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最終章(1) 御礼と公爵様の以外な発言 By 店長

「お世話になったよ」

「いえいえ。我々はただ、場所を提供しただけですから」

私はレイルズ公爵の言葉にそう返事をした。

「いいや、そのことじゃない」

「その他のことは何もしておりませんが・・・・?」

「アリーナを、守ってくれて。匿ってくれて」

「・・・・ありがたいお言葉でございます」

守っていたつもりはない。守れていた自信もない。ただ・・・・。

「私たちはただ、メイさんと一緒に、楽しく働いていただけです」

私の言いたかったことを、娘が言ってくれた。

「・・・・そうか」


私たちは、もうレイルズ公爵やメイさんと会話が出来なかった。

なぜなら、メイさんはもうここで働くことは出来ないことは確定しているから。

私たちは、二度ともう、メイさんに会うことは出来ない。

身分が違いすぎるから。


「・・・・アリーナ」

「はい」

「・・・・ここでまだ働いて良いと言ったら、アリーナは、働くのか?」

「え・・・・?」

レイルズ公爵は、自分の立場ではなく、妻の気持ちを優先したいと思ってるのだろうか・・・・?

「ハル?・・・・それ、何言ってるのかわかってる?」

レイルズ夫人にとって、この気持ちはありがたく、嬉しいことなのだと思う。

けど、このことは、本人意外はそうは思えないことなのだ。

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