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第一夜 まだ、僕はここにいる
『序章』
ひとりの夜は
読まないほうがいい
闇が
少しだけでも
薄くなるまでは
窓の外は
まだ夜だ
昨日と
同じ部屋
同じ机
同じ
あなた
それでも
手首の鼓動は
遠く
あなたが
あなたで
ないように
手首の鼓動は
急がない
届かなかった声が
行き場をなくした言葉が
夜が
終わるのを
望まない
ひとりの夜は
読まないほうがいい
あなたが
そこを
望むのでなければ
けれど
もし
あなたが
まだ
眠れないなら・・・
『孤独者の独白』
ぽたぽたと
手首から、
時が流れる落ち
まだ、まわりでは
時が動いているのだと知る
それが
唯一の
生きている証とは!
マダ、ボクハ、イキテイマス…
時に流されるのはごめんだが、
時に取り残されるのも
恐ろしい
結局
どうなればいいのかわからず
じっと、手首を見つめる
そこから、生まれる
規則正しい時は
自分だけのものだから。
モウ、ボクハシニマシタカ?




