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ふわふわポッケ  作者: いと
9/11

友達


休みの日。



ぼんの家を新調するため、

ぼんとクラフトショップへ来た。



生地にちょっとこだわろうと思って、100円ショップはやめた。



可愛い柄を見つけて、満足しながら店を出る。



マナ:ぼん、今度は夏仕様だよ〜。



ぼん:んっきゅ!



カバンの内ポケットにいるぼんに話しかけた。



––ドンッ。



マナ:ッあ!すみません!



下を向いていたので、肩がぶつかってしまったようだ。



男性:あ、いえいえ!こちらこそ、よそ見してしまってて、すみませんでした。…あっ。



彼の視線を追うと、スマホが地面に転がっている。



彼がスマホを拾い上げると…画面がバキバキにひび割れている。



マナ:…!す、すすすすみません!弁償します!



男性:いやいやいや!俺のよそ見が原因だから!じゃ!



彼はそそくさと立ち去ろうとする。



私はガシッと彼の腕を掴んだ。



マナ:…この後、お時間ありますか。



男性:え…



私は強引に、近くの携帯ショップへ彼を連れ込んだ。

店員に修理の見積もりを頼むと、加入していた修理サポートのおかげで、1万円で済みそうとのこと。



マナ:これで修理してください。



彼に1万円を渡す。



男性:いや、ほんとにいいって!



彼は受け取ってくれない。



マナ:借りを作りたくないので。



男性:いや、借りでもなんでもないし…



マナ:でも…



男性:うーん…じゃあ、ランチ奢ってくれない?



マナ:ランチ、ですか?



男性:うん!





私たちは近くのファミレスに入った。

料理を食べながら、他愛もない話をした。



彼は私の1つ年上で、ミナミ 春吉ハルヨシさん。

ITエンジニアとして、この近くの会社で働いているらしい。



春吉:すごいな、ジュエリーの職人だなんて!



マナ:いや、まだ職人とは程遠くて…南さんの方がすごいですよ。ITエンジニアだなんて!



春吉:俺もまだまだ勉強中だよ。でも、仕事は楽しいかな。



マナ:…私も、今の仕事すごく楽しいです。やりがいもあって、新しい発見がたくさんで!



春吉:うん、柊さん、すごく生き生きしてるもん。こっちまで楽しくなる。



マナ:…そんなモロに出てるのは恥ずかしいかも…



春吉:あははっ!そうかな?



時間はあっという間に過ぎていった。




春吉:今日はありがとう。



マナ:いえ、こちらこそ!すみませんでした。



春吉:それはもう気にしないで!…あの、良かったら、連絡先交換しない?



マナ:へ?



春吉:良かったら…友達になりませんか?



マナ:!…はい、ぜひ!



連絡先を交換し、家に帰った。



家に着くと、すぐにシャワーを浴び、買い物袋から布を取り出す。

そして、チクチクと裁縫でぼんの家作りを始めた。



––♪



メッセージだ。



–南です。今日はありがとう。

また、お誘いしてもいいかな?−



私は、すぐに返信した。



–こちらこそ、ありがとうございました!

はい、ぜひ!お誘い待ってます!–



マナ:ぼん〜!ぼんのおかげで友達ができたよ!



ぼん:んきゅ?



マナ:よし、今日中に新しいお家、作っちゃうぞ!



ぼん:きゅー!



夏仕様の涼しげな家が完成した。



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