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私たちは青春に飢えている ~茅ヶ崎ハッピーデイズ!~  作者: おじぃ
なつやすみ

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再びの飯坂ラーメン

 朝8時、旅館としては遅めの朝食。


 納豆、煮魚、白いごはんにお味噌汁、小さくてすごく酸っぱい梅干しは砂糖を付けて召し上がれ。


 福島の朝食を満喫し、ほりえや旅館を10時半にチェックアウト。


 昼は前回も行った昔ながらの食堂で飯坂ラーメンと餃子を今回も満喫。巡ちゃんは慣れた様子で「ごまとけんかを一つずつ、餃子ニ人前お願いします」と、相変わらず元気なおばあちゃんに注文内容を告げていた。店は床を張り直すなどのマイナーチェンジがされていた。


 私が頼んだ『ごますり』は、醤油ベースの飯坂ラーメンのスープに担々麺のタレを注ぎ、挽き肉やうずらの玉子をトッピングしたラーメン。


 巡ちゃんが頼んだ『けんか祭り』は飯坂ラーメンにチャーシューやワンタンを足した、けんか祭りのようにわちゃわちゃしたラーメン。


 しっかりコシのある麺が喜多方ラーメンより少し濃いスープに絡む飯坂ラーメン。がっつりしているのに素朴な味わい。


「うまい、辛すぎなくて食べやすい。うずらは豊橋を思い出す」


「そういえば私が帰省中に、よりによってあの豊橋に行くとは」


 先日訪れた愛知県豊橋市。つぐピヨも興奮していたけれど、巡ちゃんも好きなアニメの聖地。


「模造紙に日本地図を描いて、目を瞑ってマジックを当てたところがあの辺で、浜松でうなぎを食べてたんだけど、それだけだとお昼に終わっちゃうから豊橋まで行ってみたんだ」


「ったく、いい旅してやがるぜ」


 広角を上げてドヤる巡ちゃん。


「普段は茅ヶ崎か藤沢にしかいないから、新しい刺激があって楽しかったよ」


「茅ヶ崎か藤沢にしかいないっていうのも贅沢だけどね」


「らしいね。地元の良さは地元住民こそ気付かない」


「私にも、まだ気付いてない福島の良さはたくさんあるんだろうなぁ」

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