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TE-CX 12/17 〜プライド〜  作者: プロペラ41
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エピローグ

オレは空き缶の中に居た。

大きめの空き缶。鉄クズ入れだ。


オレは果たして自分の仕事を全う出来たのだろうか?

オレはちゃんと役に立ったのだろうか?

プロとしてタフに働けただろうか?


周りを見渡してもボロボロの鉄クズだらけだ。

鉄クズ入れの中だからしょうがない。

正直、、、気が滅入る。


あれからどれくらいの時間が過ぎたのか?

この家のリフォームはほぼ完成している。


ブーン キキ

車の止まった音だ。


ドタドタドタドタ!

誰かが二階に上がって来る。


パパ〜! ママ〜! 見て〜!

すごい!凄いよー! 僕たちの部屋が出来てるよ〜!


ドタドタドタドタドタドタドタドタ!

次々と上がって来る、ガキども。


ワー! ワー! ワー!

すげ〜!スゴい。すっご〜い! オギャー!



オイオイオイ! この家には何人のガキが居るんだ?


フフッ笑


これだけガキが居るなら、必要だわな。この部屋。



そうか。


オレは自分の仕事をしたんだな。


そうさ、オレはプロだ。タフなプロなんだ。

プロのキリ刃なのさ。



ガシャン!

オヤジさんが鉄クズ入れを掴んだ。

あぁ分かってる。

軽トラックの荷台に乗せられた。


走る軽トラック。


分かってる。


その場所に着いた。


誘導員が言う。

はーい! そこで計量して下さい! ビー! はいOK!鉄クズはあちらです!


とうとうやってきた。最後の場所だ。

分かってる。やり遂げた。


チャラ男がオレを見つめてる。


いくらぐらいで売れますかね?


コイツ!いつかぶっ殺す!


ガラガラガラガラ


デカイ、カゴに入れられた。


走り去る、軽トラック。


チッ! サヨナラも無しかよ!


あぁ分かってる。


ベルトコンベアに乗せられる。


ちくしょー!見えてきたよ!


それは真っ赤に焼けた炉。


近ずいて来る。


分かってる。分かってるけど、ウゥ〜〜。


ウゥ〜〜。








オレはキリ刃。


オレはタフなプロなのさ。












〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜















とあるDIYショップ。陳列棚にぶら下がった再生されたオレは、


今日も ぷらーん とぶら下がっている。





最後まで読んで頂き有難うございました。

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