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不条理なモラル

今回は早めに更新です。

あ~、GWを誰かガンダムWと、呼ぶ人間がどれだけいるだろうかな。


 総理官邸の政府関連施設の中での公安監査という特別高等人が総理自身に犯罪抑止と重大な事件に巻き込まれてしまう可能性を察知し、それを未然に防ぐ事を重要視している。

屋上からのヘリポートから降り立ってきた一台のヘリから無許可で降り立ってきて、あろうことか執務官である部屋へとセキュリティーロックを誘導解除して、

「どういう事だ、国家公安監査官ともあろう人物が所有しているロボットに国家防衛施設を奇襲させるなんて。それに我がMlr-RDXシリーズのヒューマノイドロボットではないか」

 ラボ施設内務官僚がずかずかと人の部屋にノックもせず、デスクを叩きつけにやってまで、最近の若者というものはノックもしないかと思えば矢先。

勿論、内務省直属とはいえ国家公安監査官の十八番ともいえる総理官邸までやってきたのだ。

それなりの理由を示すかと思いきや、事後である本腰を挙げることは全く見受けられない。

 内閣情報部の連中が興味を向ける対象物において、またしても大きく取り出されない暴動事件について彼から見解もなく一方的にも押し迎える結果。

「そうですか。内務官僚にしては随分と焦りの顔が伺えるのですが?」

「貴様が起こした反乱とも言えん行動について。今回米国衛星端末からの特殊通信を傍受、そして我々の施設付近の衛星がジャミング妨害を受けて通信できない事を踏まえてだ」

24時間の管制されたモニタリングされて、監視という名の衛星リンクを彼女は身勝手にも遮断、挙句の果てにはウイルスで衛星からのリアルタイムダウンロードができなくなっていたのは事実なのだ。

別軌道上の衛星からリアルタイム通信が電子端末から映し出され、吹かした煙草を眺めしかめた内務官僚と俺は至って誤魔化す素振りもなかった。

「大局を見るには、まず己の駒よりも先導すべき行く手を確認する。将棋では小さな駒ばかりに目をとられてしまうと敗因にもなりかねない結果を招く事になりますよ。とくに『歩』ばかりでは芽を摘むよりもより強固された駒が、王将を倒しかねないのですから」

「どういう事だ?」

「だから、眼先のことに目が行き過ぎているってことですよ。ズカズカと人のデスクに入る余裕があるなら防衛拠点の修理代の心配でもしていればいいのですよ」

「貴様の玩具だろう。責任を持ちたまえ、秋月公安補佐官」

「大体、そちらが一方的に入ってきて。クロエアについての責任転換もいい加減にしてください」

「我が施設は、今は隔絶となった。それも、このジャミングの大本を見れば国家監査という大義名分を使うなど。貴様は自分で首を締めるつもりか」

「だから先程から所信した通りでしょう。俺は大局を視ていると。予想が正しければの話ですけど」

 探索式のルート内の範疇は、重要防護施設としての防衛庁は有事が勃発した際に真っ先に自衛隊派遣されるとされる政経中枢地区としてユーリのいる施設がそれに相当する。

国の広大な被害として、Aランク基準の施設は警察軍隊。

まして特派と呼ばれる特務防衛派は防衛省の特別機関が警戒体勢にしているのだ。

「事が膨大になれば貴様は処分が下るというのに、随分と楽観的だな」

「公安監査官を務める俺は、それだけのでけぇ器という事ですよ」

 リラクゼーションチェアに背伸びして、咥えた煙草の火が摂取した匂い香が程よく頭にかけ廻る。

映像分析家からの返答には、大型トラックでの事故は過去においても政治絡みで数回とも事故が発見されており、解像度の良い画像からの見受けでは統一しての天使の羽をイメージしたロゴが一連の事件で発見された。

犯行声明から、『天使たちの調和』とされた一連テロ組織のもの。また先日逮捕されたドライバーから見ても、同一犯ではないが組織的な犯行であることは間違いない。

反政府組織、またしても初期革命評価論者の行動か。

「それにしても本来不可視である天使が形象化されるのを象徴化して解放運動に裏面性を図ろうなどと」

「秋月補佐官。政府開放運動など世論の戯言だろう。補佐官ともあろう人物が、下級民族の思想なんぞに反映されるなどあってはならない事だ」

 罵る職員に懸念を込めた視線と、そうでもない俺が推測の域からのパズルを散りばめられ収束出来ず煙草を咥え事が起きるまで待機しているのだが、

「まあ、たまには下々の言葉に耳を傾けてやってもいいと思いますよ?」

 嫌悪感を露に立場上とはいえ、常に距離と冷やかな瞳と備えた。

軽蔑するような態度を取られた場合、俺にとっては腹立つ話だが無理やりにも官僚という立場上を利用してかまたも失笑。

「監査官ともあろうお方は」

 それも、情報集合体としてのユーリの保守している施設とはいえ足掛かりになりかねるので、巧妙すぎる具合でのお咎めとして俺への当て付けでもあるのか。傲慢な態度、人格を無視した強引さは寧ろ俺自身がさげずみの目で睨む。

