待ち侘びた青年と、従う機械少女
うう、更新遅くなりました。
というか、急に評価が上がったことが喜びマス。
ですが、こうして一言いわせていただくとしたらあんまり上手ではないですよ。
更新は遅くなるし、文章はこんなものだし・
皮肉めいて俺は呟くのだが、
「そう、じゃあいい経験」
人事のように、スモークバイザーを下ろした彼女は無視するだけだった。
このバイクの最高速度は250mph、402km/hに達すると言われた代物だし、要約してしまえば東京から大阪へ行くと僅か1時間半で到着出来てしまう。最早新幹線並みのバイクを彼女が持ってきたのだ。
「じゃあ、エンジン掛ける」
クロアさんがエンジンキーを回しつつスタートボタンを押して、カチカチとハンマーで叩く音。その後に甲高いエンジン音が鳴り響くが、このエンジン音は通常のバイクとは断然違う轟音。
ヘリコプターのローターのような回転音と擦りあう金属音にエンジンであるガスタービンエンジンが、短時間での急回転数を弾き出し駆動するエンジンが唸りと野獣の猛るように咆哮していた。
それが不安に駆られる一因になるのは、自己意識おける寸外した迫力に魅了されてしまったからだ。
「クロアさん?」
「……なに?」
「もしかして、バイクの運転なんてしたことあるのですか?」
弊害にも有り得ないきっぱり断言。
「必要ない。ワタシは随時HOSからダウンロードされた量子ディバスからアプリケーションを展開、実行している。だからユーリのように経験値蓄積型ではない」
正面に搭載された電子パネル。シックなデサインなのか、真っ黒な車体カラーには彼女なりのこだわりがあるらしい。近接に伺うが、そのバイクについてはスピードリミッターなど搭載していないとのことでリミッターが無いということは実際の速度など測ったことがない。大経口の排気口からには化物に相応しい称号してMTT Turbine STREETFIGHTERとLCDモニターに刻まれていた。
それよりも世界一高速かつ、高級なバイクをどこから持ってきたのかと考えるよりも想像がついてしまう。
「クロアさん、もしかして」
「春陽さんはサイドカー。極力に手荒な真似はしたくないけど、これは必要事項」
というが、この場合は手荒いレベルとは断然にも違う。
シートから剥がされたモノをおそるおそる視界に定まろうとするのだが、その音に尋ねたいことが約二つ。
オートバイらしかならぬ、バイクの持ち主について。それと正面突破に必要だと態々彼女が持ち出した理由には頷ける証拠が少なすぎること。
それについてクロアさんの明言は、至ってシンプルだった
「クロウから、拝借。あと、必要事項は十分」
それ以外の言葉もなくバイクに跨り、彼女の身の丈よりも一回りも大きいバイクに圧感されるだけだ。
そんなバイクのサイドカーに俺が悠長に座っていていいものだろうか。
「えっと、クロアさん。これに乗るってことだよね?」
「春陽さんに警告、振り落とされたら即死確実」
搭載されたヘルメットを被りサイドカー乗り込む際に脛を強打して悶絶するのだが、収まる不満と自分がこれに対してどのような影響を及ぼしてしまったのだろうといつに増して俺はコツンとつま先で蹴った。
何も変わらない、いいや元よりこれは必需事項だとクロアさんが言った。
正しい事なんて方法すら見出せてないのに。
「もしかして秋月には無断なの?」
「使用許可が認可されなかった。だから無断で正解」
大丈夫なのか、仮にもMasterの命令は絶対だろうとツッコミ。
クロアさんが自らの髪を払い、バイクの先端ケーブルを首筋から抽出しながら、先端部を直にバイクをコネクタとして接続して独自AIから情報処理データをサイドカーに転送される。
転送データの提示から目的の最短距離割り出し、交通規制とバイクによるほかでもないし、最高時速ならば走行車の窓ガラスや最悪通り過ぎれば玉突き事故を起しかねないので、考慮しなければならない。
停車した車の窓ガラスは吹き飛ばし、人身事故になれば人間など木っ端微塵になりかねないのだ。
「無断ですか」
「それ以上、言及しなくていい」
エンジンの音と、内部である響音した反響が大きくバイクらしかならぬ音が周りに轟かせて車体が勢いに揺れ、クロアさんが固定しようとしてもバイクが言う事を訊かない。
足の踏ん張り、フットブレーキで停めバイクは急加速させて地面からは常にドリフトをしているような音が聞こえる。足の力を加えていないと、豪速にも走り100kmなんて意図も簡単に走り去ってしまうのではないかと錯覚。
「行きます」
アクセルペダルを全開に、尚且つ最短距離を割り出しが終了間際において急激な加速がヘルメットを被っていて頭部を強打してその反動に後ろにまで頭をぶつけてしまう。
「て……―――っ!!」
「黙って、喋ると舌噛む」
クロアさんがグリップを手前に引いて、アクセルが開いてエンジンの動力が車輪に伝わり、空振りしたようにフットブレーキを離す。
走り出したバイクの隣見る光景は、まるでテレビ映像の早送りを3倍速にしているように過ぎて加速したGと、それにおける衝撃が体中に襲いかかる。
一度高速で走れば音速程度を超えてしまうのではないかという速度は、変速機構によって生み出された加速は、僅か15秒という性能を発揮。
即座に車を追い越し、車体を傾けること3秒。そうしないと、文字どおり即死だ。
「っ!!」
体勢を立て直し、瞬間的に路肩から車道へと戻したMTTは夜の闇へと消えていく。
表示された画面メニューから、最短距離という行為に犠牲になるである物体の数々を想像さえしたくなかったので側車タイプのサイドカーとはいえ、駆動車において駆動車とのカーブの切り難く操作さえも難しいのを彼女はやってのける。
コーナリングに、タイヤ痕を残しタイヤのことなど気にしていられない。低重心にクロアさんが理屈なく、常に減速を加減することはなかった。
「研究所まであと2分で到着」
衝撃波として物体が通り過ぎた程度だが、間近に直撃となれば度合いが違ってのちの衝撃に差して問題にならないと、彼女はそこまで露点した問題を削除していた。
当面上である湾岸線をもはや端から端までの距離を2分、速度は227mphを超える。
クロアさんは対向車に十分な車間距離さえおかず、本線車道構造さえあまり理解していないのか一般国道での速度標識など粗方を考えず、車線上の追い抜きなど意図せずとも越していく。
秒たりとも、車視を追い常に先を視てバイクを傾けて機動性から障害物を安々と乗り越えて、セラミック合金から障害物レーダーから検出されることもない。
「目標まであと30秒」
車との接触をしてしまうのかと摩擦音に車のブレーキ音が聞こえて数秒ともしないうちに、追い抜き車体を縦軸にして、後輪ブレーキを使用して惰性回転することによって前倒することを未然に防いで車体を斜めにして走らせる。
「もう少し加減してくださいっ」
「無理」
彼女は直訴を撤回するように、更に速度を速めるのだ。
次は視点変更です。
今までの謎であった出来事や、クロアのしでかしたことなんていうのも分かると思いますので期待してください。




