豊橋カレーうどん!
駅前にロータリー、路面電車にアーケード街。ザ、ニッポンの街、豊橋ともそろそろお別れの時間。
その前にちょっくら腹ごしらえ。浜松でうなぎを食べてから6時間弱、豊橋から茅ヶ崎まで約3時間。さすがに腹が持たんから豊橋で食べて帰る。
豊橋のグルメといえばうなぎ、おでん、カレーうどんらしいので、夕食はカレーうどんにするぞい!
ということで、やって来ました豊橋駅ビルのカレーうどん屋さん。名物の『豊橋カレーうどん』をいただくぞい。
仕事帰りであろうおじさんたちの姿が目立つ店内。私たちは奥のテーブル席に通された。
しばらく待って出てきたのは、ウズラの玉子やミニトマトが入ったカレーうどん。いただきまーす! うん、うまいうまい。歩き回ったからだに染み渡る。
豊橋市のホームページによると、豊橋カレーうどんには以下の五つのルールがあるらしい。
1,自家製麺を使用する。
2,器の底から、ごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる。
3,豊橋産ウズラ卵を使用する。
4,福神漬又は壺漬・紅しょうがを添える。
5,愛情を持って作る♡
「あ、下にとろろごはん入ってる」
「まどかちゃん食べるの早っ」
「のん◯いパークで動き回ったら腹減ったんだよ」
「でっかかったねあそこ。あれで6百円はバグ」
私たちが少しばかり会話をしている最中、少食のつぐピヨは仔猫がサンマを丸ごと一匹食うような勢いで黙々と食していた。
とろろごはんが入っていてボリューミー、私はチーズをトッピングしたから更に濃厚。工場などの肉体労働にも向いているまんぷくメシ。うなぎ、おでん、カレーうどん。ガッツリしたメニューが流行る街、豊橋。栄えている料理から、その街の様相を想像したりする食事中。なんとなく、工場で働いた人たちが夜の街に繰り出し、ビール片手にメシを食う姿が浮かぶ。合ってるかどうか知らんけど。教えて豊橋の人。
ちなみに茅ヶ崎はシラス、海鮮、ラーメン。
何はともあれ全員完食。ごちそうさまでした。
楽しかった東海地方の旅もいよいよラスト。お土産にブラックサンダーなどのお菓子や名物のちくわを買い、私たちは新幹線こだま号に乗って帰路に就いた。帰宅ラッシュを迎えた豊橋駅から覗いた空は、まだ少しだけ青かった。




