MOBILESUIT GUNDAM Ver2.0 〜勘弁してくれ、勘弁してくれよ!〜
悲しいけど本作はゲームなのです。モビルスーツシミュレーターではありません。お金を出して買ってもらえる商業作品ならば、ユーザーに満足感という果実を与えてやる必要があります。
そこで制作サイドはどんな下手くそがプレイしても、よく分かんないうちにクリアできる仕様にしたのだと、筆者は結論しました。
ルールでは全然勝ってないんだけど、ゲームの仕様で勝たせていただいたのだと、素直にそう思ったのです。そしてそれはあながち間違ってもいないでしょう。
とにかく、本作はまともにガンダムを動かせるゲームではありませんでした。でも、クソゲーとも言いがたい、まさに当時のゲームの方向性の模索を象徴するようなゲームだったのです。筆者はPSのローンチタイトルとして本作を選んで、結構幸せだったと今では思ってます。それほど未知の体験にあふれたゲームではあったのですから。
ただ、ハードの限界もまた知らされました。
本作はソロモン攻略戦もフォローしており、宇宙空間の遠くに衛星要塞、ソロモンが見えます。筆者はどうしてもそのソロモンに行きたくなり、戦闘そっちのけでソロモンに進路をとりました。ガンダムの推進力は結構乏しく、移動にかなりの時間を費やしました。が、それでもどうにか到達。
まあ、もうご想像出来てる方も多いでしょう。そう、ソロモンは画面の端の壁に描かれた絵に過ぎず、大きさもガンダムと大差ありませんでした。
確かに苦笑もしましたが、いかに次世代ゲーム機とはいえ、そうなんでもできるもんでもないのだということを知っただけ、なにか次世代ゲーム機に対する畏怖というか、とっつきにくさは解消されたものです。これも本作を選んでよかったと思える理由のひとつではあります。
しかし、やはりゲームとして楽しめるとはとても言えない作品です。後にPS2のリリースとほぼ同時期にガンダムのアクションゲームが出ましたし、他にもジオニックフロントとかバンダイナムコが合併を記念してか一年戦争を出してもいますが、どれも未プレイです。やはり筆者にモビルスーツの操縦は向いてないという現実を突き付けられたのが大きかったのかもしれません。
もっといえば、PS2の時代でさえも、3D空間でロボットを誰でも快適に、楽しく動かせるインターフェースの開発は難しかったのではないでしょうか。それを考えれば本作がゲーム的にイマイチでも、挑戦している分、愛すべき一本とも思えるのです。
余談になりますが、本作がリリースされて間もない頃、あの問題多い長寿バラエティ番組「めちゃイケ」で、岡◯隆◯が何の脈絡もなくスレッガー・ロウのモノマネを突然やってたので、本作をプレイしていた可能性があります。憶測に過ぎませんけど。




