↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GENTLE LIFE  作者: 一聖
PR
80/322

TROLL

精霊達にアクアの泉の場所を聞き、向かう。けっこう、奥だ。

霊水の事を考えると、その方がいいだろう。

しばらく森の中を進むと突然、視界が開けた。


「これは・・・。」


「あら、カエデ。」


「やあアクア、これはまたすごい泉を・・いや、泉じゃないな湖だ。」


「そうなのよお、最初は小さかったんだけど森の力で広がっちゃって。」


「えっ!まだ大きくなるの?」


「大丈夫。止まったわ。」


「ふぅ、良かった。一応聞くけど、これ全部霊水?」


「そうなるわねえ。」


「やばくない?」


「やばいわねえ。」


「どうすんの?」


「もちろん、結界で精霊以外は見えないようにしてあるわ。」


「あれ?僕、見えてるけど・・。」


「あなたは元々、精霊と相性いいでしょ。」


「確かに。ここって焚火とかできる?」


「できるわよ。」


「ここを、ベストプレイスにしていいかな?」


「かまわないわよ。」


「ありがとう、また遊びに来るよ。」


「いつでも、どうぞ。」


その時、湖からポチャンと魚がはねる音がして見ると虹色の見た事がない

魚だった。


「何あれ?」


「私の眷族たちね。たくさん居るわよ。」


「そうなんだ、綺麗だねえ・・・。」


しばし、見惚れていた。


「おっと、そろそろ戻るよ。」


帰り道、たくさんの精霊達を横目に考える。

世界樹、リーファンの清水、桜花の桜、マリンの宿り木、アクアの湖。

秘密というか、守らなければならないものがたくさんある。

まあ、みんなを信じよう。スローライフの次いでになんかあったら手伝おう。

手伝うで思い出した。小梅達を手伝おう、僕もバヨネットを使ってみたい。

走って、ベストプレイスへ戻る。


「小梅、手伝うよ。」

「うん。」


干物って、半日でできる物なのかな?干してある所へ行ってみる。

ああ・・そういう事か。たくさんの火の精霊が手伝ってというより遊んでる。

成る程なあ、だから半日で干物ができるんだ。これ、カツオ節とかも

作れるんじゃなかろうか・・。今度、試してみよう。

完成してる物は、どんどんアイテムボックスに入れていく。

開くのは、もう終わっていた。残念、バヨネットを使えなかった。

バイトではあるんだろうけど、みんな楽しそうだ。

そうこうしてるうちに全部完成!アイテムボックスに入れ、後片付けをし

森の景色を楽しみながら、食堂へ向かう。


「小梅、明日ダンジョンへ行こう。」

「うん。」


厨房へ行き、ダニエルさんに干物を納品。ギャラは口座に振り込んでもらう。

食堂へ行くとマリア先生とミランダさんが話をしていた。

マリア先生もミランダさんに、目をつけていたのか。さすマリ。


「カエデちゃん、丁度いい所に。ケーキ屋さんの人材、見つけたわよ。」


「僕もミランダさんにお願いしては?と思ってたので丁度いいよ。」


「そうなの?」


「うん。チーズケーキ、美味しかったよ、ミランダさん。」


「ありがとうございます。」


「それでミランダさんは、パテシィエやってくれるの?」


「はい、是非。カエデ様のケーキ作りを手伝ってお菓子の奥深さに

 目覚めました。」


「ミランダは、料理も一流よ。」


「うん。ミートソースも美味しかった。」


「お店の場所だけど、商店街かあの場所かで考えてたの。」


「厨房と食堂が近い方がいいかも。商店街にはケーキ屋さんがあるし。」


「夏月さんの指導は食事制限とかないから、ケーキ食べたら動けばいいのよ。

 それに、あそこだったらすぐに建築が始められるし。」


「じゃあ、建物が完成するまでメニューを考えよう。それと、必要な機材と

 材料。カエデ課の方でも動いてもらってるから。」


「私は、茨木和尚に依頼を出しておくのと、シュリとダニエルに話を

 通しておくわ。」


「了解。ミランダさんは可能だったら、朝のカエデ課のミーティングに

 参加をお願いします。」


「わかりました。」


「マリア先生、蕎麦屋は商店街の方がいいと思う。今の所、ライバルいないし。」