「それよりも事態の収拾、もしくは事を起こした責任をとってもらう」

 部屋に突入してきた、数人の機動隊が取り囲む時間を有に与えてくれさえしてくれない。

「おいおい、うちの一内務官僚の癖に機動隊を連れてくるということは余程俺の首に賞金でも換金したいわけだな」

 突きつけられた89式の小銃を俺に向けられて降参の両手を上げ頭の上にのせる。

だが、ニタリと薄ら笑いをした俺は、

「秋月公安監査官はこの場での拘束、および権利剥奪だ」

「まあまあ、のせる頭もなくなっちまうのは勘弁してくれ。ま、できるならばの話だが」

 自らのスーツポケットからスタングレネードを落とし、乾いた音が聞こえる。

得策なども存在しない状況下において、俺は高笑いしてやった。

その周囲3メートル付近にいた者にとって筒が開くと同時に、閃光弾。それに気がつくまでの一瞬を利用してやればいい。

視界を遮れる一瞬、機動隊の動きも鈍くなる。

「季節外れのサンタクロースのプレゼントだ。噛み締めて受け取れっ!!」

 CQBを逆手に、特殊部隊での近接訓練を否応無くにやらされてきたのだ。

死傷までの機能が発揮されない以上、至近距離まで近づいて相手の顎へと徒手格闘である拳を額に上げ打ち、勢いを大幅に底上げした拳は一人の機動隊員の隙を窺う前にノックアウトさせる。

当然、相手も武器技術位は相当する近接格闘なんていうものは視野にしているはずだ。

先端武器としての短剣での格闘時構えはおろか、右手から一撃を胴に受けるわけにはいかない。

左手を軸に咄嗟に右手を支え、89式の小銃を止めに入った。

 腰を下ろし、捻った場所からの随所にもならぬ拳を脇腹付近へとカウンターとして腹の髄まで喰らわせてやれば、正直になるだろう。

そのまま羽交い絞めにして、左膝を踏切よく蹴りつつ内外がりで相手をコンクリートの床に叩きつけた。

その時に機動隊の肋を数本にでも骨折しただろう。

「ぐぁっ!!」

「悪いな、内務官僚さんよ。俺にはまだやり残したことがあるので失礼させてもらうよ。第一に、お前のような職員が機動隊を呼べる特権がないだろう。内務官僚……いや、パチモノさんとお呼びした方がいいかな?」

「貴様っ」

 だが、内務官僚が狂想を抱いたようにベレッタM92Fを内ポケットから取り出し引き金を引こうとする。

数秒の時間。下手をすればその殺傷力のある拳銃が俺に死という追従を与えかねない。

「やっと化けの皮を剥がしたかっ!!」

 その瞬間を待っていた。

俺は脇下の拳銃ホルダーから拳銃を引き抜き、銃弾の初速が遥かに動体視力を駆使して通過を反応速度と直感するまでの頭で理解して肉体にまでの伝達スピードを超える。

 有利である点は、彼が単発でしか弾丸を放たなかったこと。

瞬発力と筋肉が引き金を引く。

圧倒的にも俺自身が目標へ。脊髄が神経伝達するのに、たった数秒間を無心に引けたのは今までの愚痴を溜め込んでいた者へとお返ししたいという気持ちだけだ。

内務官僚の肩へと見事命中し、なし崩し的にベレッタが床に落ち俺はそれを拾い上げて自分のポケットに回収した後に彼の頭へと静かに拳銃を押し付ける。

「おっと、下手なことでもしたら体に風穴あいちまうぞ。とくに夏だからとはいえ頭にはまだ換気したくないだろう?」

「くそっ」

「狙いはユーリアか? しかしユーリアにはアーキテクチャはおろか量産型の雛形でしかない。それともロボット反対派運動の一環とも伺えるが」

「我々は総理の行おうとしていた『人類の補助プロジェクト』に異議を唱えているだけだ」

自分の意に沿わないと、人を殺してまで実行することに暴走の証明だと何故気付かなかったのか。

「如何にも政治家の考えそうな考え方だ。だがな、計画に移したところでお前らの計画は失敗だったのだよ。俺がいる限りはな」

 小銃と横たわっていた機動隊員から奪い、拳銃を取り出し外に待機しているのだろう。

「おらよ。釣りはいらねえからよ」

 転がした制圧用催涙弾がガラス窓越しへと。尽かさず突き破りそのまま逃走。

彼らが察知しても、誘発するように拡散した催涙で暫くは動けそうにもないはずだ。

「さて。クロアに任せておいて正解だったかもしれないな」


あとは視点変更が少しとやることが段々大きくなるな。

今回は、進展が急なので苦労というよりもなにやら踏まえるべきことが沢山あるようです。

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