新しい命
月日が流れ、あれから父も渋々承諾してくれて由美のお腹も少しずつ大きくなってきた。
結局由美は周りの目を気にして高校を辞めてコンビニのアルバイトをしていた。
ただ、やはり早い年頃で妊娠は由美の身体に負担がかかりアルバイト中も何度も貧血で倒れそうになっていた。
その様子に心配した店長は由美を早上がりさせたりしていた。
由美(毎回早退じゃ、周りにも迷惑かけちゃう)
家が貧乏で出産費や産まれてくる子供のオムツやミルク代を考えると働かなくてはならない状況に由美は悩んでいた。
アルバイトから帰ってきた由美は仕事に行っているはずの母が家にいる事に気づく。
由美「ただいま。…どうしたの?」
母「あんたを妊娠させた男に電話したよ」
由美「!?連絡できたの?」
妊娠を知ってから、由美は何度か祐介に電話したが繋がらず祐介を知っている知り合いに祐介の情報を聞き出したが分かったのは名字と住んでる場所だけだった。
母「あの男、お腹の子は本当に自分の子なのか由美と直接話したいって言ってたよ」
由美「…」
由美は困惑した。
お腹の子は確かに祐介の子だが、やっと連絡できたのに由美はいきなりの事で混乱していた。
母「自分の事でしょ?当事者同士、ちゃんと話しなさい」
母は由美の複雑な気持ちを理解はしてるが、由美自身の為にも責任を持たせた。
母「私は一階にいるから、今電話しなさい」
そう言って一階に降りて行った。
由美は携帯を握りしめて、緊張で手が震えていた。
由美(何から話せばいいの?どう話せばいいの?)
混乱しながらも、お腹の子為にと思いながら握り締めていた携帯を見て気持ちを落ち着かせながら祐介に電話をかけた。