「そうね、探してみるわ。いい人材が見つかるといいけど・・。」


「近々、神楽の蕎麦屋に行くから、おっちゃんにも聞いてみるよ。」


さあ、食事にしよう。小梅達はすでにデザートも食べ終わっていた。


「訓練場、行きたい。」 との事なので


「カモナ、お願い。」

「かしこまりました。」

「僕も食べ終わったら、行くから。」


小梅達がカモナに消えた。僕もカツドゥン食べて行こう。


昨夜、小梅達は桜花流の稽古。桜花が教えに来てた。僕は今日のダンジョン

の為に動きのチェック、バトルはエルフの森以来だったので入念に。

その後みんなで風呂プールで遊んで寝た。桜花はアクアの所へ、仲いいな。

朝のルーティンをこなし朝食を食べ、ミーティングへ。

ミランダさんも居た、レイさん達とは顔見知りのようだ。


「お早う、ケーキ屋の件ですがミランダさんがパテシィエを務めてくれる事に

 なりました。ケーキ屋担当のみんなは、ミランダさんと機材、材料、

 メニューの準備に入って下さい。店舗の場所も決定しました。例のあそこ

 です。」


「了解しました。」


「リリーさんのチームは明日、動けます?」


「大丈夫です。」


「では明日、神楽のあの蕎麦屋に行きます。昼時は避けたいので朝食を食べたら

 出発します。あっ、レイさん。明日イチも神楽へ連れていきたいんだけど。」


「了解しました。」


「今日なんですが、僕は久しぶりにダンジョンにアタックします。」


自室に戻りダンジョンスタイルにチェンジ。


「行こうか、小梅。」

「うん。」


転位してきたのはホワケルの間だ。リポップする前に急いで次のフロアーへ。

扉を開けると、そこは森。ジャングルという程ではない森。

気配がものすごいあるな・・・。


「集団。」

「うん、たぶんトロル。」


いやあ、これは完全にレイド仕様。トロルは武器も使うが魔法も得意だ。

フロアボスはトロルキングで確定だろう。魔法戦闘が多くなる。

ホーンのデビュー、アンチマジックは使える。


「小梅、魔法戦闘だよ。魔法中心で好きに動いていいよ。」

「わかった。」

「夕霧、魔法を消した後トップスピードで動くから。」

「はい、主。」

「デル君。」

「イエス、マスター。」

「撃ちながら動くから、銅貨弾メインで。」


銅貨を3枚セット。ドチュンドチュンドチュン、LEDが光る。

封魔ブレスもはずした。これでホーンも無限っす。


「来る。」

「オーケー、行くよ。」


うわあ、軍隊だ。隊列組んでるし・・・。おっ、魔導部隊だ。

サーキッドX10、ホーンで全て吹き飛ばす。よっしゃあ、いいぞ!

トロルの魔導師が驚いている。小梅の黒い雷が集団に落ちる。

すげーな小梅、半分消えたよ。僕も負けてらんないな、ホーンをデル君に

持ち替え突っ込む。トップスピードでトロル達を斬り飛ばしながら、後方に

居た弓部隊にデル君を撃つ。ファイヤーランス3発だ。

斑鳩流大旋風で炎を飛び火させる。小梅もクナイで倒していく。

ふぅ・・。この集団は終わりかな。


「お疲れ、小梅。」

「うん。」

「多かったね。」

「たぶん50くらい。」


この軍隊が続くのか、それとも増えるのか・・なんにせよレイドじゃないと

ムリゲーだ。さすがドミニク、鬼畜仕様だ。

しかも、この数のドロップ品を運ぶのは大変だぞ、ますます鬼畜。

道があるから、これを進めばボスの所まで行けるだろう。


「また来た。」

「早っ!」


わらわらとトロル軍が現れた、これはなかなか進めない。


「小梅!」 成獣化を解いて肩に乗る。


「光彩(改)。」


そのまま走って進む。泉を見つけたので少し休憩しよう。


「やばいね。」

「うん。」


カモナに入り、コーヒーを頼む。モニターで外を見ながら小休止。

泉にもなんか居る。


「カモナ、ズームお願い。」

「かしこまりました。」


うへぇ・・半魚人だ。槍か・・水魔法も使いそうだな。


「夕霧、短槍の練習させて。」

「はい、主。」

「小梅は人化して桜花流を使ってみる?」

「うん。」 目をキラキラさせてる。

「カモナも出て、小梅のフォローを頼めるかな。」

「かしこまりました。」


僕は蜻蛉とホーン、小梅は宗近、カモナは花鳥風月。まずい、小梅とカモナの

防具がない!


