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第七章(10) アリーナ様からの手紙 By カミラ

『カミラ、勝手に屋敷を出てしまって、ごめんなさい。カミラが公爵様から怒られていることを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです』

・・・・そう思うなら、出て行かないでください。

アリーナ様からのお手紙は、謝罪から始まっていました。

『カミラに相談できなくてごめんなさい。分かって欲しいなんて言えないけれど、どんどん望んでしまう私が、少し怖くなってしまったの』

・・・・わかります、その気持ち 。私だって同じなんです。だから一人で考えないでください。

『カミラ、あの日私は、あなたがいたら生きていけると言ったわね。それは消して嘘じゃない。』

それなら・・・・っ!

『だけど、この先もここにいては、自分で自分を嫌いになってしまいそうで。その結果、カミラを含めて沢山の人に迷惑ばかりかけてしまいそうなので、ここを出ることに決めました』

・・・・迷惑?

貴方に救われた私が、そんなこと思うわけないでしょう?

『カミラ、今まで本当にありがとう』

その言葉で、手紙は終わっていました。


・・・・なんで私は、強引にでもアリーナ様にお話を聞かなかったのだろう?私がアリーナ様の相談に乗れていたら、一人でこんな決断をさせなかったのに。

御屋敷を出るという決断だったとしても、私も一緒にここを出ましたのに。私が、そばにいてあげることができましたのに。


そんな後悔と願いが混ざったような感情が、私の中に渦巻いたのだった。

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