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パフェイン0%  作者: 全州明
第二章 『前触レ』
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数分ぶりの再会。

 扉の向こうは大気圏ぎりぎりの空に繋がっているのだが、そこから見る限り、世改は大して変わっていないように見えた。

 せいぜいあの時の神社が前にも増して古臭くなっているくらいだ。

 全身に風を受けながら神社の境内に降り立つと、セルゼルノは、高らかに声を張り上げる。

「我名はセルゼルノ! この世改のか――――」

「それ前も聞いた」

 半年ぶりに聞く、前と変わらぬその声に、セルゼルノは密かに安堵する。

「なんだよ。最後まで言わせてくれよ」

「久しぶりね。ていうかあんた、普通に喋れるんじゃない」

「まぁな。あぁそうそう、これ返すわ」

 そう言って歴史の教科書を差し出すが、悦子は受け取らず、セルゼルノを睨みつける。

「ん? どうした?」

「どうしたじゃねぇよ!!」

 言うが早いか悦子は持っていたスクールバックをセルゼルノの顔面に投げつける。

「あれからどれだけ経ったと思ってんのよ。もうとっくに新しいの買ったわよ!」

「……ごめん」

「ていうか、痛くないの?」

 悦子は恐る恐る問う。

 だがあっけらかんと笑うセルゼルノを見て、若干の後悔を羞じ、悦子は目を背ける。

「ところで最近、なんか変わったこと起こってないか?」

「変わったこと? そういえば最近――――」


           *


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