ゼノギアス 〜倒せ無敵のサードパーティ〜
そんなアンチスクエアな筆者でしたが(もうアンチって言っちゃったよ)、ゲーム誌で本作の情報を掴んだ時、漠然とやってみよっかな、という気にはなったのです。
とはいえ、発売日に購入するほどではありませんでした。なにしろ買っても全クリできる可能性は低いと思ってましたし。でも、巨大ロボットが出てくるRPGなんて滅多にない。いや、スーファミにも少しはあったけど、あっちはSDガンダムだったし、ちょっと違うかなと。
ゲーム誌の攻略記事を見ててもストーリは結構重厚そうな印象。田中久仁彦氏描く魅力的なキャラ。そして筆者が天才メカデザイナーと尊敬してやまない、石垣純哉氏メカデザの超カッコイイロボットが出てくるとなれば、興味を持つなという方がそりゃ無理ってもんです。(ちょうど当時ガンダムXやってた)
そして記事からそこはかとなく感じられる70〜80年代ロボットアニメを意識したような展開も大きかった。なにしろ筆者が住んでた田舎ではロボットアニメなんかほとんど放送されなかったし。二次資料やゲームで触れるくらいしか出来なかったのですね。
丁度その時期は特に欲しいゲームもない谷間の時期だったし。本当にどーでもいい私事で恐縮ですが、当時は2ヶ月おきに新作なら1本、中古なら2、3本のゲームを買うというルーチンを決めてたんですね。そういう理由もあり、何かに負けた気がしつつも、本作を手に取ったわけです。
買ってみればやはりそこは天下のスクエア様。ディスク二枚組の豪勢なボリューム。説明書だけでも見応え充分。ゲーム世界の地図も載っており、まさか全部回れるとは思いませんでしたよ。キャラもロボットもイケてます。そりゃあね、第一線で活躍するクリエイターを贅沢に起用してるんだからある意味当然というか、イケてなきゃダメでしょ。と、なぜかツッコんでみたり。
キャラ設定も凝ってます。まあ、事前にゲーム誌で情報は入ってたんですけど。
記憶を失った主人公フェイ。謎の組織の戦闘員でもあるヒロイン、エリィ。フェイと行動を共にする謎多き人物、シタン。その他ひと癖ありそうなメンバー。彼ら主要人物はみんな巨大ロボットのパイロットです。