーレ様がこちらに来てから付いたようだが奴も黒魔術に長けていたとか。調べてみたが正体も不明らしいですな」


ジョージ様が渋いお顔をして言いました。


「そうなのです。それと北の屋敷内にあった騎士の死体はマーレ様が勝手に中央墓地から掘り出し黒魔術をかけ操っていたらしいですよ。数体出てきました。あの屋敷に居た侍女達にはきちんと生きてる人に見えるよう術をかけていたようで」


お父様が詳しく説明していますわ。


そうでしようね。あんなウジ虫だらけのお顔、術をかけてないとまともに見れたものではありませんもの。


「まぁ、侍女達が1人も犠牲にならなかったのが幸いですな」


「そうですね」


ジョージ様とお父様が頷いています。


「あのう、お父様?そもそもの幽霊騒ぎの発端になった子供というのはやはり犠牲になった子達でしたの?」


私、先程から訊きたくてうずうずしてましたの。


「そうだよ。何人か逃げ出そうとした子がいたらしいね。残念ながらまた捕まってしまったみたいだけど。それを侍女が見て勘違いした。目が無かったというのもその儀式の途中で逃げ出した子だったのだろうね......」


なんとも可哀想です。逃げ出した子は侍女を見て助かったと思ったでしょう。その反対でこの事を聞いた侍女達は助けてあげたかったと落ち込む事でしょう。


マーレ様は国王様に自分はお屋敷に籠るから数人の侍女がいれば護衛騎士は必要ないと言ったそうですわ。王族関係者も頭がおかしくなっているマーレ様には出来るだけ関わりたくないので了承したのでしょう。本当は正気でしたのに。


丁度良いタイミングで幽霊の噂が広まり1人また1人と辞めていったのをこれ幸いと思っていたのかもしれませんね。


ランチも終わり大人達だけで話に花を咲かせていたので私達子供はダリル様のお部屋に移動しました。

ちなみにアクアはコスナー夫妻がきちんとお礼をと言って離さないのでそこに残してきましたわ。


「さあ、アイラ嬢の好きなマカロンを用意したから召し上がれ!」


ダリル様もユリアン様も私にガンガン勧めてきます。


「アイラ様、怖かったですよね?あの馬鹿エレーネ様がアイラ様を北のお屋敷に連れて行くからこんな事にったのですよ!」


ユリアン様が怒っています。

馬鹿エレーネ様って。ふふふ。


「アクアが来てくれたから怖くなかったですよ?それよりもダリル様の方が大変な目に遭われて......」


「最初からずっと目隠しされてたし記憶も途切れ途切れだから大丈夫だよ。でもね、誘拐されて北のお屋敷に連れて行かれた時にマーレ様と私を誘拐した騎士とその他にもう1人男性の声がしてたんだよね」


あの騎士は私を殺しに来る前にダリル様を誘拐していたのですね。

しかし、もう1人の男性ですか......。


「確かにマーレ様とあの騎士だけでは街でピンクの瞳の子を攫い、遺体の処理、ダリル様の情報を手に入れるなど少し大変ですわよね。もう1人自由に動けてそういった方面とも繋がりがある人物がいたと考えた方がいいのかもしれません」


私とダリル様は頷きました。


「嫌だぁぁ。遺体の処理とか怖い事言わないで~。アイラ様のその綺麗なお口から発せられたら少しゾクゾクしますけれど」


ユリアン様がブルブルしながら叫びましたわ。

ん?ユリアン様?お願いですので貴方も私の安全地帯でいて下さいましよ?


「でも、事件が終わって良かった。アイラ嬢に怪我もなく......。本当にありがとう」


ダリル様が私のお腹の辺りを見ながらお礼を言ってきましたわ。

まさかの?まさか見ていたのですか!?いえあの時は気絶していたはずですわ。

でも私がマーレ様に刺されたのはお腹ですわ。


もしあの時、意識が戻っていたのなら......。


......い、い、いやぁぁぁぁーーー!!

もし、ダリル様にマーレ様との戦いを見られていたとしたら私の裸も見られたのでは?6歳児でも恥ずかしいですわぁぁぁぁぁぁ!!恥ずかしくて死ねます!!うぇぇぇぇぇん!!!


ですが、私の聖力については内緒にしてくれるようですわね。何故でしょう?理由は分かりませんがそこには触れないようにしときますわ。

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