前へ目次 次へ 3/8 空 どこまで続くのかと 首が痛くなるまで見上げても 終わりは見えなかった 答えを持たない問いのように 空はただ、そこにある 遠い街の誰かも 今この瞬間 同じ空の下で息をしている それだけで 少し、楽になることがある 晴れた日だけが空ではなくて 曇りも、嵐も、夕暮れも すべて空の顔だ 機嫌が悪い日もある 泣きたい日もある それでも翌朝には またあの青が戻ってくる 見上げることで ひとは少しだけ小さくなれる 小さくなれたとき 肩の荷が、ふっと軽くなる