「少し時間ちょーだい。防具を作る。小梅はモニターを見てて。」

「うん。」 アトリエに駆け込む。


「カモナ、ハートガードと小梅の手甲を作るからサポートして。」

「かしこまりました。」


鉄だと重いから、ドラゴンの鱗で。友人のエンシェントドラゴン達が脱皮したと

言っては鱗を置いていったから、かなりの量がある。

僕のハートガードを見本に大きいのと小さいのを作る。小梅を呼んで調整。

カモナに小梅の採寸を頼み、その間に鱗の加工とグローブのベースを作る。

採寸してもらったサイズを見ながら調整、実際にカモナと小梅に装着して

最後の調整。

できた!ここまで1時間。かなり錬金術のレベルが上がってる。

小梅は巫女服だったのでハートガードと手甲を付けた姿は、どこぞのアニメに

でてきそうだ。もちろん、可愛いからオーケー。

カモナも執事服の上からハートガード、なんかカッコイイ。

そのままだと虹色に輝いているので、艶消しの黒に加工して完成だ。

小梅が自分の姿を鏡で見ている。


「おお・・。」 イチとニイにも作らないと。


これ、やっぱ神器だよね・・。しかし、安全第一だからオーケー。

よし、行こう。

外に出ると、半魚人がわらわらと出てきた。

僕達は散開して、それぞれ向かっていく。やっぱり水魔法を使ってきた!

サーキットを全てホーンで撃ちぬく、ブレスをはずしてるから無限。

さあ、蜻蛉のデビューだ!ばったばったと斬ったり、突いたりして倒す。

やはり剣よりこっちの方が動けるな。

小梅を見ると、見事に桜花流とグロックを使いこなしている様だ。桜の花びら

のエフェクトが美しい。そうか!カモナのフォロオーが絶妙なんだ。

さすカモ。レイピア見えないし・・すげーな。透明レイピアなんて、どう相手

するんだ、あれ。僕の執事でよかりき。

制圧完了。ちょうどお昼なのでランチにする。

泉の景色は、けっして悪くないのでここでいい。


「カモナ、昼食にしよう。」

「かしこまりました。」


僕はすき焼きうどん、小梅は干物定食。


「小梅、宗近どうだった?」

「ばっちし。」

「カモナもすごかったねえ。」

「恐縮でございます。」

「午後からは少し長めの休憩をして、ボスに挑もう。僕はイチとニイの分の

 防具も作っちゃうから小梅は昼寝でもしてて。」

「わかった。」

「カモナ、森の部屋ってできてる?」

「大丈夫です。」

「小梅、ハンモック張れるよ。」

「わお!」

「カモナ、案内してあげて。」

「かしこまりました。小梅様、こちらへ。」


僕は再びアトリエに、防具作りだ。最終の調整は直接するからここまでだ。

神気はでてるな・・。

ボスまで小梅に頼んで突っ走るか。森の部屋に小梅を迎えに行く。

あれ?精霊達がおる。


「出張!」

「サービス!」

「そうなの?ありがとー。カモナに何か食べさせてらって。」

「わ~い!」


「小梅、起きて。ボス戦に行くよ。」

「むにゃ・・。」 熟睡してたようだ。


「起きた。」

「ボス部屋まで乗せてくれる。」

「うん。」


光彩(改)発動。完全に気配を消して走る。モフはや~、あっという間に

ボス部屋に到着。鍵とかは特になそうだ。


「カモナもよろしく。」

「かしこまりました。」


トロルキングと予想してたけど、半魚人もでてきたしわからなくなった。

まあ、いつも通り成行きで。夕霧とホーンにチェンジしている、

小梅も成獣化したままだ。


「行こう。」 扉を開ける。


「草原・・・。」

「来る!」

「トロルの大群でございます。」


僕はあわててホーンからデル君に持ち替える。銀貨3枚投入。


「けちらそう。デル君、レールガン!」

「イエス、マスター。」 3発、ぶちかます。


「小梅、ニブルヘイム!」

「おう。」


パキパキパキ。一面、氷の世界に。凍ったトロル達をカモナが神速で砕く。

僕も夕霧で砕いていく。逃れたトロル達が合体していく。おお、でかい。

これがボスかな?

シュン、ガキーン。おお、吹っ飛ばされた。力とスピードが段違いだ。

受け身をとって転がる、イタタタ・・。油断した。お恥ずかしい・・・。

起き上がると、おや?頭がなくて胴体に風穴が開いてる。

決着がついてるよ・・・。

小梅ガンで頭を吹き飛ばし、カモナの神速の突きで風穴が開いたようだ。


「ごめん、ちと油断した。」

「ブー。」 ブーイング小梅。

「お気をつけ下さい。」


なんか、すんません。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。