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「四月ですが」

「四月ですが」


自分がいる。

自分がいる。

片方がAでもうひとりをBとする。


A「十二月と三月と九月は人が辞める時期って気がするのよ。変わりめの時期じゃない?」

B「三か月とか半年ごとってまだ分かる気がするのよ。契約的になんとなくだけど。」

A「でも4月末でいなくなるってある?それも最終日に休むってある?上司に挨拶もなく仲良くしていた隣の人にだけメールするってある?」

B「最近はメール一本で初日にやめる人もいるって噂がある位だから、前日までしっかり働いていた分だけましな方じゃない?そういえば、歓迎会の三日後にやめた子もいたなぁ。社員だったのに。」


机の中身がきれいになった誰も座っていない机を見る。


A「次回来る人も突然やめないとは限らないし、へたすると人数が多いから誰がいたのかさえも覚えていない人もいるかもね。」

B「これだけの人数の中、気が合って、仲良くなったのに、急にいなくなったら寂しいよね。せめて心構えはさせてほしいよねぇ。今回は仲良くなった人じゃなかったけど、ずっと残る人は毎回、思うのかな?あー、また去っていった、仲良くなってもそうじゃなくても去っていく。仲良くしようとするだけ無駄だって、思うようになるのかな?いつ辞めるかわからない人とは上っ面だけの関係で十分って思うもんね。」


もう出会うことがないかもしれないお嬢さん。辞めた理由は知らんが、興味もないが、これから先も良い人生であってほしいとは思う。

せめて、他人からしかめっ面されてため息をつかれるような辞め方はやめた方がいいかな?

あーでも、本人の自由って言えばそーだよなー・・・。


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